夫婦別姓を認めない民放の規定は合憲なのか違憲なのかが争われた裁判があります。
結果は次の通りになりました。



最高裁大法廷が16日、夫婦別姓を認めない民法の規定を合憲と判断した。理由の一つとして挙げたのは、「夫婦同姓は合理的で日本社会に定着している」という点だ。世論調査でも夫婦別姓導入の賛否は分かれ、仮に導入されても、別姓にしたいとする層は限られている。(中略)

来春に挙式を予定しているという東京都立川市の会社経営、石川恵美さん(35)は既に入籍を済ませ、「当然のように夫の石川姓を名乗るようになった」と説明する。社内では旧姓の近田で呼ばれることの方が多く、「日常生活に不便は感じていない」という。「(民法は)男女どちらかの姓を選べ、としているのだから、女性蔑視だとは思わないし、法律上の不備もないと思う」

結婚控えたカップルは…「好きな人と同じ姓になれることがうれしい」 世論調査でも夫婦別姓求める声は限定的

産経新聞 2015.12.17

http://www.sankei.com/affairs/…/151216/afr1512160045-n1.html


耐え難い苦痛を感じるとか、何か不利益になることってあるんですかね?
確かに姓が変わって最初は色々手続きもあるでしょう。名義変更とかね。
原告も思うところがあったようですけど、方向性が違いますね。

夫婦別姓訴訟の原告、塚本協子さん(80)は「合憲判決を聞き、涙が止まらなかった。(戸籍上は別の姓のため)自分の名前で死ぬこともできなくなった。これから自分で生きる方向を見つけなければならず、つらい」と声を震わせた。

「自分の名前で死ねずつらい」 訴訟の原告ら

産経新聞 2015.12.17

http://www.sankei.com/affairs/…/151216/afr1512160046-n1.html


ごめんなさい。全く意味がわかりません。これ共感しますよっていう人いるのかな?

さっきツイッターとかフェイスブックで何か不利益あるのかなって呟いたら色々と反応がありました。
女性の意見を見てもそんな困るっていう人はいないですよね。
それこそ名義変更の手続きとか呼ばれ慣れてないから最初は戸惑うとかくらいですよ。

あとこういう意見もありましたね。
極端な例を挙げると近藤さんに嫁ぐ睦美さんとか、安藤さんに嫁ぐ夏子さんとか、
氏と名の組み合わせが酷い人は耐え難い苦痛かもしれない。確かに組み合わせもありますよね。
でも塚本協子さんは当てはまらないでしょう。


夫婦別姓になったら子供の名前はどうなるんですかね。
どちらかを選択したとしても戸惑うでしょう。
たとえば子供の友達にあ、田中君のママだとか言われた時、
いや、田中のママだけど吉田ですよとか言うんですか。子供も周囲も混乱しますよ。

個人的には日本で夫婦別姓は必要ないのではないかと感じています。
何でも世界に合わせればいいってわけじゃないでしょう。

 

 


( KAZUYA )






■編集後記■


私の近所に親戚のTおばさんがいました。

私が5歳くらいで亡くなりました。

私の兄弟はそのTおばさんによく面倒をみてもらっていたようです。

そのTおばさんは、私のと同じ和田という姓でなかったのですが、

親戚で子供もいなかったので、私がずっと墓参りをしてきました。

和田家の墓参りしたあとに、そこも掃除して線香と花枝を飾っていました。

7年ほど前、墓地が狭くなったので、

和田家の祖先の墓が多いので、まとめて新しい墓にし、

別の墓地に移しました。

そうなるとTおばさんの墓にいくことはほとんどありません。

私の息子たちも数回行ってますが、顔も知らない人の墓など

どう説明しても人情として覚えられないでしょう。

夫婦別姓の問題は墓の問題もあります。
自分がどの墓に入るか、誰がその墓を守るかです。
息子だろうと娘だろうと、自分の姓を継いだ子供夫婦がいないと
まあ、間違いなく途絶えます。

娘しかおらず、嫁に行ってしまい、別姓になってしまうと、

やがて自分の墓は風化してしまうでしょう。

苗字の違う人の墓なんか、その人を覚えている世代なら墓参りしますが、

子孫であっても、親戚であっても本当にその世代で終わりです。

だれもケアしない墓はなくなるので、

その人が存在したことが消えてしまいます。

苗字が同じ祖先なら愛着はあるでしょうが、

祖先筋の親戚であっても苗字が違うと絶対にその愛着は下がります。

姓ってほんとうに大事ですね。


 

( 和 田 )
Twitter: https://twitter.com/media_otb