オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第298回 この歳になって初めて知ることもあるウラガワ(1)
◆もくじ◆
・この歳になって初めて知ることもあるウラガワ(1)
・最近の志麻子さん
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・著者プロフィール
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真夏、真冬という言葉に対して、「真春」「真秋」はないけれど、まさに「真秋」の10月。
まさに岩井さん自身も「真秋」の、つまり「いい大人」の年頃だけど、
まだまだ人にも物にも場所にも、新たな出会いがあると期待している。
ともあれこの歳になっても「今、初めて知った」「大人になってもずっと勘違いしていた」ということもある。
作家の橋本先生(仮名)とお話ししていたところ、ふとした流れで数年前に起きた殺人事件の話になり……。
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2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ」
2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ」
3月「どこか心残りの別れのウラガワ」
4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ」
5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ」
6月「アマビエ的なものや人のウラガワ」
7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ」
8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ」
9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ」
10月「いい大人なのに未経験のウラガワ」
11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ」
12月「私なりに引っかかる物事のウラガワ」
2021年1月「ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ」
2月「いつの間にか入り込む怖いもののウラガワ」
3月「もはや共存するしかないあれこれのウラガワ」
4月「変わらぬもの、変わりゆくもののウラガワ」
5月「子どもっぽい大人、大人になっても子どもな人のウラガワ」
6月「ドライになり切れないウェットな物事のウラガワ」
7月「ホラーの夏なので怖い怪談実話なウラガワ」
8月「夏といえばの怖い話・奇妙な話のウラガワ」
9月「歳を取れば大人になれるわけではないウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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子どもの頃から、気になってはいた。真夏、真冬という言葉はあるのに、真春、真秋はないなぁ、と。もしも真秋という言葉があれば、当てはまるのは十月だろう。
そして私という人間も、今まさに真秋を生きている気がする。つまり、「いい大人」といわれる年頃なのだけれど。
まだまだ人にも物にも場所にも、新たな出会いはある。これからも、きっと。
ともあれ、そこから「この歳になって今、初めて知った」「大人になっても、ずっと勘違いしていたのか」と知ること、気づかされることも多い。
という話のあれこれを書いてみたくなったのは、十月だからだ。
例によって全編に渡り、登場人物はすべて匿名か仮名、人や場所の特定を避けるため背景などにも多少の変更、脚色をしてあるのをおことわりしておく。
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かなり前からその数々の著作の愛読者であり、ダンディなお姿にも女心、いや、ここはファン心としておくが、いろいろ疼かせていた作家の橋本先生にお会いできた。
橋本先生は小説家ではなく、ノンフィクション、ルポの分野の大御所だ。手がける分野は、政治から社会情勢から風俗まで多岐に渡る。
お会いしたのは仕事の場だったから、真面目な話もそれなりにしたけれど、共通の知人の噂話、ぶっちゃけた下ネタにも脱線した。先生は、俗な話題も豊富すぎた。
そのとき、ふとした流れで数年前に起きた殺人事件の話になった。
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