第36回全日本選抜競輪(GI)初日レポート

朝方は結構寒かった川崎ですが、午後に向かって気温が上がって、良い春日和になった…。とは言い難く、強風吹き荒れる川崎競輪場でありました。

そんなバンクコンディションでしたが、結構手堅く決まってましたね。

もっと荒れるのではと思ったのですが、力のある選手が押し切ったという感じでしょうか。

後半の選手のコメントを聞いていると、前半で逃げ残る事が多かったので、先行したなど聞いたので当日前半の決まり手をしっかりチェックすると狙い目も絞れてくるのでないかと思います。

明日二次予選も頑張っていきましょう！

初日目が・になったレース。

7レース北津留翼

いやーーー強い？　どうなの？　大捲りと言って良いのか分かりませんが、強かったですね。まったく届くとは見ていて思いませんでしたけど、とどいてしまいました。

大外強襲の5番北津留翼。

《ダッグアウトから》

初日

■1レース

●1着の桑原大志

「河端君がすごくて、余裕はありませんでした。もうきつくて、後ろを見る余裕は全然なくて、影で感じるくらいしかできなかったですね。4コーナーから突風が吹いて、それで河端も止まったんじゃないかと思います。今はまた色んなことにチャレンジして、ちょっと扉が見えてきたところですね」

●2着の河端朋之

「菊地（圭尚）さんが切ってなければ、自分で打鐘で動こうと思っていたので、切ってくれた分、脚を使わずにすみました。落ち着いて走れましたね。3番手からが離れていたのはわからなかったですね。ペースで駆けていけば、あとは桑原さんだし、なんとかしてくれるのはわかっていたので」

●3着の寺崎浩平

「河端さんの後ろからの作戦だったけど、一番よくない走りをしてしまいました。新しいフレームはより固くして、カーボンに近い感じにしています。明日はもう失敗しないように頑張りたいと思います」

■2レース

●1着の大槻寛徳

作戦通りでしたけど、余裕はなかったですね。晋也が強かったです。もう抜けないかと思ったけど、なんとか差せませんでした

●2着の高橋晋也

「風はすごい強かったですね。コーナーで風が来て、ちょっとうわっていうような感じになりました。最後はガムシャラに踏むんじゃなく、ちょっとフォームを意識して走りました」

●3着の松坂洋平

「単騎だったので流れに乗ろうと思っていました」

■3レース

●1着の渡邉一成

「あっちゃん（柴崎淳）なら突っ張ろうと思っていました。もう全部追い風みたいな感じでしたね。ガシャンっていって、それが自分だったんじゃないかっていうくらい、ずっと重かったですね。力は…もう今日全てを使い切ってしまったかも(笑)」

●2着の竹内智彦

「和田が車体故障したんで、踏めないなら前にいこうかと思ったんですけど、もう一回和田が踏み直したので入れ直しました。調子はいいと思います」

●3着の和田圭

「積極的なレースをしてくれました。車体故障をしたのは自分のミスだったんですけど、先輩2人に助けられて勝ち上がることができました。脚的には前回よりもいいと思います」

■4レース

●1着の山崎芳仁

「風も強いし、カマシか捲りって言っていたので、作戦通りでしたが、ビビらずに行けてよかったです。普段から動いているからか、最後も踏み直せているような感じですね。」

●2着の阿部力也

「脚を使うよりも、風も強いし、前からにしようという感じでした。山崎さんが行った時は、タイミングもよかったし、楽に出られるなと思いました。直線も長いし、突風もすごかったんで、抜けませんでしたね。1着のチャンスだったのに残念でした」

●3着の内藤宣彦

「ここで踏めば決まると思ったけど、ってコンマ何秒くらい行かない!?　あー行ったみたいな感じで山崎が踏みました。でも、一番いいところで行ってくれましたね。風は大嫌いなので、発走機について、最悪だなって思っていました(笑)」

■5レース

●1着の松本貴治

「何回か仕掛けたかったところはあったけど、風も強いし、宿口さんもしっかり仕事をする人なので、チャンスを狙って一気に行った方が、阿竹（智史）さんと2人で決まるかなと思って走りました」

●2着の黒沢征治

「中途半端なレースはしないと思って、前が弛んだら一気に行こうと思ってました。冷静に走れたと思います。最後は力はなくなってましたけど、後ろの2人が援護してくれたおかげで残れました」

●3着の宿口陽一

「松本がなかなか来なくて、これは3人で決まったなって思ったら、最後にすご勢いで来て、踏むコースがなくなりました。いつも初日はあんまり調子あがらなくて、段々よくなるので、明日からが楽しみですね」

■6レース

●1着の島川将貴

「あそこは行かなくても後方からでも行けるような自信はあったので、そこはついて行かず、和田さんが行ってくれました。小倉は期待を裏切っていたので、今回はなんとか応えたいと思ってました」

●2着の渡部哲男

「中団は想定してなかったので、いい流れになりましたね。小倉も一緒だったけど、別人のように強いです(笑)」

●3着の和田真久留

「島川君と叩き合ってもという気持ちで行ったら、島川君は僕をあてにするようなレースになりましたね。あそこから行かないと4着権利で3人は決まらないと思って。でも、風がきつくてきつかったです」

●3着同着の東龍之介

「すごい気合いの入ったレースをしてくれました。強かったです」

■7レース

●1着の北津留翼

「根田さんよりも早く行こうと思っていたんですけど、2人して早く動いていったので、立ち遅れちゃいましたね。風を避けながらいけてのでよかったんだと思います」

●2着の松谷秀幸

「作戦はいつも通り、行けるところから行くって言っていたんですけど、後ろになるとは思ってませんでした。でも、根田が落ち着いて、あの風の中をいい競走をしてくれました。地元のGIで緊張しているけど、なんとか勝ち上がれてよかったです。深谷（知広）も静岡に来たし、郡司もいるので、勝ち上がればチャンスは大きいと思うので、頑張りたいですね」

●3着の根田空史

「先行は絶対にしようと思っていました。作戦の中では後ろもあったので、落ち着いては走れました。この強風でかなり消耗しましたけど（苦笑）、明日からも頑張りたいと思います」

■8レース

●1着の小川真太郎

「原田さんがいないのわからなくて、ゴール前にすごい勢いで飲み込まれるんだろうなって思ったら、来なくてドキっとしたんですけど、最後、外から来たのでホッとしました。最近は、練習でも踏めているので、GI1着でこれたのはいいと思います」

●2着の原田研太朗

「締めこまれて苦しかったけど、入れてくれた筒井（敦史）さんのためにもとりあえず仕掛けんとと思いました。川崎は外が伸びるので、そのおかげで届きました」

●3着の小松崎大地

「風が強いこういうコンディションであっても、そのコンディションを味方につけないといけないので。自分の脚がないせいかもしれないけど、ラインで決められなかったのは残念です」

■9レース

●1着の鈴木竜士

「上手く車間が切れたというか、ノブさんのペースがすごく上手かったですすね。自分の状態もいいですし、GI1着スタートで、いいスタートが切れたと思います」

●2着の鈴木庸之

「勢いよく来るなら行かせてもよかったけど、ダラダラと来るなら、そこは出させないでって思っていたので。山梨でいい練習ができたので、長い距離も踏めているし、調子はいいですね。風は山梨はもっときつかったので、このくらいなら大丈夫です」

●3着の太田竜馬

「今の自分の状態とマッチしたレースはできたかなと思ってます。身体の方は走れる状態なので、明日も頑張ろうと思います」

■10レース

●1着の松浦悠士

「感触は昨日がすごくよくて、今日は自信をもって仕掛けられました。昨日がすごくよかったので、そこに戻していきたいですね」

●2着の小倉竜二

「（4コーナーは）しっかりしのげたと思います。（落車の影響は）ダメージはあったんですけど、なんとか間に合った感じですね」

●3着の内藤秀久

「岩本（俊介）君ももう少し早く仕掛けるポイントはあったかと思うけど、新山（響平）君に行かれた時点でけっこう脚を使ったみたいで、仕掛けが遅かったので、なので、自分もちょっと届かないかと思ったんですけど、走り慣れた地元バンクで届いたかなと思います。地元だからこそ、最後まで気合を入れて踏みました！」

■11レース

●1着の平原康多

「（吉田）拓矢が松井（宏佑）と力勝負でしたね。止めれる位置じゃないところで通過されてしまったので、入れるべきか踏むべきか悩みました。自分の身体は問題ないけど、バンクコンディションはきつかったですね。拓矢の頑張りと最後に諸橋さんが気合を入れてくれたおかげですね」

●2着の諸橋愛

「1走して、自分の感覚的には戻ってきたと思います。明日はもっとよくなると思います。僕は風は好きなので、雨さえ降らなければ、どんどん吹いてくれって感じですね！(笑)」

●3着の山田英明

「風も強かったし、皆がどんなスタートなるかわからなかったので、流れをみようと思いました。平原君がどんなレースをするかわからなかったので、ちょっと見ちゃいましたね。」

■12レース

●1着の清水裕友

「最後、頭まで届くとは思わなかったです。相当頭を使って練習してきたので、それがGIで1着につながっているのは嬉しいですね。気分的に乗っていけると思います。風は周りが落ちてくれる分、自分は好きですね(笑)」

●2着の郡司浩平

「気持ち的にはかなり気合は入ったけど、その中では冷静に走れたと思います。3人で決めれたらと思ったけど、最後に清水君がすごい勢いで来て、本当は1着をとらなければいけなかったので悔しいけど、最低限はできたと思います。深谷さんの後ろをまわって感じるものはあったので、楽しみですね！」

●3着の深谷知広

「感触は悪くないので、脚の回転と自分のギャップがあるので、そこを修正しながら、他のところも目を光らせないといけないですね。今日は中途半端な先行をしてしまったので、次はいい走りをしたいと思います」