// 週刊金融日記
// 2012年10月7日 第26号
// アレの形から人類の先祖への思いを馳せる
// ノーベル賞の季節
// 豚肉料理が東京で一番美味しいフレンチ
// 外資系金融への転職
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
日本は三連休ですね。僕は三連休中も仕事をして来週末にちょっとソウルに旅行に行こうという作戦です。なぜ、いまソウルなのか? 来週のメルマガに書きますから楽しみにしていてください。
ところで、今週号で紹介する某青山のフレンチは、ちょっと路地裏の小さな庭がある民家のとなりを通っていくのですが、今週ちょっくら行ってきたらその日は雨で、その路地裏の横にすごく大きなカエルがいて、快適そうにゆっくりと歩いていたんですよ。あと、芝公園とかあの辺も、雨の日に歩道でたまにカエルを見つけたりするのですが、都心のど真ん中でもこういう生き物ってちゃんと生息しているのですよね。カエルって水中に卵を産んで、それがオタマジャクシになって、成長して大人になると思うのですが、都心にそんな池も川もないんですけど、こういったカエルたちはどこでどうやって繁殖しているのでしょうか? う~ん、不思議ですね。
さて、今週も盛りだくさんの内容です。連休も最終日ですけど、時間ができたときに僕のメルマガでも読んでやってください。
1.アレの形から人類の先祖への思いを馳せる
===============================
藤沢様
はじめまして。
質問ではないですがメルマガタイトルに「ちんこ」とか書かれると、職場のメールサーバのスパムフィルターにひっかかってしまい配信されないようです。
Gmailに配信されたものを職場に転送すると駄目みたいです。
他のメルマガは問題ないので単純にタイトルの問題かと思っております。
ほかにも困っている人がいると思いますので一応お伝えしておきます。
匿名希望
===============================
前号の男性器の形状に関する考察は大変な反響を頂いたのですが、タイトルに関して若干問題があり、一部の購読者の方に迷惑を掛けてしまったようです。以後、細心の注意を払います。どうもすいませんでした。
また、前号の考察について生物学者から匿名でいくつかの指摘を頂きました。今週のメルマガでは、それらの指摘と、最新の考古学の発見も踏まえて、人類のルーツについて再検討します。
まずは生物学者からの指摘ですが、じつはあれほどのしっかりしたカリ首があるのは人間だけで、霊長類では人間に近いチンパンジーやボノボのペニスでは、あのようなカリ首は発達していないのです。う~ん、これはかなり本質的な指摘ですね。
メスの膣内に複数のオスの精子が注入される場合に、精子戦争が起こるのですが、おそらく進化の方向はふたつあって、ひとつは睾丸をどんどん大きくして、精子の数や連続したセックスの耐久力で勝負することです。ふたつ目が人間みたいに他のオスの精子をペニスで掻き出す、というように形状で工夫することでしょう。
チンパンジーは睾丸を増大させる方向に進化し、人間はカリ首の形状で進化したようです。今週号では、それはなぜか、ということを僕なりに考察してみたいと思います。
まず、チンパンジーとゴリラのペニスを比較すると、ゴリラは体重が200キロにも達して筋肉隆々の体をしていますが、じつはちんこは約3センチしかなく、睾丸もふたつで35グラム程度しかありません。じつはゴリラというのは短小なのです。チンパンジーの睾丸は、ゴリラよりもはるかに体が小さいのに120グラムもあります。
これは言うまでもなく精子戦争の有無です。日々乱交パーティーを繰り返しているチンパンジーでは、競争が膣内で行われるので、精子をとにかく大量に送り込んで、少しでも自分の精子での受精確率をアップしないといけないわけです。ところがゴリラは、乱交を行わずにハーレムを作ります。戦いに勝ち抜いたオスが、複数のメスを囲うのです。これらのオスは、たびたび他のオスから挑戦を受けて、殺されたりします。つまり、ゴリラの場合は、膣内で精子同士の競争は起きないのですが、オス同士が命を懸けた喧嘩を繰り返しているわけです。だから、体が筋肉モリモリに発達する代わりに、ちんこもきんたまもとても小さなものになったのです。
さて、人間もやはり精子戦争が起こったようで、睾丸も大きく発達していますが、チンパンジーほどではありません。人間は、じつは霊長類のなかで、もっとも大きいペニスを持っており、カリ首が大きく発達したのです。
チンパンジーのようにほぼ同時に複数のオスがメスとセックスする場合は、カリ首で掻き出すというのはそれほど有効な手段ではなく、単に精子の数をどんどん増やしたり、連続したセックスでも精子を切らさないように、睾丸の機能を高めていったほうが、ライバルを押しのけて子孫を残すのに成功したのかもしれません。あんなに次から次に交尾するので、前のオスの精子を掻き出したところですぐに別のオスが精子を注入してしまい、掻き出す行為にはそれほど意味がなく、一回の交尾で精子を出した後も、すぐに次の精子を作り出し、二発目、三発目を打ち込めるように睾丸を強化したほうが有利だったようです。
それでは人間のペニスのように、別の男の精液を掻き出すのはどういう場面で有利だったのでしょうか? 僕の知る限り、生物学者の間でこの問題に対して何か決定的な仮説が提唱されたことはないようです(単に僕の勉強不足かもしれませんので、そういった論文がすでに書かれているかもしれません。あったら教えてください)。
さて、僕は今週いっぱい、この問題で頭を捻っていたのですが、次の1000ページにもなる歴史書を読んでいて、ある仮説に到達しました。
『文明と戦争』アザー・ガット
http://goo.gl/A6uAf
最近の考古学の研究で次々と明らかになってきたのですが、太古の人類は戦争の繰り返しだったようです。血縁者を中心とする群れを作り、別の群れを見つけては戦争をしかけて殺しあう、ということをしていました。戦争に勝ったほうは、負けたほうのグループの若い女を残して、あとのメンバーは皆殺しにしてしまいます。当然、命懸けの戦争に勝ったご褒美として、戦士たちは若い女を集団レイプするわけです。そうすると乱交というよりは、組織の論理で、順番に秩序だってセックスをしたわけで、そうやって考えると、あの精液を掻き出すためのペニスの形状は非常に理にかなっていると思うのです。
つまり、チンパンジーのようにほぼ同時に牧歌的な乱交パーティーをするというよりは、組織の上下関係に従って、女を順番に回したわけで、そういう競争に勝利するためのペニスの形状の軍拡競争の結果、いまのような形に進化したのではないか、というのが僕の仮説1です。
同じように、割りと秩序だって、時間差を経て複数のオスの精液が膣内に送り込まれるシチュエーションがあります。それは売春です。売春というのは人類最古の商売といわれています。人類の進化にかなりの影響を与えたと考えるのが自然でしょう。人間の場合は、乱交より売春のほうがはるかに一般的のような気がします。
売春でも、前の客の精液を掻き出して、少しでも自分の精子による受精確率を高めようと思ったら、やはりあのペニスの形は非常に合理的に思えます。売春を通してのペニスの形状の進化、というのが僕の仮説2です。
おそらく僕たちのお母さんは、ずっと昔の先祖までたどれば売春婦だったのでしょう。そしてお父さんは、戦争している時は上手いこと最前線から逃げて、同僚に命懸けのリスクを取らせて自分だけ生き残り、最後の集団レイプのときだけはのこのこと現れて、同僚の精液を掻き出して、ちゃっかり最後に妊娠させた「臆病な」強姦魔だったのでしょう。
2.今週のマーケット 2012年9月28日-10月5日
TOPIX : 737.13 (週間 +0.0%, 年初来 +1.2%)
日経225: 8863.30 (週間 -0.1%, 年初来 +4.8%)
S&P500 : 1460.93 (週間 +1.4%, 年初来 +16.2%)
FTSE100: 5871.02 (週間 +2.2%, 年初来 +6.5%)
USDJPY : 78.65 (週間 +0.9%, 年初来 +2.2%)
EURJPY : 102.50 (週間 +2.3%, 年初来 +2.9%)
10月5日金曜日はアメリカの9月の雇用統計が発表された。8月の失業率は8.1%だったが、9月は7.8%と市場予想よりも良い数字になった。これには米大統領選を控えたオバマ陣営の改ざんではないかとの噂が流れたほどで、日本でも有名なGEの元CEOであるジャック・ウェルチ氏は公然とその可能性を指摘して批判している。
オバマ大統領とロムニー候補との第1回のテレビ討論では、オバマが口ごもったりして精彩を欠いていたが、雇用統計の改善を受けて、オバマ陣営に若干の追い風が吹いた。
予想外の失業率の改善で、金曜日の米株式市場は上昇すると思われたが、指数のなかで大きなウエイトを占めるアップルが2%以上も下落し、結局、前日比でマイナスになった。
米大統領選と世界の金融規制改革
http://agora-web.jp/archives/1491379.html
米失業率の低下、「シカゴの連中が操作」
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBFL9C6TTDT301.html
世界的な金融緩和や、米雇用統計など、マクロなテーマが相場を動かしていたが、10月第2週はアメリカの主要企業の決算発表がはじまる。テーマはマクロからミクロな企業業績へ移っていくだろう。
日本ではすでにセブン&アイが業績見通しを下方修正し株価を下げた。アメリカでも、ヒューレット・パッカードが2013年度の業績見通しを発表し、急落している。
9日は米アルコア、11日はユニクロ、12日はJPモルガン、ウェルス・ファーゴ、グーグルなどの決算発表がある。
また、相場とはあまり関係ないがノーベル賞発表が迫っている。日本人では青色発光ダイオードを開発した中村修二氏や、文学賞で村上春樹氏などが毎年候補に挙がるが、今年はどうだろうか。iPS細胞の山中伸弥氏も有力候補になっているようだ。
本メルマガでも機会があれば、ノーベル賞の解説でもしよう。
10月8日(月):
中国9月HSBCサービスPMI
ユーロ圏財務相会合
欧州安定メカニズム発足
株式市場休場:日本、カナダ
10月9日(火):
日8月国際収支
日9月企業倒産件数
日9月景気ウォッチャー調査
IMF・世界銀行年次総会
EU財務相理事会
米3年国債入札
決算:Jフロント、高島屋、米アルコアなど
10月10日(水):
米8月卸売在庫
ベージュブック
米10年国債入札
株式市場休場:台湾
決算:ABCマート、久光製薬、サイゼリヤなど
10月11日(木):
日8月機械受注
日9月銀行貸出・資金吸収動向
日9月都心オフィス空室率
日9月消費者態度指数
日30年国債入札
ガイトナー米財務長官来日
韓国中銀政策金利決定
イタリア国債入札
米9月輸入物価指数
米8月貿易収支
米30年国債入札
決算:ビックカメラ、ファミリーマート、東宝、ファーストリテイリング、米チャールズシュワブなど
10月12日(金):
日9月マネーストック
日8月第三次産業活動指数
日9月国内企業物価指数
日オプションSQ
ユーロ圏8月鉱工業生産
米9月生産者物価指数
米10月ミシガン大学消費者信頼感指数
株式市場休場:ブラジル
決算:松竹、米JPモルガン、米ウェルズファーゴ、米グーグルなど
10月13日(土):
10月14日(日):
3.ブログではいえないお店 #26
// 2012年10月7日 第26号
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// ノーベル賞の季節
// 豚肉料理が東京で一番美味しいフレンチ
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// 他
こんにちは。藤沢数希です。
日本は三連休ですね。僕は三連休中も仕事をして来週末にちょっとソウルに旅行に行こうという作戦です。なぜ、いまソウルなのか? 来週のメルマガに書きますから楽しみにしていてください。
ところで、今週号で紹介する某青山のフレンチは、ちょっと路地裏の小さな庭がある民家のとなりを通っていくのですが、今週ちょっくら行ってきたらその日は雨で、その路地裏の横にすごく大きなカエルがいて、快適そうにゆっくりと歩いていたんですよ。あと、芝公園とかあの辺も、雨の日に歩道でたまにカエルを見つけたりするのですが、都心のど真ん中でもこういう生き物ってちゃんと生息しているのですよね。カエルって水中に卵を産んで、それがオタマジャクシになって、成長して大人になると思うのですが、都心にそんな池も川もないんですけど、こういったカエルたちはどこでどうやって繁殖しているのでしょうか? う~ん、不思議ですね。
さて、今週も盛りだくさんの内容です。連休も最終日ですけど、時間ができたときに僕のメルマガでも読んでやってください。
1.アレの形から人類の先祖への思いを馳せる
===============================
藤沢様
はじめまして。
質問ではないですがメルマガタイトルに「ちんこ」とか書かれると、職場のメールサーバのスパムフィルターにひっかかってしまい配信されないようです。
Gmailに配信されたものを職場に転送すると駄目みたいです。
他のメルマガは問題ないので単純にタイトルの問題かと思っております。
ほかにも困っている人がいると思いますので一応お伝えしておきます。
匿名希望
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前号の男性器の形状に関する考察は大変な反響を頂いたのですが、タイトルに関して若干問題があり、一部の購読者の方に迷惑を掛けてしまったようです。以後、細心の注意を払います。どうもすいませんでした。
また、前号の考察について生物学者から匿名でいくつかの指摘を頂きました。今週のメルマガでは、それらの指摘と、最新の考古学の発見も踏まえて、人類のルーツについて再検討します。
まずは生物学者からの指摘ですが、じつはあれほどのしっかりしたカリ首があるのは人間だけで、霊長類では人間に近いチンパンジーやボノボのペニスでは、あのようなカリ首は発達していないのです。う~ん、これはかなり本質的な指摘ですね。
メスの膣内に複数のオスの精子が注入される場合に、精子戦争が起こるのですが、おそらく進化の方向はふたつあって、ひとつは睾丸をどんどん大きくして、精子の数や連続したセックスの耐久力で勝負することです。ふたつ目が人間みたいに他のオスの精子をペニスで掻き出す、というように形状で工夫することでしょう。
チンパンジーは睾丸を増大させる方向に進化し、人間はカリ首の形状で進化したようです。今週号では、それはなぜか、ということを僕なりに考察してみたいと思います。
まず、チンパンジーとゴリラのペニスを比較すると、ゴリラは体重が200キロにも達して筋肉隆々の体をしていますが、じつはちんこは約3センチしかなく、睾丸もふたつで35グラム程度しかありません。じつはゴリラというのは短小なのです。チンパンジーの睾丸は、ゴリラよりもはるかに体が小さいのに120グラムもあります。
これは言うまでもなく精子戦争の有無です。日々乱交パーティーを繰り返しているチンパンジーでは、競争が膣内で行われるので、精子をとにかく大量に送り込んで、少しでも自分の精子での受精確率をアップしないといけないわけです。ところがゴリラは、乱交を行わずにハーレムを作ります。戦いに勝ち抜いたオスが、複数のメスを囲うのです。これらのオスは、たびたび他のオスから挑戦を受けて、殺されたりします。つまり、ゴリラの場合は、膣内で精子同士の競争は起きないのですが、オス同士が命を懸けた喧嘩を繰り返しているわけです。だから、体が筋肉モリモリに発達する代わりに、ちんこもきんたまもとても小さなものになったのです。
さて、人間もやはり精子戦争が起こったようで、睾丸も大きく発達していますが、チンパンジーほどではありません。人間は、じつは霊長類のなかで、もっとも大きいペニスを持っており、カリ首が大きく発達したのです。
チンパンジーのようにほぼ同時に複数のオスがメスとセックスする場合は、カリ首で掻き出すというのはそれほど有効な手段ではなく、単に精子の数をどんどん増やしたり、連続したセックスでも精子を切らさないように、睾丸の機能を高めていったほうが、ライバルを押しのけて子孫を残すのに成功したのかもしれません。あんなに次から次に交尾するので、前のオスの精子を掻き出したところですぐに別のオスが精子を注入してしまい、掻き出す行為にはそれほど意味がなく、一回の交尾で精子を出した後も、すぐに次の精子を作り出し、二発目、三発目を打ち込めるように睾丸を強化したほうが有利だったようです。
それでは人間のペニスのように、別の男の精液を掻き出すのはどういう場面で有利だったのでしょうか? 僕の知る限り、生物学者の間でこの問題に対して何か決定的な仮説が提唱されたことはないようです(単に僕の勉強不足かもしれませんので、そういった論文がすでに書かれているかもしれません。あったら教えてください)。
さて、僕は今週いっぱい、この問題で頭を捻っていたのですが、次の1000ページにもなる歴史書を読んでいて、ある仮説に到達しました。
『文明と戦争』アザー・ガット
http://goo.gl/A6uAf
最近の考古学の研究で次々と明らかになってきたのですが、太古の人類は戦争の繰り返しだったようです。血縁者を中心とする群れを作り、別の群れを見つけては戦争をしかけて殺しあう、ということをしていました。戦争に勝ったほうは、負けたほうのグループの若い女を残して、あとのメンバーは皆殺しにしてしまいます。当然、命懸けの戦争に勝ったご褒美として、戦士たちは若い女を集団レイプするわけです。そうすると乱交というよりは、組織の論理で、順番に秩序だってセックスをしたわけで、そうやって考えると、あの精液を掻き出すためのペニスの形状は非常に理にかなっていると思うのです。
つまり、チンパンジーのようにほぼ同時に牧歌的な乱交パーティーをするというよりは、組織の上下関係に従って、女を順番に回したわけで、そういう競争に勝利するためのペニスの形状の軍拡競争の結果、いまのような形に進化したのではないか、というのが僕の仮説1です。
同じように、割りと秩序だって、時間差を経て複数のオスの精液が膣内に送り込まれるシチュエーションがあります。それは売春です。売春というのは人類最古の商売といわれています。人類の進化にかなりの影響を与えたと考えるのが自然でしょう。人間の場合は、乱交より売春のほうがはるかに一般的のような気がします。
売春でも、前の客の精液を掻き出して、少しでも自分の精子による受精確率を高めようと思ったら、やはりあのペニスの形は非常に合理的に思えます。売春を通してのペニスの形状の進化、というのが僕の仮説2です。
おそらく僕たちのお母さんは、ずっと昔の先祖までたどれば売春婦だったのでしょう。そしてお父さんは、戦争している時は上手いこと最前線から逃げて、同僚に命懸けのリスクを取らせて自分だけ生き残り、最後の集団レイプのときだけはのこのこと現れて、同僚の精液を掻き出して、ちゃっかり最後に妊娠させた「臆病な」強姦魔だったのでしょう。
2.今週のマーケット 2012年9月28日-10月5日
TOPIX : 737.13 (週間 +0.0%, 年初来 +1.2%)
日経225: 8863.30 (週間 -0.1%, 年初来 +4.8%)
S&P500 : 1460.93 (週間 +1.4%, 年初来 +16.2%)
FTSE100: 5871.02 (週間 +2.2%, 年初来 +6.5%)
USDJPY : 78.65 (週間 +0.9%, 年初来 +2.2%)
EURJPY : 102.50 (週間 +2.3%, 年初来 +2.9%)
10月5日金曜日はアメリカの9月の雇用統計が発表された。8月の失業率は8.1%だったが、9月は7.8%と市場予想よりも良い数字になった。これには米大統領選を控えたオバマ陣営の改ざんではないかとの噂が流れたほどで、日本でも有名なGEの元CEOであるジャック・ウェルチ氏は公然とその可能性を指摘して批判している。
オバマ大統領とロムニー候補との第1回のテレビ討論では、オバマが口ごもったりして精彩を欠いていたが、雇用統計の改善を受けて、オバマ陣営に若干の追い風が吹いた。
予想外の失業率の改善で、金曜日の米株式市場は上昇すると思われたが、指数のなかで大きなウエイトを占めるアップルが2%以上も下落し、結局、前日比でマイナスになった。
米大統領選と世界の金融規制改革
http://agora-web.jp/archives/1491379.html
米失業率の低下、「シカゴの連中が操作」
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBFL9C6TTDT301.html
世界的な金融緩和や、米雇用統計など、マクロなテーマが相場を動かしていたが、10月第2週はアメリカの主要企業の決算発表がはじまる。テーマはマクロからミクロな企業業績へ移っていくだろう。
日本ではすでにセブン&アイが業績見通しを下方修正し株価を下げた。アメリカでも、ヒューレット・パッカードが2013年度の業績見通しを発表し、急落している。
9日は米アルコア、11日はユニクロ、12日はJPモルガン、ウェルス・ファーゴ、グーグルなどの決算発表がある。
また、相場とはあまり関係ないがノーベル賞発表が迫っている。日本人では青色発光ダイオードを開発した中村修二氏や、文学賞で村上春樹氏などが毎年候補に挙がるが、今年はどうだろうか。iPS細胞の山中伸弥氏も有力候補になっているようだ。
本メルマガでも機会があれば、ノーベル賞の解説でもしよう。
10月8日(月):
中国9月HSBCサービスPMI
ユーロ圏財務相会合
欧州安定メカニズム発足
株式市場休場:日本、カナダ
10月9日(火):
日8月国際収支
日9月企業倒産件数
日9月景気ウォッチャー調査
IMF・世界銀行年次総会
EU財務相理事会
米3年国債入札
決算:Jフロント、高島屋、米アルコアなど
10月10日(水):
米8月卸売在庫
ベージュブック
米10年国債入札
株式市場休場:台湾
決算:ABCマート、久光製薬、サイゼリヤなど
10月11日(木):
日8月機械受注
日9月銀行貸出・資金吸収動向
日9月都心オフィス空室率
日9月消費者態度指数
日30年国債入札
ガイトナー米財務長官来日
韓国中銀政策金利決定
イタリア国債入札
米9月輸入物価指数
米8月貿易収支
米30年国債入札
決算:ビックカメラ、ファミリーマート、東宝、ファーストリテイリング、米チャールズシュワブなど
10月12日(金):
日9月マネーストック
日8月第三次産業活動指数
日9月国内企業物価指数
日オプションSQ
ユーロ圏8月鉱工業生産
米9月生産者物価指数
米10月ミシガン大学消費者信頼感指数
株式市場休場:ブラジル
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10月13日(土):
10月14日(日):
3.ブログではいえないお店 #26
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