確かにモーフィアスには憧れますが...!! 今回は、日頃から生え際の後退に悪戦苦闘している男性の皆さまに、ちょっと勇気付けられるおハナシかと思われます。 髪の毛の減少にお悩みであれば、思い切ってツルっと剃ってしまうのもテもしれません。と言いますのも、最新の調査によって得られた結果では、スキンヘッドのほうがより支配的で、背が高く、そしてより強そうに他人から見られるコトが判ったのです。 とりあえずその調査内容と結果をチェックしてみましょう。以下からどうぞ！
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このリサーチは、ペンシルヴァニア大学のアルバート・マネス教授によって指揮されました。ちなみに、この方もツルツル頭の持ち主なので、かなり真剣だったコトとお察しします。（写真はプロフェッサーX） 教授はボランティアとして名乗り出て、髪を剃った元フサフサの男性は、たとえ生え際が後退していても、髪が生え揃っている男性と社会的に他人からの印象が変わるのかどうかを調べたかったそうです。髪の毛の量で他人の態度に変化があるか否か、これを確かめるために教授は3種類の実験を用意しました。 ひとつ目の実験は、60名のボランティアに口頭で説明すること無く、ツルツル頭の男性たちが写った写真とフサフサ頭の男性たちが写った写真を何枚か見て貰うというもの。写真の男性たちはどちらもほぼ同年代で、似た雰囲気の服装に統一。違いは顔とヘアスタイルだけです。 そして写真を全部見てもらった最後に、どの男性が力強く、影響力があり、認められそうに見えたか、各自に写真のランク付けを依頼しました。結果は、ツルツルさんたちがリストの上位を占めるコトになったのです。 ふたつ目の実験は、説明ナシでボランティアに男性4名の写真を2度ずつ見て貰うというもの。ひとりの写真につき、フサフサの状態とデジタル加工でツルッパゲにした状態の2種類を用意。合計8回写真を見てもらいました。 この場合では、スキンヘッド写真の方がより支配的に見られ、なおかつ1インチ（2.54センチ）背が高く、13% 強く見られたのです(なんで？)。 そして最後にみっつ目のリサーチは、ボランティアの人たちが口頭と文章のみ（写真ナシ）で、とある男性像についての説明を受け、その人物がヘアスタイルに関係なくどういうヒトなのか、印象を説明してもらうというモノです。 もうこの段階にもなれば驚かないと思いますが...男らしさ、強靭さ、支配力、リーダーシップの可能性がありそうだと表現された人物像は、スキンヘッドの男性でした。 さて、これら3つのリサーチから、マネス教授はどういう結論を導き出したのでしょうか？ カレのセオリーでは、進んでツルピカになってくれた男性のほうが、そうでない男性よりも、威厳があるコトを第三者に印象付ける結果になりました。逆説的にこの調査から、生え際が後退した男性は思い切ってスキンヘッドにした男性よりも、男らしさが少なめに見られる傾向があるコトも立証されています。 結果、自然に髪の毛が減りつつある男性は思い切ってスキンヘッドにしちゃった方が、揺るぎない性格と社会的な認知を手に入れられると、教授は結論づけたようです。 しかし、ここまで読んでカミソリに手をのばしかけた方々は急がないで！ ちょっと待ったコールですよ！ 実はこの調査結果は良いことばかりではないんです。スキンヘッドにするコトは、同時にオスの魅力が少なく見られるコトにもなり、さらには実年齢よりも上に見られてしまう、という代償を払わなければならないとのこと。 一般的に、男らしい威厳は男性が持つ魅力として考えられるのですが、場合によってはただ老けて見られるだけに終わる可能性もなきにしもあらず。思い切る前に、社会心理学とパーソナリティー・サイエンスの見地から、今回の調査報告をザっと一読するコトをオススメします。それでもスキンヘッドにしたアナタは、マトリックスの世界から脱出できるかもしれませんねｗ トップ画像：via. Inset image via. Supplementary information: TIME.
Men with shaved heads appear more masculine, study finds［io9］ （岡本玄介）
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