SOHIKO BLOMAGA

小池壮彦 怪奇探偵ブロマガ vol.5

2012/11/18 20:00 投稿

  • タグ:
  • vol.5天皇と原発
  • 歴史と社会
●怪談の闇を見るの巻

[天皇と原発 その秘密① ~日本という怪談]

 11月10日に「怪奇真夜通信」vol.4~vol.6を配信した。このなかで東京のJR中央線にまつわる怪談を話しているが、昭和63年(1988年)12月5日に東中野駅で電車の追突事故が起きたとき、実は国鉄民営化に反対していた勢力によるテロ説もあった。しかし爆弾等の痕跡があったという話はなく、運転士も死亡していて証言が得られなかった。結局はATS(自動列車停止装置)の解除による事故ということになっている。

 ところで、人類の滅亡を望む人にとっては朗報なのだが、日本全国の原発内にある燃料棒というのは、どこに移動するにしても、基本的に自前の施設で抱え込むしかないものである。つまり、損傷して動かせない物騒な核燃料も含めて、日本のどこかに必ずそれは大量に存在する。この状態を回避することは不可能であり、いまのところこれを可能に転じる手立てはない。

 世の中の多くの人は原発は危ないという理由で反対していると思うが、原発を容認する人も危ないことはわかっている。ならばなぜ容認するかというと、もはや後戻りできないからである。原発を停めても核燃料は残る。リスクは消えない。いずれゼロにすると言っても事情は同じである。核廃棄物の完全処分はできない。つまり、将棋で言えばもう詰んでいるのだから、いまさらやめても意味がない、だから続ける、という理屈である。

 この言い分は、いま俺は人を3人殺してきたからどうせ死刑になる、だからあと1人殺そうが2人殺そうが同じだと言って殺人を続ける理屈に似ているが、大きく異なるのは、問題が殺人者1人の死刑ではないことだろう。国土を失うリスクをどう考えるかということになるはずだが、容認派の言い分は極めて現実的に、どのみちそれは避けられないと言っているのである。すなわち、国土の消滅は、とっくの昔に前提とされているのだ。
 

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