加藤和樹&鎌苅健太がパーソナリティーを務める『4KRadio』の兄弟番組『カトケンのだらだラジオ』。略して『だらラジ』。テーマに沿ったリスナーからの投稿メールを中心に、カトケンの2人がトークをだらだらと繰り広げる、ゆる~い番組です。

 

3月に入り、世間は卒業式のシーズン。だけど、和樹にとっては辛い花粉症の時期でもあり、「今年は辛い」と嘆いたところからオープニングトークが始まりました。


ケンケンは花粉症ではないということで、「僕はまだまだ(花粉症の)許容量があると思ってます」と自信たっぷり。和樹は「俺もそう思ってましたよ。でも東京に来てからいきなり。最初、風邪かと思ってましたもん」とガッカリ。


 

そして、和樹は10周年ライブを3月5日に終えたばかりということで、ケンケンからは「おめでとう」の祝福の言葉が。和樹は「ファイナルと聞くと寂しいな、という感じだけど、終わりは新たな始まりですからね」と話し、さらに「でもよく10年続けてこれたと思います」としみじみ。「始めはできなくて当たり前。まずは続けるってことが大事だなと思います」とこれから新社会人になる人へエールを送ったのでした。


 

今回のテーマは「時間を巻き戻せるなら、やり直したいこと」。


ケンケン「いーっぱいある。まずは2016年。サッカー日本代表岡崎選手が所属しているレスターが優勝したんです。その時のオッズ知ってます? 5000倍! 100万円書けてたら50億ですよ。時間を戻したい!」


和樹「……つまりは?」


ケンケン「金がほしい……ってやかましい!」


とツッコミつつも、


ケンケン「俺、サッカーが好きで中学の時にやっていたけど、中学のころに戻ってサッカーに本気で向き合ってたらな~って思う。なんせメンタルが弱かったからな。そこを歯を食いしばってやってたらな。俺、仕事始めてからやもん。本気の本気になったのは」


和樹「俺もバスケやってたし、バスケ部の部長もしていたけど、その時の俺は県大会で勝つよりも、“みんなで楽しくやればいいじゃない”ってチームがギスギスするのが嫌だったんだよね。本当に頑張るってことを知らなかったと思う」


ケンケン「みんなでやるのも楽しいやけどな。俺もビリヤードやるのは楽しいけど、ほんまに上手くなりたい時ってやっぱしんどい。めっちゃ練習するのがしんどい。でも負けるのが悔しいやんか。テキトーにやってる時は悔しくない。というのを、30歳超えてわかるようになってきた」


和樹「それが気づけたら強いよね」


それでは、和樹の「時間を巻き戻してやり直したいことは?」。


和樹「高校生の時に受けたJUNONスーパーボーイコンテスト。最終選考の前にパンフレットの写真撮影があったんだけど、当時の俺は服とかまったく頓着してなかったんだよね。だから髪型もよくわからないザク切りにして(笑)。床屋さんに行って、「とにかくおしゃれにしてください」って言ってね。服も「とりあえず重ね着すればおしゃれだろう」って思って、ありえない組み合わせで着てさ(笑)。今見たら恐ろしいくらいセンスねぇなって! あれはちょっとやり直したい」


ケンケン「いや、それは加藤和樹の真骨頂! 今は今日かぶってる帽子もかわいいしええけど、どっか野暮ったい瞬間がないと加藤和樹じゃないねんな(笑)」


和樹「それはよく言われます(笑)」


 

さてここからは、K娘。さんからのメールもご紹介。


「和樹さんとケンケンさんが『テニミュ』に出演していた頃に戻って、生で氷帝戦を観たいです」


和樹「俺の握手会で“『テニミュ』で知りました”っていう若い子いるけど、絶対生で観劇はしてないよね。聞くと、「DVDで観ました」って。そうだよね、もう10年以上は経ってるからね」


ケンケン「当時、13歳のファンの子おったけど、今は20代半ばになってて超えてもう社会人やからね。……やるか!」


和樹「やります(笑)? もうあの踊りはできませんよ?」


ケンケン「俺、あれだけ聴きたいわ、城田との」


和樹「『一騎打ち』ね」


と2人で歌い出してしまいました(笑)。


和樹「さすがに本編は無理だけど、OBだけ集まって『ドリライ』みたいなミュージカルコンサートみたいなのができたらいいよね」


ケンケン「俺の時は宍戸の曲なかったのに、今は何よ!」


 

2つ目のメール「高校1年生に戻って、受験勉強をして大学に通いたかった」


今はアラフォーで通信制の大学に通っているとのことです。


ケンケン「俺たちも今、英語を勉強したいと思わへん?」


和樹「思う!」


ケンケン「でもしてへんやん」


和樹「英会話とか行っても続かないしね。でも数学はもうやりたくないな。それこそ、“好きこそものの上手なれ”じゃないですけど、勉強も好きじゃないと続けられないよね。だからすごいよね」


ケンケン「俺、今日思ってん。撮影に行った場所に書いてあった字がすごく綺麗で。これを書いた人、めっちゃ練習したんやろうなって思って。そういえば、俺、中学のころとかノートをめっちゃ綺麗に書いてたなって思い出してん。内容はともかく、いかに綺麗に書くかってやってたな~って」


 

3つ目のメール「成人式に出席していなかったこと」


ケンケン「成人式で袴を着ても良かったな~って思った」


和樹「俺はスーツで良かったけど(笑)」


ケンケン「芝居はともかく袴を着る機会ってないから。でもあの頃、スーツに憧れるのもわかる」


和樹「会社勤めしているわけじゃなかったから、成人式ぐらいしかスーツを着る機会がなかったからね。だから、成人式のためにスーツ作ったよ」


ケンケン「俺も初めてスーツをおかんに買ってもらった」


和樹「成人式の前に正月に実家に帰ってまずやったのが、スーツを買うことだったな」


ケンケン「成人式の時のスーツってまだ持ってる?」


和樹「実家にあるかな」


ケンケン「俺は東京の家にあるわ。着ないけどな」


和樹「学ランはまだクローゼットある(笑)」


ケンケン「俺も高校の時のブレザー、実家にあるかな? 聞いてみよう。で、2人で学ランとブレザーを着てラジオやろうよ。誰も見てへんけどな(笑)」


和樹「おもろいやん(笑)」


 

4つ目のメール「中学受験後の学校選択。中高一貫校の女子高に行ったけど、公立の共学に行ってみたかった」


ケンケン「共学へのあこがれ、わかるよ~。俺も中高6年間男子高でございましたから! あなたたちがイチャイチャしている時間、俺たちは……!」


和樹「俺はイチャイチャしてなかったですよ」


ケンケン「加藤、硬派~」


和樹「中学の時に初めて彼女ができたけど、付き合うってよくわからなくて、しゃべれなくなって自然消滅」


ケンケン「自然消滅ってかわいいな~。俺も女の子と遊んでいなかったわけじゃないけど」


和樹「一緒に登下校したりね。俺は、共学なのにそれすらもなかったから」


ケンケン「ないの!?


和樹「俺、ずっと片想いしてたし、その人しか見えてなかったから」


ケンケン「お前、そうなんやろうな。でも、学校に女子がいるのほんまにうらやましかったー!」


和樹「夏は男子校はきついかも。男子の匂いとか。女子のデオドラントスプレーの匂いとかしないんでしょ?」


ケンケン「何それ? うらやましー!」


とここからケンケンの妄想がさく裂してしまったのでした(笑)。


 

5つ目のメール「高校時代に戻って勉強。大学生の今、勉強が大変なのでもっと勉強をしておけば良かった」


和樹「勉強か~。俺、ちょっと恥ずかしくなってきちゃった。今回のテーマ、恋愛系が多いかなと思ったんだけど」


ケンケン「みんなえらいね~。俺アホみたいやん、時間巻き戻して50億って(笑)」


和樹「俺、勉強しておけば良かったとは思わなかったからな」


ケンケン「でもお前やったら、もっと歌を勉強しておけば良かったとか、殺陣やっておけば良かったとかあるやん。もしかしたら、時間を巻き戻してやりたいことって、今の目標に直結していることなのかもしれないな」


 

最後のメール「2006年5月。和樹さんの初ライブから参加したかった」


和樹「いいですね~」


ケンケン「いい話! 最後にいいメールきたね。いいメールやったから、時間を巻き戻して1個前で終わらせたる(笑)」


和樹「(笑)。でも嬉しいね。ライブはその瞬間しかないからね」


ケンケン「俺も和樹のライブは何回も行かせてもらってるけど、毎回楽しんですもんね」


和樹「なんなら、一番盛り上がってますよ(笑)。他の知り合いに「関係者席でめっちゃ盛り上がってるお兄さんいたけど」って言われるくらい。「あれね、親友なんです。いつも楽しんでくれるんです」って言ってるけどね」


ケンケン「愛があふれちゃってるから」


そして、いつか2人で一緒にライブイベントもやりたいねと話題が膨らみました。


 

ここでエンディング。締めはメインMCが担当するのですが、すっかりトークに夢中になってしまっていたケンケンでした。


次回4月のお題は「花より団子事件簿」。お楽しみに~。