新田祐大選手がついにケイリンで銀メダルを獲得しました!!
コーチと喜びをわかち合う
新田祐大
「じわじわと嬉しさが溢れてきました。メダル獲得に、たまたま今シーズンからきっかけがあったのかなと思います。そのきっかけも1レースじゃなくて、色んなタイミングで1年間通してあったのかなと思います。
決勝戦は、グレッツァの動きによってレースが動いていくだろうと思ってました。ブフリは自分の後ろにいるし、動いてきたら合わせてタイミングをみて行けばと思っていたんですけど、思った以上に早い段階からスピードもあがって、ずっと並走になったので、そこが難しいところでしたね。グレッツァも強くて、ブフリも出るのに脚を使ったと思うし、僕はベストポジションだったと思う。けど、問題は、残り半周でブフリが先頭に立った時に様子をうかがわずに踏み込むべきでした。そこの積極性が足りませんでした。
昨年、河端朋之さんがメダルを獲った時に見ていた側で、チームメイトがメダルを取って力を証明してくれて嬉しい反面、自分がその立場にあったら金メダルが獲れただろうかって思ったんです。そのためには日々の練習を欠かすことなく、集中して、そして何が大切なのか感じなながら練習してきたことがここまでこれたのかなと思います。
でも、銀メダルの喜びと悔しさが半々で、すごく苦しいくらい練習で追い込んでいるのに金が獲れない悔しさがあって、それは金メダルが獲れた時に報われるんだと思うので、来シーズンに向けての課題なのかなと思います」
ブノワ・ベトゥコーチ
「2年連続で、しかも昨年と違う選手がメダルを獲得したということは、それだけのポテンシャルがあるということですね。世界のレベルで戦える選手は3人いるということです。今日のレースを見ていてもらってもわかる通り、ちょっとのことでダメになることもあるし、河端のちょっとブルーバンドを2センチくらい走ってアウトになっているので、この喜びをしっかり味わわないといけないですね。(金メダルへの差は)小さな判断とか本当に小さいことで変わるので、だから自分ができるということを信じることですね。優勝した選手はずっと強い選手でしたが、今回初めての金メダルを獲ったということで、世界選を優勝するということはとても難しいことです。(準決勝へ2人へのアドバイスは)強くペダルを踏め! ということ。踏めば踏むだ強くなるので。来シーズンまで、メンタル、フィジカル、リカバリーの面、全ての分野で伸ばしていかないといけないです」
決勝戦
最終ホーム
最終3コーナー
ゴール
日本でも強くておなじみ! マティエス・ブフリ選手が金メダル
意外かもしれないですが、ブフリ選手も世界選のケイリンで金メダルは初なんです。来日が楽しみですね!
昨年の河端朋之選手に続き、メダル獲得です! 連続で表彰台にあがっている姿こそ、日本チームが強くなっている証拠といえるでしょう。
レースを見ていても新田選手、脇本雄太選手、河端朋之選手の強さが感じられます。誰が決勝に乗っても、誰が表彰台に乗ってもおかしくないくらい。しかし、そう簡単にいかないのがケイリン。ちょっとのこと、判断ミスが大きく響くから難しいです。
河端朋之
「クォーターファイナルは最後まで内に行くか外に行くか迷って、ほんの一瞬のブルーバンドだったんですけど、それで降格を取られたので…ルールと言われれば仕方ないですが、その点、自分にも責任があるので。悔しい負けです。
今まで以上にトレーニングをしていくというか、質を高めていくことが大事なのかなと思います。まだまだ詰められるところはあるので、頑張りたいと思います」
河端選手らしいレースをみせた敗者復活戦、調子のよさを感じただけに1/4決勝の降着は残念でなりません…
脇本雄太
「準決勝は特に悔いが残るレースをしてしまいました。落車の匂いがして避けたのが全て。そこから追ったけど、前が遠かったですね。今まではチャレンジャーで臨めたけど、今回は挑まれる立場というか、自分のレースをなかなかさせてもらえないですね。準決勝の悔しさを7-12位決定戦にぶつけました。戦える脚はあるので、あとは気持ち次第。今までと違う緊張感で戦えたので、今後に活かして、オリンピックのメダルにつなげたいです!」
準決勝
250バンクで、最終バック1車半以上車間空いていたのをゴールでここまで詰めていきました。
タラレバは言っちゃいけないのはわかっているけど、あと1mあったら届いていたと思います。
最終3コーナー、写真のおさまらないくらいの車間の空き
ここまでつめたゴール
3番手以降をぶっちぎる強さを見せた7-12位決定戦
あぁ、早くのこの強さを日本の皆さんに、生で、直で、間近で、見ていただきたいです!!
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