南2局、トップ目で迎えた醍醐選手が
下家リーチの一発にを掴んだシーンです。
これは問答無用で押しそうですが――
※全く同じ捨て牌です
待ちがカンだとしたらどうでしょうか?
これは全く押さないですね。
押しは「待ちの良さ」が大きな判断要素
では、少しずつ待ちを悪くしてみましょう。
※下家の捨て牌に、対面の捨て牌にを追加
2枚切れ、1枚切れならどうか?
この程度でも押し有利と
※下家の捨て牌に、対面の捨て牌に2枚追加
これならどうだ?
だいぶ近づいてきましたね。
※下家の捨て牌に、対面の捨て牌に追加
を3枚切れにしてみました。(牌図A)
打推奨に変化、遂に逆転しました!!
2枚切れ、2枚よりも
3枚切れのほうが押しにくいんですね。
AIは残り見た目枚数よりも
端牌の出やすさを重んじているようです。
この辺りは人間の感覚と近いと思います。
3枚切れの(牌図A)を使って1巡後の世界です。
一発じゃなかったらAIはを押すのか?
を検証してみまし
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コメント
木原 浩一
(著者)
(著者)
いつもありがとうございます
確かに人間が微差の優劣を実戦中に判断するのは難しいですね。
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(ID:120984311)
一発の有無で平均放銃打点が変わるので正確に計算すると、「一発ならオリ/非一発なら押し」という局面は存在すると思いますが、微差の判断すぎて実戦中に人間がボーダーを把握することはできないかな、と思います。
将棋界でもAIの手順を暗記するのではなく、人間的に勝ちやすい戦術を最強AIを用いて研究するという風になっているので、人間より圧倒的に強い麻雀AIが誕生してもAIを参考にする場面/そうでない場面を使い分ける、今のAI活用法はあまり変わらないと思ってます。