皆さん、事件です。
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こんにちは。薬理凶室法務担当、倫獄です。
今回は不定期連載っぽい感じで「倫獄の事件簿」と題したシリーズを始めてみようかと思います。

「もしこんな事件が起きたら、法的にはどう解釈されるか」がテーマです。続くかどうかは、ご好評を頂けたら、ということで、よろしくお願いします。

では早速、今回の事件をご紹介しましょう。

◆◇◆悲劇の毒薬事件◆◇◆



事件その1:
レイユール先生は、後の実験用に危険な毒薬(致死量)を薬品棚に保管していた。その後、くられ先生も薬品棚に同様に危険な毒薬(致死量)を保管した。薬品棚を酒棚だと勘違いしたJoker先生は、その毒薬を両方飲んで死亡した。
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事件その2:
事件その1と同様に、レイユール先生とくられ先生は毒薬を保管したが、今度はどちらの毒も致死量には満たない量だった。しかし、Joker先生はその両方を飲んでしまったため、致死量に達して死亡した。
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今日は、この二つの事件を題材に、刑法における因果関係について考えてみましょう。

上の事例では、誰かを傷つけようという故意が存在せず、また過失があるかもちょっと疑う余地がありますが、それ以前の問題として、「レイユール、くられ両名の行為と、被害者Jokerの死との間の因果関係が認められるか?」ということに焦点を当てます。

以下に詳しく解説しますが、因果関係が認められなければ、レイユール、くられが罪に問われることはありません。

果たして二人の運命は!?

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