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牌譜

2軒リーチに挟まれた園田プロ。さて、何を切りますか?
三筒:麻雀王国五筒:麻雀王国三索:麻雀王国もワンチャンスです。ぐぬぬ・・・難しいですね。

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園田プロの選択は三索:麻雀王国、神回避の結果となりました。

一体なぜ三索:麻雀王国だったのか? このシーンだけを
切り取って考えても、その理由はわからないと思います。

Mリーグをライブで視聴している人も
おそらく解説者にだって園田プロの思考は拾えないでしょう。

思考のプロセスは点ではなく線でつなぐように

別に園田プロの読みが至高過ぎて、解説者や
視聴者には理解出来ない、といった訳ではないですよ。

ただ、1シーン1シーンを切り取ってしか見ることの
できない視聴者と、4人分を同時に見なくてはならない解説者と

ずっと盤面と睨めっこしながら、少しでもヒントになる情報はないかと
常に目を光らせている対局者とでは、読みの精度が変わってくるのも当然です。

では解説しましょう。

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朝倉プロは白:麻雀王国のトイツ落としでした。
対局者がこのような有力情報を見逃すはずがありません。

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その後に七筒:麻雀王国の手出しが入ります。
役牌トイツ落としの後に出た数牌は孤立じゃないことが多いです。

役牌トイツ落とし=手が整っている わけですから
トイツ落としの時に引いてきた孤立の七筒:麻雀王国ということも考えにくいです。

七筒:麻雀王国は3人無筋の牌ですから、この巡目で整った牌姿なら
安全牌の白:麻雀王国を抱えて、七筒:麻雀王国を先にリリースしておきそうなものではないでしょうか?

しかしここでは、どのような形で七筒:麻雀王国が手牌に関連しているかは不明です。

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ここまで来るとだいぶ情報が多くなってきます。
七筒:麻雀王国が手牌の関連牌だという前提で朝倉プロの手牌を予想してみましょう。

九筒:麻雀王国が4枚見えている、八筒:麻雀王国も3枚見えている。
つまりピンズの上の方で関連している可能性は少なくなりましたね。

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そして最終手番です。ピンズが上の方で関連している可能性が
少ないのであれば、当然よりも下の方で関連している可能性が高くなります。

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園田プロにインタビューしたところ
最初から三筒:麻雀王国は選択肢になかったと言ってました。

悩んでいたのはシャンポンに当たるかもしれないけど
両面に当たらなそうな五筒:麻雀王国か、ドラ七索:麻雀王国で安め打ちの四索:麻雀王国かだったそうです。

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※朝倉プロ打七筒:麻雀王国

こうした読みの話をすると必ずと言っていいほど――

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そうとは限らないじゃないか!

と、反例を持ち出してくる人がいます。
でもね、読みというのはそういった話ではないんですよ。

  • 朝倉プロの手牌にソーズがあるかどうかは不明
  • しかし七筒:麻雀王国よりも下の関連牌がある可能性は高そうだ

だったらソーズとピンズを危険度を比較すると
ソーズのワンチャンスを切ったほうがマシではないかという予測なのです。

あくまで予測ですから、当然外れることもありますよ。
ただ読みによって、数パーセントでも優劣を見極めることができたなら――

放銃を回避できる確率も上がるのではないでしょうか?



もう1つの「至極のベタオリチョイス」は動画にて紹介します( ´ ▽ ` )ノ