第50回 七夕賞（Ｇ３）
７月13日（日） 福島競馬場 芝2000ｍ
夏の福島競馬の名物重賞・七夕賞。以前は開催を締めくくるレースとして行われていたが、昨年は開催日程の変更で２週目へ移動。しかしレース名の通り七夕前後に行われることに変わりはなく、今年は７月13日に行われる。夏場のＧ３・ハンデ重賞のため、ベテラン馬やローカル巧者の多く集う傾向にあったレースだが、06年に創設されたサマー2000シリーズの開幕戦に指定され、これまで、このレースの出走馬から４頭がシリーズを制覇。特に08年のミヤビランベリと11年のイタリアンレッドはこのレース１着でスタートしてシリーズを制しており、その行方を占う重要な一戦になっている。そんな七夕賞の、過去の傾向を見てみよう。
Check１
１番人気はまずまず、中～下位人気も要警戒
04年まで１番人気が26連敗を喫したことで有名なレースだったが、過去10年では【3.2.1.4】とハンデ戦としては悪くない成績。２番人気は１着こそないものの、複勝率50.0％とまずまずだ。ただ、全体として中～下位人気に勝ち馬が多く、６～９番人気が４勝、２桁人気馬も２勝を挙げている。一方で、２桁人気馬が同時に２頭馬券に絡んだ年もないが、基本的にはハンデ戦らしく波乱含みと考えたい。
【人気別成績（過去10年）】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 3-2-1-4 30.0% 50.0% 60.0%
2 0-2-3-5 0.0% 20.0% 50.0%
3 1-0-3-6 10.0% 10.0% 40.0%
4 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
5 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
6 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
7 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
8 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
9 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
11～ 2-1-1-44 4.2% 6.3% 8.3%
Check２
５歳馬vs６歳馬、牝馬にも注目
クラス替えから間もない一戦だが、降級しないほどの実績を持つ４歳馬は参戦は少なく、５歳馬と６歳馬が中心となる。両者はほぼ互角だが、複勝率ではやや５歳馬が優勢だ。また、７歳以上が計51頭と数多く参戦しているものの、わずか２連対の【1.1.2.47】で連対率は3.9％止まりである。たとえ近走が不振でも、実績面から手を出したくなる穴馬も少なくないベテラン勢だが、このレースではそういった狙いは避けるのが賢明だ。なお、牝馬はすべて４番人気以下で【1.2.1.6】複勝率40.0％を記録しており、今年も該当馬がいれば軽視はできない。
【性齢別成績（過去10年）】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン ４歳 0-2-0-4 0.0% 33.3% 33.3%
５歳 4-3-5-31 9.3% 16.3% 27.9%
６歳 4-2-3-29 10.5% 15.8% 23.7%
７歳以上 1-1-2-47 2.0% 3.9% 7.8%
牝馬 ４歳 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
５歳 1-1-0-3 20.0% 40.0% 40.0%
６歳 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
Check３
軽ハンデ馬は苦戦、57キロ台が好成績
ハンデ別で54キロ以下の馬が１、２着を占めたのは、08年と10年の２回だけ。このうち10年は牝馬54キロ（牡馬56キロ相当）のアルコセニョーラが２着で、軽ハンデ馬同士と言えるのは過去10年で08年の１回（５歳牡馬・53キロの１、２着）のみと考えたい。
好走馬の多い55キロ以上では、特に57キロ台が【4.2.2.18】で勝率15.4％、連対率23.1％の好成績。55～56キロ台は好走馬こそ多くても連対率は10％台前半とひと息で、まずは57キロ台の馬に注目したい。
【ハンデ別成績（過去10年）】
斤量 牡・セン馬 牝馬
成績 勝率 連対率 複勝率 成績
51kg台以下 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-3
52kg台 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1% 1-0-0-2
53kg台 1-1-1-13 6.3% 12.5% 18.8% 0-1-0-0
54kg台 0-0-1-20 0.0% 0.0% 4.8% 0-1-0-1
55kg台 1-2-4-18 4.0% 12.0% 28.0% 0-0-1-0
56kg台 1-2-2-22 3.7% 11.1% 18.5% 該当馬なし
57kg台 4-2-2-18 15.4% 23.1% 30.8%
58kg台 0-1-0-3 0.0% 25.0% 25.0%
59kg台 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
Check４
１～４枠が中心に
過去10年のうち、中山で代替された11年を除く９回の枠番別成績では、１～４枠が計【7.6.4.46】連対率20.6％と、連対馬18頭中13頭を占める。対して５～８枠は【2.3.6.57】で３着こそ多いものの、連対率は7.4％止まり。連対候補は１～４枠を中心に選びたい。なお、一昨年までの開催最終週から、昨年は開催２週目の施行になったが、その昨年は２→５→１枠（４→10→２番）。開催日が変更されても、傾向に大きな変化はなさそうな印象だ。
【枠番別成績（過去10年、11年の中山を除く）】
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0%
2 3-0-0-13 18.8% 18.8% 18.8%
3 1-3-0-12 6.3% 25.0% 25.0%
4 2-2-3-9 12.5% 25.0% 43.8%
5 1-1-3-11 6.3% 12.5% 31.3%
6 0-1-0-15 0.0% 6.3% 6.3%
7 1-0-3-14 5.6% 5.6% 22.2%
8 0-1-0-17 0.0% 5.6% 5.6%
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７月13日（日） 福島競馬場 芝2000ｍ
夏の福島競馬の名物重賞・七夕賞。以前は開催を締めくくるレースとして行われていたが、昨年は開催日程の変更で２週目へ移動。しかしレース名の通り七夕前後に行われることに変わりはなく、今年は７月13日に行われる。夏場のＧ３・ハンデ重賞のため、ベテラン馬やローカル巧者の多く集う傾向にあったレースだが、06年に創設されたサマー2000シリーズの開幕戦に指定され、これまで、このレースの出走馬から４頭がシリーズを制覇。特に08年のミヤビランベリと11年のイタリアンレッドはこのレース１着でスタートしてシリーズを制しており、その行方を占う重要な一戦になっている。そんな七夕賞の、過去の傾向を見てみよう。
Check１
１番人気はまずまず、中～下位人気も要警戒
04年まで１番人気が26連敗を喫したことで有名なレースだったが、過去10年では【3.2.1.4】とハンデ戦としては悪くない成績。２番人気は１着こそないものの、複勝率50.0％とまずまずだ。ただ、全体として中～下位人気に勝ち馬が多く、６～９番人気が４勝、２桁人気馬も２勝を挙げている。一方で、２桁人気馬が同時に２頭馬券に絡んだ年もないが、基本的にはハンデ戦らしく波乱含みと考えたい。
【人気別成績（過去10年）】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 3-2-1-4 30.0% 50.0% 60.0%
2 0-2-3-5 0.0% 20.0% 50.0%
3 1-0-3-6 10.0% 10.0% 40.0%
4 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
5 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
6 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
7 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
8 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
9 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
11～ 2-1-1-44 4.2% 6.3% 8.3%
Check２
５歳馬vs６歳馬、牝馬にも注目
クラス替えから間もない一戦だが、降級しないほどの実績を持つ４歳馬は参戦は少なく、５歳馬と６歳馬が中心となる。両者はほぼ互角だが、複勝率ではやや５歳馬が優勢だ。また、７歳以上が計51頭と数多く参戦しているものの、わずか２連対の【1.1.2.47】で連対率は3.9％止まりである。たとえ近走が不振でも、実績面から手を出したくなる穴馬も少なくないベテラン勢だが、このレースではそういった狙いは避けるのが賢明だ。なお、牝馬はすべて４番人気以下で【1.2.1.6】複勝率40.0％を記録しており、今年も該当馬がいれば軽視はできない。
【性齢別成績（過去10年）】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン ４歳 0-2-0-4 0.0% 33.3% 33.3%
５歳 4-3-5-31 9.3% 16.3% 27.9%
６歳 4-2-3-29 10.5% 15.8% 23.7%
７歳以上 1-1-2-47 2.0% 3.9% 7.8%
牝馬 ４歳 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
５歳 1-1-0-3 20.0% 40.0% 40.0%
６歳 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
Check３
軽ハンデ馬は苦戦、57キロ台が好成績
ハンデ別で54キロ以下の馬が１、２着を占めたのは、08年と10年の２回だけ。このうち10年は牝馬54キロ（牡馬56キロ相当）のアルコセニョーラが２着で、軽ハンデ馬同士と言えるのは過去10年で08年の１回（５歳牡馬・53キロの１、２着）のみと考えたい。
好走馬の多い55キロ以上では、特に57キロ台が【4.2.2.18】で勝率15.4％、連対率23.1％の好成績。55～56キロ台は好走馬こそ多くても連対率は10％台前半とひと息で、まずは57キロ台の馬に注目したい。
【ハンデ別成績（過去10年）】
斤量 牡・セン馬 牝馬
成績 勝率 連対率 複勝率 成績
51kg台以下 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-3
52kg台 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1% 1-0-0-2
53kg台 1-1-1-13 6.3% 12.5% 18.8% 0-1-0-0
54kg台 0-0-1-20 0.0% 0.0% 4.8% 0-1-0-1
55kg台 1-2-4-18 4.0% 12.0% 28.0% 0-0-1-0
56kg台 1-2-2-22 3.7% 11.1% 18.5% 該当馬なし
57kg台 4-2-2-18 15.4% 23.1% 30.8%
58kg台 0-1-0-3 0.0% 25.0% 25.0%
59kg台 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
Check４
１～４枠が中心に
過去10年のうち、中山で代替された11年を除く９回の枠番別成績では、１～４枠が計【7.6.4.46】連対率20.6％と、連対馬18頭中13頭を占める。対して５～８枠は【2.3.6.57】で３着こそ多いものの、連対率は7.4％止まり。連対候補は１～４枠を中心に選びたい。なお、一昨年までの開催最終週から、昨年は開催２週目の施行になったが、その昨年は２→５→１枠（４→10→２番）。開催日が変更されても、傾向に大きな変化はなさそうな印象だ。
【枠番別成績（過去10年、11年の中山を除く）】
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0%
2 3-0-0-13 18.8% 18.8% 18.8%
3 1-3-0-12 6.3% 25.0% 25.0%
4 2-2-3-9 12.5% 25.0% 43.8%
5 1-1-3-11 6.3% 12.5% 31.3%
6 0-1-0-15 0.0% 6.3% 6.3%
7 1-0-3-14 5.6% 5.6% 22.2%
8 0-1-0-17 0.0% 5.6% 5.6%
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