オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第281回 変わらぬもの、変わりゆくもののウラガワ(2)
◆もくじ◆
・変わらぬもの、変わりゆくもののウラガワ(2)
・最近の志麻子さん
『でえれえ、やっちもねえ』角川ホラー文庫より6月発売予定
万年アクリルカレンダー再販中
【配信版】月刊オメ★コボシ 4月分 アーカイブ配信中
【配信版】月刊オメ★コボシ 5月号 5/18(火)開催
2/25発売『再生 角川ホラー文庫ベストセレクション』に作品収録
映画『遊星王子2021』に出演
TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
「岩井志麻子のおんな欲」連載中
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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変わらぬものと、変わりゆくもの。
変わったのか変わっていないのか解釈の仕方によるなぁという出来事もあるもの。
4月にはエイプリルフールもあるが、当人達には笑えないけれど他人はつい笑ってしまう嘘、はたまたその逆もある。
ある地方の郵便局員の友達が語ってくれた話では、電話をしながらATMの周りをうろうろするおばあちゃんが登場したのだが……。
そして、なりすましといえば、今や多くの人が写真の加工をする時代だが……。
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2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ」
2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ」
3月「どこか心残りの別れのウラガワ」
4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ」
5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ」
6月「アマビエ的なものや人のウラガワ」
7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ」
8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ」
9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ」
10月「いい大人なのに未経験のウラガワ」
11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ」
12月「私なりに引っかかる物事のウラガワ」
2021年1月「ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ」
2月「いつの間にか入り込む怖いもののウラガワ」
3月「もはや共存するしかないあれこれのウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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もうこの歳でこの職業だと、四月からガラッと新生活が始まることはないが、仕事の担当者が変わったりはする。担当は変わっても仕事は変わらなかったり、その逆もある。
そういう、変わったのか変わってないのか解釈の仕方によるなぁ、という気分を今月は書いてみる。とりあえず、レギュラー出演している二つの番組は変わらず継続で、これは変わりないことに安堵している。
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四月の風物詩や行事としては、エイプリルフールが真っ先にとまではいかなくても、上位に来る。これは、昔から変わりない。四月一日だけは、嘘が許される。とはいえ、笑える嘘に限られる。これも、不変だ。
しかし当人達には笑えない嘘でも、他人はつい笑ってしまう嘘もある。逆に当人達が笑っていても、他人には笑えない場合も。
さて。以下は、ある地方に住む郵便局員の友達に聞いた話だ。
「八十代半ばくらいのおばあちゃんが携帯で電話しながら入って来て、ATMの周りを落ち着きなく、ずっとうろうろしてるの。
さりげなく近づいたら、電話の向こうの声が聞こえてきて、相手は若い男なんだわ。
もしかして。ピンと来て、おばあちゃんに、どうしましたか~と声かけた。
そしたらおばあちゃん、息子とお金の相談をしているというの。だけど、おばあちゃんの息子というには声が若すぎるのね。
やっぱり振り込め詐欺だっ。半ば強引におばあちゃんから電話を取り上げて、『郵便局の者ですが、何かご不明な点がありますか』と、相手の若い男に話しかけた」
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