2007年 ツアー・オブ・ジャパン 伊豆ステージ

この年の伊豆ステージは、序盤から新城幸也選手が単独アタック。これにアレッサンドロ・ドナーティ選手、福島康司選手が反応。さらに野寺秀徳選手らが追いつき、先頭集団を形成しました。

残り23km、先頭集団からクリストファー・フルーム選手が単独でアタック。快調に飛ばし、後続に41秒差をつけてステージ優勝を果たしました。

プロ1年目のケニアのU23チャンピオンのフルーム選手は「チームスポンサーの日本企業のためにも有意義な勝利だった。この大会は機材の故障など不運なことも多かったが、今日は暑かったことが私にはよかった。」とコメントを残しています。

■栗村コメント
ツール・ド・フランス3勝を誇るトップライダー、クリス・フルーム選手が、ツアー・オブ・ジャパンに出場し、伊豆ステージを制したのはツアー・オブ・ジャパンにとって大きな歴史の一つといえます。
22歳になったばかりのフルーム選手は今よりも確実に体重がありそうな体つきをしており、伊豆ステージは制したものの、クイーンステージである富士山ステージは6位(タイムは44分25秒と平凡)に留まっており、個人総合成績も6位に終わっていました。

2007年 ツアー・オブ・ジャパン 伊豆ステージ

2007年 ツアー・オブ・ジャパン 伊豆ステージ

2007年 ツアー・オブ・ジャパン 伊豆ステージ

2007年 ツアー・オブ・ジャパン 大阪ステージ
クリス・フルーム選手の誕生日は5月20日。この年はTOJ大阪ステージの日でした。
■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……
今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。
国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。