オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第303回 「どこで逸れたんだろう」と考えてしまうウラガワ(3)
◆もくじ◆
・「どこで逸れたんだろう」と考えてしまうウラガワ(3)
・最近の志麻子さん
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MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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未来に賭けようと楽観視しようという気持ちと、
加齢とともにどんどん可能性が狭まってきてしまうという現実と。
60代半ばの、いわゆるホームレスだった女性がバス停のベンチで亡くなった事件があった。
彼女の死そのものも痛ましく衝撃的だったが、徐々にわかってきた彼女の半生に、他人事ではないと身につまされた。
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2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ」
2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ」
3月「どこか心残りの別れのウラガワ」
4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ」
5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ」
6月「アマビエ的なものや人のウラガワ」
7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ」
8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ」
9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ」
10月「いい大人なのに未経験のウラガワ」
11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ」
12月「私なりに引っかかる物事のウラガワ」
2021年1月「ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ」
2月「いつの間にか入り込む怖いもののウラガワ」
3月「もはや共存するしかないあれこれのウラガワ」
4月「変わらぬもの、変わりゆくもののウラガワ」
5月「子どもっぽい大人、大人になっても子どもな人のウラガワ」
6月「ドライになり切れないウェットな物事のウラガワ」
7月「ホラーの夏なので怖い怪談実話なウラガワ」
8月「夏といえばの怖い話・奇妙な話のウラガワ」
9月「歳を取れば大人になれるわけではないウラガワ」
10月「この歳になって初めて知ることもあるウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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いつ頃からだろう。12月よりも11月に、もやもやと後悔や焦りを感じるようになったのは。もしかしたら、子どもの頃からだったかもしれない。
12月に入れば、もう後がないというのは逆に、来年に賭けようと楽観視さえできてしまう。現実には、加齢とともにどんどん可能性は狭まってきているのだけれど……という気分をテーマにしてきた今月の締め括りには、やや年上の女性を登場させる。
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ちょうど去年の今頃、話題になった事件がある。60代半ばの、いわゆるホームレスだった女性がバス停のベンチで殴殺された。
彼女の死そのものも痛ましく衝撃的だったが、徐々にわかってくる彼女の半生には、コロナ禍の不況下にある多くの人が、他人事ではないと身につまされた。私もその一人だ。
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