オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第297回 歳を取れば大人になれるわけではないウラガワ(3)
◆もくじ◆
・歳を取れば大人になれるわけではないウラガワ(3)
・最近の志麻子さん
『プロが解決!オトナLab.』でお悩み募集中
『でえれえ、やっちもねえ』角川ホラー文庫より発売中
万年アクリルカレンダー再販中
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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しっとりした秋は、大人が大人であることを楽しむ季節、と感じ、
落ち着いていながら常に人生を楽しんでいる大人らしい大人に敬愛を捧げている。
ただ幼稚なだけ、成長がないまま歳だけ取った、みたいな大人もいるからね。
住処とする歌舞伎町の大人や若者に登場してもらうエピソードを今回はお届け。
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2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ」
2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ」
3月「どこか心残りの別れのウラガワ」
4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ」
5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ」
6月「アマビエ的なものや人のウラガワ」
7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ」
8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ」
9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ」
10月「いい大人なのに未経験のウラガワ」
11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ」
12月「私なりに引っかかる物事のウラガワ」
2021年1月「ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ」
2月「いつの間にか入り込む怖いもののウラガワ」
3月「もはや共存するしかないあれこれのウラガワ」
4月「変わらぬもの、変わりゆくもののウラガワ」
5月「子どもっぽい大人、大人になっても子どもな人のウラガワ」
6月「ドライになり切れないウェットな物事のウラガワ」
7月「ホラーの夏なので怖い怪談実話なウラガワ」
8月「夏といえばの怖い話・奇妙な話のウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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ぎらつく夏は子どもや若者が主役の季節だと感じるが、しっとりした秋は大人が大人であることを楽しむ季節、と感じている。
私は心身ともに若作りした大人より、歳相応というのが輝く評価となる、落ち着いていながら常に人生を楽しんでいる大人らしい大人に敬愛を捧げている。
良い意味で若々しい、純な子どもの心を持ったまま、というのではなく、ただ幼稚なだけ、成長がないまま歳だけ取った、みたいな大人もいるからね、私も含め。
子どもの年頃でも立派な社会人、みたいに成長を遂げている子もいれば、狡猾さや計算高さといった、悪い大人の属性だけ先取りしてしまった子もいる。
というようなことを書いてきた今月の終わりには、我が歌舞伎町の大人や若者に登場してもらう。しかし九月も終わりになれば、夏の気配も名残も消え去ってしまうなぁ。
※
これは以前にも書いたが、今から七年ほど前、夏になりかけの時期、うちのすぐ近所で殺人事件があった。罪状は傷害致死事件となっているのに、加害者の名前で検索すると即座に殺人事件、と出てくる。
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