後編という壮大な前編(謎)を観て帰ってきたところですがニュースです。 『魔法少女まどか☆マギカ』の良質なガイドブックであり評論本でもある『超解読まどかマギカ』の一部が、期間限定ではありますが無料で読むことができますよ。
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まどかが直面するのはひどく論理的な"男性原理"が支配する世界だ。物語冒頭の巴マミと暁美ほむらの険悪な関係や、グリーフシードの効率的な回収のためという佐倉杏子が街にやって来た理由がそれを象徴する。もちろん言うまでもなく、キュゥべぇの台詞は契約を盾にした大人の見解と真実を伏せた甘言だ。そしてこの高圧的な男性原理の前では、「子供であること」「女性であること」という二重の庇護を受けつつ、魔法でそれゆえの制約から少しの間解放されるというこれまでの魔法少女モノが培ってきたファンタジーも、ただシステムを考えた者の利益に還元されるものでしかなくなる。これは、消費経済の前ではあらゆる夢を与える娯楽も利益を生む仕掛けにすぎないのと同じことだ。もちろん、11話でキュゥべえの言う「たとえば君は、家畜に対して引け目を感じたりするかい? 彼らがどういうプロセスで食卓に並ぶのか」という問いかけも同じ意味を持つ。
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公開されているのはタブロイド(Kotaku兄弟メディアのTABROIDとは違います)の久保内信行さんが書かれた、『超解読まどかマギカ』48~67ページの「魔法少女モノアニメの歴史と、『魔法少女まどか☆マギカ』」部分まるごと。豪気だ...。 こちらを読んでから映画館に行くもよし。劇場版を観てからゆっくりと読むもよし。さらに他のコンテンツも読みたくなったら、iOS版の電子書籍アプリ&三才ムックの『超解読まどかマギカ』をどーぞー。
魔法少女モノアニメの歴史と、『魔法少女まどか☆マギカ』[タブロイド]
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