例の紅麹サプリ問題の話をしましょう
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はいコンニチワ。ニコニコが復活したのでアリエナイ理科ポータルから秘密基地に戻ってきたくられ先生です。

この記事はニコニコがサービス停止していた時にアリエナイ理科ポータルで先行公開していたブロマガの再掲記事になります。
今後もそういう記事がちょこちょこ出てくると思いますが、そういうものだと思って読んでください。

さておき、今回は件のサプリメントの話で、報道は一端落ち着いたプベルル酸問題です。

◆◇◆毒性の原因は「プベルル酸」だった◆◇◆



小林製薬の紅麹を使用したサプリメントに「未知の成分」が含まれていたことで健康被害が続出して調査が開始されました。その後、厚生労働省、国立医薬品食品衛生研究所なども毒性の調査を行い、

プベルル酸が毒性の原因であったことが確認された

というのが現在の流れです。

当初は紅麹菌の中には「シトリニン」という腎臓毒性のある成分を作るモノが知られていたので、こちらが原因かと思われていました。
しかし調査の結果わかったのは「プベルル酸」が原因だったということで、これはなんらかの形で青カビの仲間(ペニシリウムの仲間)が生産する抗菌成分の1つ。
人間にも強い毒性を持つため抗生剤としては使えず、またマラリア原虫に効果があるため、マラリアの治療薬として研究もされていた成分です。

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