小渕:中山の2鞍は波乱含みとみて少し買い目を増やし過ぎてしまいましたが、やはり京都は堅い決着で、順当と言えば順当な結果。これで61万もの配当だったのは美味しかったかも知れません。この結果からもわかるとおり、競馬はコース条件によって荒れやすいか順当かがわりと傾向があるので、迷った際はそのあたりを目安に手広く構えるか絞り込むかを検討するのがWIN5を買う上で重要になってくるでしょう。これは私の発行した「WIN5の傾向と対策」にもデータとしてハッキリ出ているので、参考にしていただければと思います。
秘書(や):中山11RのフェアリーSは3番人気のビービーバーレルが逃げ切りでした。これもだいたいおっしゃっていた通りでしたが、あえて買い目を多くしたのはどういった理由だったのですか?
小渕:中山のマイル戦で今の前が残る馬場なら、内枠と前に行ける馬が有利なのはわかりきったこと。なので、ビービーバーレルはかなりの有力馬として挙げていましたが、揉まれたりすると脆さのある馬でもありました。他に内枠で力のある馬との数頭で決着する可能性が高いかなと思ってはいましたが、他も弱点を抱えた一長一短の馬ばかりでしたし、前が有利なのは騎手たちもわかっているため、重賞ということで一か八か積極的な競馬をしてくる馬も考えられるので、そうなった場合はかなりもつれることもあるかなと考えたわけです。このあたりは可能性の問題ですが、結果として考え過ぎたところはあるにしても、波乱の可能性があるならば押さえておくという方針は悪くなかったと思います。長いスパンで考えれば、その方がいい思いをすることは経験則として感じていることです。
秘書(や):今週は引き続き中山と京都、そして中京が開幕です。どんなところに注意が必要でしょうか?オススメの1頭なども挙げて頂けると嬉しいのですが…。
小渕:中山も京都も仮柵の移動はなく、馬場も極端に傷んだ様子はないので、どちらも先週同様、内目が有利な状況でしょう。中京は今週から開幕ですが、12月開催がAコース使用で、今週からはBコースに。暮れの開催でもまだ内目を通った馬が頑張れていましたから、Bコースになればまだインが有利と言えるのではないでしょうか。今週のメインは日経新春杯と京成杯。ハンデ戦の日経新春杯は背負わされにくい明け4歳が強いレースで、好位からも立ち回れるシュヴァルグランが有力でしょう。京成杯は少し手薄なメンバーではありますが、中山が合いそうなマイネルラフレシアは大崩れなく走りそうです。今週の肝は中京になりそうですね。
秘書(や):おっとそこまで。今週のWIN5も小渕さんの意見を参考にしたいところですね。週末のWIN5予想は『競馬道OnLine 小渕高慶の「本日の3番勝負+WIN5』で!
小渕高慶(おぶち たかよし)プロフィール
業界を牽引する専門紙・競馬ブック紙上にて年間回収率1位の座にも輝いた経験もある元トラックマン。現在もトレセンに身を置き調教師や騎手、馬主などと深い交流を持つレーシングアドバイザーとして活動。
一方でトラックバイアスや関係者の事情を考慮した独自の予想を展開する現役の予想家でもある。あわや3週連続WIN5的中(14R連続的中まで)や3連単100万オーバーなどの派手な当たりは机上の予想ではなかなか辿り着けない芸当。能力分析と現場の事情が融合した他では聞けない深みのある予想は必見である。
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