もういい加減にして欲しい。
選手達が翻弄されている。
日本ナショナルチームのトラックの強化体制はまったく整っていない。というかまったく機能していない。簡単に言えば、空中分解である。
こんな体制にしたのは強化部会であるのだから当然、責任を取って一旦解散すべきである。そして一から出直すのが筋だろう。
強化スタッフのパワーハラスメントから始まって、まったく強化されない強化チーム、強化コーチに対する辞めろと圧力をかけるハラスメント、また関係者から聞けば、補助金が出せないと言われるぐらいの経理的な問題も、強化にあるようだ。
一体どうなっているのであろうか?
まずひとつパワーハラスメントに関しては、現場の通常の強化スタッフがしたのではない。もっと地位のある方がパワハラをしたと認定された事を予め言っておく。
連盟自体がパワハラをした方々の名前を出さなかったのでここでも出さないが、競輪の現場では、当のご本人がパワハラに関して色々言われていたので、誰がパワハラをしたと認定されたか知っている方も多いはずだ。
そして、その方々が連盟を訴えると言っているらしい。
当然、そのような事実がなければ訴えるべきであるし、事実であるなら、訴えると言っていないで、さっと身を引くのがいいと思う。
また、そのような疑いを懸けられた時点で、一旦身を引くのが一般社会の常識であるはずだ。公益財団法人の所属であるという事を考えればという事であるが。
またそれにより混乱を引き起こしている訳だから。
本当に日本の強化を考えているのであれば、契約等よりも日本の強化を最優先させるべきだろう。司法によって何も問題がない等と、なんらかの判断がくだされれば、復帰すれば良いのだから。
この問題に関し、長引いているのは、橋本会長がリーダーシップを取れていないからだという声が聞こえてくる。
橋本会長に解決できないのであれば、橋本会長にもお引き取り願うしかない。そもそも、このような事が起きた場合、しっかりとリーダーシップを取ってもらうためになっていただいたのではなかろうか? それまでの歴代の会長が日本競輪選手会理事長兼任であり、競輪選手会が自転車競技界を仕切っていた。これはどうかと思うところが相当あったが、選手会理事長が会長職から降板し良くなるはずだったのでないか?
しかし現状は、とてつもなく酷い事になっている。
関係者によれば、この現状を橋本会長は知っているのである。
問題を放置しているというのは一体どのような理由なのであろうか?
まったく、理由が分からない。
では、何が酷くなっているのか?
トラックの強化にコーチが不在となりつつあるのである。
コーチ自体に問題があれば、至極当然にお引き取り頂かなければならないが、選手たちにも信頼されているコーチに、問題がなくても辞めろという圧力がかかり、辞めることになるのであれば、まったくナンセンスである。
コーチを辞めろという方に辞めていただきたい。
ではコーチが辞めたらどうなるのか?
強化指定選手の強化が出来ない。イコール世界から置いていかれる。メダルが獲れない事になる。
2年後にリオデジャネイロオリンピック、6年後に東京オリンピックがある。
これは私的な意見になるが、ここで競輪選手に是が非でもメダルを獲っていただきたいのが一番であるが、自転車競技では競輪選手ではなくても、メダルは獲っていただきたいのである。
橋本会長は日本自転車競技連盟の会長だけではなくスケート連盟の会長、更に日本オリンピック委員会の常務理事、選手強化本部長という役職につかれている。
ぜひとも、しっかりと責務を果たして欲しい。
その責務は、当然、日本自転車競技連盟の理事達にもある。
理事の方々は、今の強化の状態でオリンピックでメダルを狙えると本気で思っているのだろうか?
現状を理事の方達は知っているはずである。日本自転車競技連盟の現状を変えられるのは貴方達なのであるから、しっかりと変えていただきたい。
副会長以下、何をしなくてはいけないのか理解出来ていない方々は辞めていただき、リオデジャネイロオリンピック、東京オリンピックでメダルを獲る事を真剣に考えていただきたい。
理事の方々のバックボーンにある団体の意向とか、権力ではなく、名誉職ではなく、真剣に自転車競技と向き合って世界で戦う事を考えている方々が、日本自転車競技連盟の理事職を引き受けるべきだと思う。
それが出来ないのであるなら、一旦、日本自転車競技連盟を解散させ新たな仕組みで立ち上げたら如何だろうか。
東京オリンピックに向かって強化体制を固めメダルを狙いにいく時間を考えれば、6月4日の理事会が体制を固める事が出来る最後の理事会だろうと考える。
東京オリンピックでメダルを獲る為にしっかりと結論を出し、新体制で出直して欲しい。
若生武則
コメント
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東京オリンピックまで競輪マガジンが存続していることを願う。