なかなかやっかいな害虫「トコジラミ」対策の話をしましょう!
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ハイハイハイ! くられ先生です!

このところTwitterなどでも話題になっているので、知っている人もいるかもしれないが、フランスや韓国を中心に、トコジラミ(南京虫)被害がえらいことになっているそうです。

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日本でも相談件数が急増しているみたいで、世界に広がっててなかなかシャレにならない。

◆◇◆トコジラミの薬剤耐性と歴史的経緯◇◆



フランス食品環境労働衛生安全庁(Anses)が今年7月に公表した資料によると、もともと2017~22年にフランスの10世帯に1世帯超でトコジラミが発生していたが、これが列車や空港などのソファに定着するようになり、さらに殺虫剤に対する猛烈な耐性を獲得していることが原因だという。

確かに、トコジラミは過去にDDT(dichlorodiphenyltrichloroethane)のような強烈な殺虫剤を使い、
物理で殴るみたいなやり方で退治してきた歴史があります。

1950年代前後では世界中でDDTが使われ、シラミの駆除に子供の頭にぶっかけるみたいな乱暴なやり方をしたのもあって、トコジラミも激減しました。

DDTは内分泌かく乱物質として発がん性が指摘され、現在は使われていない殺虫剤です。
しかし、哺乳類にはまぁまぁ無害で、昔のような寄生虫が蔓延する状況下では、わりとザルな使い方はある意味正解だったとも言われています。

これは、DDTによる多少の毒性より、外寄生虫をかなり駆除出来たことによる利益のほうが大きかったためです。

一方で、そうした時代を経た結果、現在の殺虫剤の大半を占めるピレスロイド系に抵抗性を持つものがでてきています。

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