人間生きていれば嫉妬したり本気で恨んだり、微々たる殺意を抱いたりするでしょう。
かくいう私も顔も声も素性を一切知らない人間に分子レベルの殺意を抱いた事があります。
しかし本気じゃないが故に行動に移す事は絶対に無く、ただ殺意が消える時間を待っている間に
デスノートがあればなあギアスがあればなあ写輪眼があればなあとか思い浮かべる程度である。
しかし今回僕は行動を犯した。
しかも他人に犯行を委ねた。
インターネットで「復讐代行」「怨み屋」等のキーワードを叩けば出てくるサイト達。
たくさんの中でひとつだけそれを見つけた。
『復讐屋 怨み屋本舗』
このサイトは他店で断られるような依頼(犯罪)も請け賜っているという。
私は以前、ツイッターで殺害予告をされていたので
その人物をネットから消してほしいと依頼する事にした。
依頼をするのに、名前 電話番号 メールアドレス 問い合わせ内容を書いていく。
それからメールが来たのは一日経ってからだった。
(文字で綴るとブログの文字数オーバーになるので画像にします)
小保方のSTAP細胞はパンドラの箱を開けたとし、STAP細胞が
この世の中に存在してしまうと困る偉い人達がたくさんいた為
存在していたが、消されてしまったという陰謀説を50%より上の数値で信じている私には
この過去の事例欄をみて、本当にこんな事が裏で行われているんじゃないかと先ず思った。
特に事故や障害を起こし外傷、周囲の人間関係や、性犯罪での逮捕という項目については
配信者でも経験済みの方が中々多い項目である。
しかし僕はどれも復讐ターゲットへの選択に選ばなかった。
選んだ項目は8番目のフィリピン会社を駆使しての行方不明だ。
この項目だけレベルが遥かに違う。
私は早速『国内海外どちらでも構わないので行方不明にして欲しい』
と頼んだ。それからメールが来たのはまたもや一日経ってからだった。
一日一回しかメールが送れないどっかのゲーム実況者みたいな縛りをしているのか
依頼者が多すぎて返信が遅いのかは定かではないが来た内容は以下の通りである。
300万。
人を一人行方不明にする金額にしてはあまりにも安すぎる気はしたが
『確実に行方不明にして頂けるのであればお金は惜しまないです』と念を押す形で返信をした。
さてここから二日ほど返信が来なくなり中途半端な所で終わってしまった事により
殺害予告をして来た人物を行方不明にできなかった事より
ブログに書くネタがなくなってしまった事の方がショックは大きかった。
だが、返信は突然来た。
どうやらこの業者、土日は休みという公務員みたいな仕事っぷりをしている様である。
俺は懸賞旅行券が当たっても行かない事にした、特に沖縄には。
そしてついに本格的にフィリピン業者による沖縄行方不明の旅が本格的に始動する。
ターゲットの基本情報を要求されたのだが復讐ターゲットがネットの人という事もあり
出来る限りで出せる情報を出した。
自分の。
ここで渋谷のキ○グや石川○行と言った個人情報が完全に公となっている
配信者の情報を送っても良かったのだが万が一何かあった場合を考えて
自分の情報を送る事にした。
つまり俺は俺を復讐するわけだ。
劇場版銀魂の「俺を殺れんのは俺しかいねーだろ」っていう銀さんみたいな状態になっています。
基本情報を入力した後、細かい情報を記載していく。
少し情報を与えすぎたかと内心思うも、上記の文章に加えて振込先を聞く事に。
怨み屋本舗が本当に俺の事を調べている。
正直最初からこの怨み屋本舗は金を取るだけ取ってとんずらする詐欺業者だと思っていたが
ここに来て微々たる恐怖を感じる事に。
しかし止まる事はないぶる~べりぃ とれいん、電話番号が記載されていたので
一度電話をすることは可能なのか聞いてみる事に。
だが次のメールが来た瞬間
俺はシュタインズ・ゲートの漆原るかが男という事実よりも衝撃を受けた。
どこで世界線を間違えたのか、電話というキーワードが彼を怒らせたのか…
そしてメガガルーラのおいうちの様に2連続でメールが送られてくる。
ちょと待てちょと待て
お兄さあ~~~~~~ん!!!
突然の出来事ってなに、心構えってなに、ライザップでもすればいいの!!
結果にコミット所じゃないよ、結果がデッドだよ!!しかもメールタイトルが文字化けしてるし
いきなりiPhoneからになってるしで意味分からなくて怖いよ!!
しかしここで引いては駄目だ、追い込まれた狐はジャッカルより凶暴だ。
『メール文からも本気の殺意を感じております。怖くて夜も眠れません。
なので警察に行く事にします。発送先の住所と電話番号、メールアドレス、復讐屋 怨み屋本舗というHPを
お伝え致します。これは立派な犯罪行為です。』
と、警察に通報する胸を伝えた。こうかはばつぐんと思っていた。
まるで効かない…というより俺はいつのまにか犯罪者になっていた。
それもそうだ、人を行方不明にしようとしていたのだから、自分だけど。
いつのまにか犯罪者vs犯罪者になっていた。これではもうどっちが正義なのか分からなくなってきた。
どちらも悪だ。ならばルルーシュの様に、悪を成して巨悪を討つ!
と意気揚々と言ってみたものの…
ここから返事は一週間待ったが来なかった。
やはり、ただの詐欺業者だったわけだ。業者のメールを信じて
お金を送った挙句、いつまで経っても復讐ターゲットが平凡に暮らしてるのを見て
一体どうなってんだ金は払っただろう?いつになったらしてくれるんだと訴えても
お客さんがした依頼は犯罪行為です、警察に行くならお好きにどうぞ等と言い
泣き寝入りをさせて金儲けするつもりだったのだろう。
と、頭の中では姉歯建築士によるものではない確かな構築が出来ているのにも関わらず
返事が来ないのはやはり怖かった。構ってもらえないアンチの気持ちが少し分かった。
ただ、電話が一回だけ来た。最初に教えた電話番号に、だ。
その時、あまりに急だったので録音が出来なかったのが悔やまれる。
そして会話もうろ覚えだが、確かに聞こえた低い声で
「待ってろよ必ず行くからなお宅さん」
あれから一年以上経つが、奴はまだ来ない。
俺は今日も、生きている。
コメント
コメントを書く(ID:125141461)
もこうをやった
これ以降は拒否しますなんだ
(ID:16516721)
ゆ、や
(ID:137057122)
この復讐代行怨み屋本舗の口座名義人一覧や運営者の身元特定して、被害者救済の為に徹底糾弾してます。
コレコレさんらもネットに情報出すだけだと宣伝か何かと勘違いした馬鹿な肥やしが依頼人になったりするので、やるならちゃんと身元特定して糾弾しておいてください。中途半端過ぎ。よろしく。
探偵 ジャーナリスト 戸塚敦士