「変な家」を建てるのにも建築確認が必要です
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おはようございます。しろへびです。

最初にお断りしておきますが、今回は現在公開中の映画について触れます。
映画未視聴、原作未読ですので、ネタバレとかは無いと思いますが、気になる方は読み飛ばしてください。

さておき、先日Twitter(現X)のタイムラインにこんな映画の予告が流れてきました。

●映画『変な家』何・か・が・“変”・な【予告変】75秒


Twitterで時々みかけるライターさんの作品が映画化されたそうです。
凄い時代ですね。

冒頭、家の間取り図が提示され、

「あなたにはこの家の異常さがわかりますか?」

と、問いかけてきます。

妙だな……
これは建築基準法上の建築確認を受けていない可能性があります。

建築物は自分のお金で建てたとしても、自身で所有する土地になんでも自由に建てて良いというわけではありません。
主に防災上の理由で、よく燃えそうだとか、地震で壊れるのが明らかだとか、近隣に迷惑をかけるだとか色々です。

その中に、居室には採光と換気のために窓を設けろというものがあります。
条件によって異なりますが、採光は床面積の1/5~1/10、換気は床面積の1/20以上の開口部が必要となります。

間取り図によると「変な家」の二階には子供部屋があるのですが、一見窓がなく、違法な建築物に見えてしまいます。

今回は普通の設計では建築確認をクリアできない家を建てる方法を考えてみます。

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