真っ赤に染まったOMIさん...まさに未知との遭遇でした(笑) Kotaku JAPANのコスプレ特集で幾度となく登場し、芸術の域にまでコスプレ道を追求するOMI 化郎 GIBSONさん。今回は突撃取材のオファーを快諾して頂いたので、早速ご本人にお会いしてきました。 これまでは凛々しい写真ばかりの紹介でしたが、カノジョのコスプレ人生のアレコレをお伺いする中で、そのお人柄やコスプレ愛などをお伝えできればと思います。 ではインタビュー内容とともに写真が何枚か、以下からどうぞ。
【大きな画像や動画はこちら】
今回は、OMIさんが広報・モデル・エロい空気(!?)を務める、クリエイター集団バンキルポンのグッズ手売り会場となった、日本橋浜町にあるアメコミ専門店blister様の会議室を使わせて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。 ちなみに、お店のフンイキに自然に溶け込んでいた、この真っ赤なコスプレは写真で掲げているTシャツにもなっているように、バンキルポンのイメージ・キャラクターなのだそうです。とは言え、この赤ら顔は某デーモン閣下と同じくカノジョの素顔とおっしゃいます。コレはいきなり大スクープですね。 さて、千葉県出身のOMIさんは、10歳くらいから仮装ごっこのような遊びに始まり、12歳の時に初めてコナミのゲームイベントで『スナッチャー』のギリアン・シードに扮してコスプレ・デビューを飾ります。 ですが、その時はだーれも気付いてくれる人がおらず、唯一タイトーのお兄さんだけが気付いて声をかけてくれたんですって。OMIさんいわく... ---------------------------------------
そのお兄さんが気付いてくれなかったら、今のコスプレイヤーとしてのワタシはいなかったと思います(笑)
---------------------------------------
なるほど、お兄さんに感謝ですね。それから15年以上のコスプレ歴が今も続き、こなしたキャラクターは100種類以上! クローゼットはコスチュームだらけで大変なコトになっているとか。 さらに、OMIさんのコスプレ・ネームについてその由来を尋ねてみました。 OMIは、声優の大塚明夫さんの本名が「あきおみ」さんだと知り、その「おみ」を、化郎はカエルが好きなので鳴き声から、そしてGIBSONはギターの老舗ブランドではなく俳優のメル・ギブソンさんから拝借している...という、好きなモノ3つがコスプレ・ネームになっている、とのコト。 実はOMIさん、意外にもあがり症だとおっしゃいます。ですが好きなキャラクターになっていると、そのキャラの強さなども再現する事になるので、緊張しないんですって。とにかくキャラやゲームのイメージを崩さないように注意するのが、カノジョのポリシーとのこと。 特に『MGS』シリーズなど、小島秀夫作品がお好きだというOMIさん。雷電のコスなどは小道具なども本格的で、実際に売っている物なんじゃないかというクオリティーですが...そういったアイテムも全て自作、しかも我流で工作しているというから驚きです。 ---------------------------------------
でもわざわざ面倒臭そうな小道具を作ってしまう所があるんですヨ。
---------------------------------------
よ~く解ります。職人の悪いクセですね(笑) 日本よりも海外のメディアで取り上げられる事が多いOMIさんは、イベント会場などでも外国人から人気があるそうです。その際サインを求められることもしばしばあるそうですが、キャラクターのサインなのか、OMIさんご自身のサインなのか、いつも困ってしまうとニガ笑い。でも結局お断りしちゃうそうな。 コスプレを通じて自分の大好きなゲームを世にオススメする事と、2次元のゲームキャラを現実世界で2.5次元として立体化したらどうなるか...を追求しているOMIさん。今はコスプレ、そしてサブカル的な扱いという枠組みを超えた、何か新しいムーヴメントを模索している最中だとおっしゃいます。一般の方々にも受け入れられ、尚且つコスプレ愛を伝えることができたら、とのこと。 そんな活動の中でもひとつ、OMIさんはコスプレの造形だけでなく、写真も一枚のアートとして完成した作品が多いので、今後も表現を究極の芸術にまで高めて行く事も、目標としてあるようです。そのへん今後が楽しみですね。 さらには、Kotaku JAPAN読者に向けてメッセージを頂戴しました。 ---------------------------------------
コスプレは楽しいからみんなやりましょう! やってみないと解らない、違う世界が見えますよ!
---------------------------------------
チョビっとアニメ声で、ニコニコと親切に何でも答えて下さったOMIさん。やはり実際にお会いしてみないと解らないこともありますよね。これからもKotaku JAPANは、OMI 化郎 GIBSONさんを応援していきたいと思います。 最後に、OMIさんから未公開・蔵出しコスプレ写真をプレゼントして頂きました。是非ともご堪能くださいませ!
(取材協力:blister、バンキルボン)
[OMI 化郎 GIBSON]
(岡本玄介)
コメント
コメントを書く