みなさんは自分の放銃率を気にしたことはありますか? これは僕の鳳南の牌譜解析データです。アガリ率.225 放銃率.123 は極々普通の数値だと思います。
このようなデータだけを見て麻雀の内容に関する改善点を見出すことは難しい。
とういことは、コラム「まず牌姿ありき」にも書きました。
また「勝つための効率とは?」で、上位目的にとって全ては手段の話をしたかと思います。麻雀における上位目的とは成績向上にほかなりません。
放銃率を下げることを目標にすべきではない
放銃率を下げることは数ある手段のひとつにすぎないということ。
例えばこのシーン、南家の仕掛けはそれぞれ2巡目、3巡目、5巡目でした。
テンパイが濃厚ですので
現物の9mを切りイーシャンテンを維持するのが普通でしょう。
(牌図A)
ここで打8mとしたのは――
・自分のアガリ打点が見込めない
・放銃したとしても失点は少ない
自分がマンガンのイーシャンテンだとしたら?
放
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コメント
こんにちは.
今回の局面では自分の上がりを自然に狙いつつ,放縦してでも他家の本手を流しにいくのが良いだろうというのは理解できました.
一つ質問があります.
>自分がマンガンのイーシャンテンだとしたら?
>放銃してはその価値も無になってしまうのでとりあえず打9mです。
この箇所がよくわかりませんでした.どうせ自分が上がりに行くにはほとんど8mを打たなければならないのだから,上家への安全度を加味して,もしくは対面が良型手替わりして8mが新たに当たり牌となる前に8mをリリースしておくべきだと思うのですが.
(著者)
いつもありがとうございます
8mの重なりとか8m単騎リーチは見ませんか? ということです。
ご回答ありがとうございます.打点があるなら,ほぼ縦にしか使わない8mでも使い切ることができる手順が来た時に8mで放縦しないメリットが僕の言ったメリットよりも大きいと見ているわけですね.判断の参考にさせて頂きます.