今回の世界選はある程度、オリンピックの出場権獲得が見えてくる重要な大会だ。
国と選手の名誉等が懸かっている世界選手権だが、今回と次の世界選手権は東京2020の出場権も懸かってくる大会なのでより一層、レベルが高くなってくる。
大方のところは、ワールドカップでの成績で見えてきているのだが、今回の世界選では、何が起きるかわからないだろう。
とはいえ、現在、日本の状況で行けば、男子ケイリン、女子ケイリンはのオリンピック出場枠はほぼ安泰。
男子スプリント、女子オムニアムはこのまま順調に伸びれば確実。
男子チームスプリントは今回の世界選が勝負で8位以内が非常に欲しい。
女子チームパーシュートは現在オリンピックランキング13位の2700pt。出場権があるのは8位以内。その8位に韓国がいて3200pt。少なくとも500ptをひっくり返すのは、今回の世界選で韓国より上位に入り、絶対に8位以内で、より高い順位を獲って、次のシーズンにつなげたい。
男子チームパーシュートは現在15位2480ptで、8位のスイスは3080pt。こちらは絶対に8位以内に入るのがマスト。そして、次のアジア選手権で優勝し、更に来シーズンのワールドカップではメダル獲得級の成績を上げなければならない。
女子マディソンは、今回の世界選では出来たら5位以内が欲しい。そうすると次のシーズンが楽になりそうだ。厳しいけど。
男子マディソンは出場権自体がないので、話にならない。
女子のチームスプリントははなから出場していないので、出場はない。
男子オムニアムは現在9位1425pt。トップのグレートブリテンは2000ptと点差が大きくないので、一つでも順位を上げて欲しい。詰まっているということは、後ろからも捲られる可能性があるからだ。
最低でも8位以内はキープが欲しいだろう。
女子スプリントのランキングは16位1187pt。オリンピック出場権を狙うなら小林、太田の二人が揃って成績を出さないと無いだろう。
今回の世界選の見どころと、関係者が痺れながら観ているポイント。
見どころは、男子ケイリンの脇本だ。メダルの期待は大いにできる。世界選でメダルが期待できるなんて書けるのは初めてだ。新田もワールドカップとは一味違うところを出せばメダルは十分あるだろう。
女子ケイリンも楽しみだ。どこまで行けるのか実力を発揮してほしい。少なくとも1-6位決勝進出でメダルを期待したい。
男子オムニアム、女子オムニアムは、成績はマストだが、良いレースを観させてほしいし、しっかり興奮させてほしい。世界の日本をアピールしてほしい。この舞台で。
男子チームスプリントは、予選クリアで3-4位決定戦以上を観たいのだが、マストは1回戦進出だ。ここクリアしたなら、オリンピック出場に大きく前進できるはずだ。
正直、男子、女子の団体追い抜きは、自由落下状態。現在この時点で指一本どころか、何ももどこにもかかっていない。これを逆転できるかどうかは、今回の予選次第。予選落ちの段階でほぼ終了するだろう。次のアジア選手権での優勝をで逆転できるなど考えてはいけない。いずれにしろ後先になるだけだから。
選手達は全力で最後まであきらめず踏み切って結果を見せて欲しい。オリンピック出場は誰のためでもなく選手自身が勝ち取らなけらばならないのだから。
頑張れ!
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