1994年 国際サイクルロードレース
'94年の国際サイクルロードレースは大改革の年でした。
まずステージが東京、修善寺、富士、名古屋、大阪の5大会に。修善寺と富士は平日のレースが行われています(今までは週末のみの開催)。東京大会では中学生のレース、修善寺と富士では高校生(ジュニア)のレースも行われました。
また総合順位の決定方法が合計時間での順位決定に変更になりました。(これまでの総合は、各大会での着順の合計から算出していたようです。)
1994年の国際サイクルロードレースは上記の説明にあるように、現在のツアー・オブ・ジャパン開催に向けた大きな変化の年でしたね。総合タイムで個人総合順位を競うようになり、事実上のステージレースへ重要な進化を果たしました。
写真の選手はイノアックデキの藤野智一選手。右手でなにやらフレームのダウンチューブ付近を触っていますが、これはリア変速機(ディレイラー)を操作するためのアクションです。現在はブレーキレバーと変速レバーがセットになっていますが、当時はダウンチューブにWレバーという変速レバーが別に付いており、それを操作してディレイラーを動かしていました。そして、フレームは現在は殆ど見ることのなくなったチタン製です!
今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。
国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。
コメント
コメントを書く