競輪が生まれて60年以上経過した。
元々戦後の社会復興のために行われ、地方財政に大きく貢献してきたのが公営ギャンブル。
その中の一つが競輪である。
当時の競輪のレース形態は映像がないため、資料や人づてに聞いた範囲でしか想像する事は出来ないが、人気を博した。確かに戦後の混乱期でレジャーも少なかった事もあるが、他の公営ギャンブルを圧倒した時代だったと資料でわかる。
当時は実用車レースやクロスレースと言うバンクを8の字に使いレースをした事が写真などに残っている。競輪のレーススタイルはラインも存在せず競技に近い形で行われていたと想像できる。
そこから強い選手に強いマーク選手が付ける時代に突入し、ライン競走が発展していく。
これは自然の成り行きだと思う。
自力型と追い込み型選手の利害の一致からくる連携へと移行していった。その頃は力の無い自力選手がラインでもマーク選手は付かず、他の地区でも力のある自力型の番手を競りに行った時代である。
自力型も下積みをし、力を付けないと使って貰えない。そんな選手は単騎で仕掛け、強い自力型にハ
第6回 ウッチープラネット「競輪の魅力とは」by 内林久徳
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