●怪談の闇を見るの巻
[天皇と原発 その秘密② ~自民党の公約とリンクして笹子トンネル崩落]
すでに政権を取った気の自民党総裁が、公約として国防強化を口にすると、それをアシストするように北朝鮮がミサイル発射を準備する。そして公共投資を口にすると、それに合わせるかのようにトンネルの吊り天井が落ちてくる。これを疫病神という。
およそ怪談のカの字でも口にしたことのある人なら、これまでに中央自動車道の笹子トンネルを何度往復したか数え切れないだろう。そのたびに実はロシアン・ルーレットが展開されていたことになるのだが、原発の大爆発に続いてお家芸のトンネル技術も破綻。また一流神話が崩壊した。残るはいよいよ新幹線だけになってきた。
福島第1原発は2003年に安全装置を外していたそうだが、笹子トンネルも2000年以来まともな点検はしていなかったという。しかし、点検しても結果は同じだっただろう。ボルトの問題ではなくて欠陥コンクリートと手抜き工事が原因ならば、目視だろうが打音だろうが、点検そのものに意味がない。ネクスコ中日本はそれに気づいていたはずである。
ロシアン・ルーレット状態を脱するためには、1から造りなおすしかない。現実的には無理な相談だから〝事故待ち〟ということになる。一部の専門家は欠陥トンネルの寿命をかねてから指摘しており、そもそも高度成長期にインフラの突貫工事を指揮した自民党の連中も当然それを知っている。サンダーバードの人形のような現総裁は知らなくても、人形の操り手は知っている。なるほど公共投資は必要になるだろう。あらかじめ仕掛けた時限爆弾が破裂するたびに直さないといけないのだから。
ロシアン・ルーレット状態を脱するためには、1から造りなおすしかない。現実的には無理な相談だから〝事故待ち〟ということになる。一部の専門家は欠陥トンネルの寿命をかねてから指摘しており、そもそも高度成長期にインフラの突貫工事を指揮した自民党の連中も当然それを知っている。サンダーバードの人形のような現総裁は知らなくても、人形の操り手は知っている。なるほど公共投資は必要になるだろう。あらかじめ仕掛けた時限爆弾が破裂するたびに直さないといけないのだから。
昭和時代というのは、明治時代のツケを払わされた時代だった。そしていまは、昭和時代のツケを回された時代である。昭和時代というのは昭和天皇の時代のことだ。そこで話は本題に入るが、前回述べたように、昭和天皇は戦後政治に主体的にコミットしていた。マッカーサーとの直接の交渉で、超法規的次元において、戦後の安全保障政策の基盤を事実上決定していた。すると必然的に、原発の話も無縁ではなくなってくる。〝原発政策はなぜ神がかり的に推し進められたか〟という謎の答えも見えてくるのだ。
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