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NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.82

2017/04/23 09:00 投稿

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2006年 ツアー・オブ・ジャパン 伊豆ステージ

2006年 第10回ツアー・オブ・ジャパンの成績は下記のものになります。

[個人総合時間賞]
1位 ウラジミール・デュマ(ユニバーサルカフェ・CBインモビリアーレ)
2位 ジョンリー・オーガスティン(コニカミノルタ)
3位 アンドレイ・ミズロフ(カペック)

[個人総合ポイント賞]
1位 鈴木真理(ミヤタ・スバル)

[個人総合山岳賞]
1位 ジョンリー・オーガスティン(コニカミノルタ)

[団体総合時間賞]
1位 コニカミノルタ

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今回の写真はレース中は伊豆ステージ、表彰式は東京ステージ後のものになります。
伊豆ステージは、序盤からスキル・シマノの狩野智也選手、チームバンの福島晋一選手、ブリヂストン・アンカーの田代恭崇選手ら5名が逃げ集団を形成。その後、単独で追走したサウスオーストラリアドットコム・AISのマシュー・ロイド選手も加わります。

残り25kmで狩野選手とロイド選手の2人になり、そのまま協調体制のままゴールまで。最終的にはロイド選手がゴール勝負を制し、ステージ優勝しています。

■栗村コメント
この時の狩野選手は本当に強かったですね。一緒に逃げたマシュー・ロイド選手は後にジロ・デ・イタリアに於いて山岳賞を獲得しています。これだけのメンバーの中で個人総合4位に食い込んだ狩野選手の実力は周囲からも高く評価されていました。
そして!ミヤタ・スバルの鈴木真理選手が最終日に逆転でポイント賞を獲得しました!実はわたくし栗村がミヤタの監督になってからUCIレースでの特別賞ジャージを獲得したのはこれが初めての経験であり、実は大井ふ頭での表彰式でポイントジャージを着用する鈴木真理選手の姿を遠くからみてそっと涙していたのはここだけの話です……。

2006年 ツアー・オブ・ジャパン 伊豆ステージ

2006年 ツアー・オブ・ジャパン 伊豆ステージ
「後続集団にシマノのドイがいるからカノウが引けないのは分かっていたが、彼には先頭を交代してくれるように頼んだ。ボクは上りが得意なので前日の富士山では勝ちをねらいにいったが、残念な結果に。今日はこの素晴らしいレースで勝つことができてうれしい」とロイド選手、「一緒に逃げた選手が攻めの気持ちを持っていたので、ひさしぶりにいいレースができた。田代選手や福島晋一選手が、(総合成績を上げたいという)ボクを気遣ってくれた。区間優勝はしたかったが、ロイドが本当に強すぎた」と狩野選手がそれぞれコメントを残しています。

2006年 ツアー・オブ・ジャパン 東京ステージ
個人総合時間賞1位のウラジミール・デュマ選手(ユニバーサルカフェ・CBインモビリアーレ)

2006年 ツアー・オブ・ジャパン 東京ステージ
個人総合ポイント賞1位の鈴木真理選手(ミヤタ・スバル)
最終日の東京ステージで中間スプリントポイントをトップ通過し、逆転でポイント賞に輝いています。
■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……
今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。
国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。

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