オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第159回 年下韓国人夫とのアジア旅のウラガワ(3)
◆もくじ◆
・年下韓国人夫とのアジア旅のウラガワ(3)
・最近の志麻子さん
12/16(土)「オメ★コボシ40」開催
太田出版よりイヤミス『嘘と人形』発売中
角川ホラー文庫より『現代百物語 不実』発売中
TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
「岩井志麻子のおんな欲」連載中
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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別の男に心を移した夫人を伴い、放浪の旅に出た詩人・金子光春。
浮気騒動を経て戻ってきた、十八歳年下の韓国人の夫・ジョンウォンを連れて、小旅行を繰り返す岩井さん。旅行の際は、金子の著作を持っていくという。
アジア旅の途中の上海で、韓国人の夫のみ入国ができないというトラブルが勃発!
そんな小事件を経て、岩井さんがしみじみ思うことは……。
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2014年11月~15年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ」
2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ」
3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ」
4月「春のおかしなお便りの数々のウラガワ」
5月「距離感のおかしい人たちのウラガワ」
6月「台湾から連れてこられたある女性のウラガワ」
7月「大人の夏の観察日記のウラガワ」
8月「大人だからわかる怖い話のウラガワ」
9月「『志麻子のヤバモンGO』なウラガワ」
10月「取り返せない夏の思い出のウラガワ」
11月「常夏の国で生きる女の秋のウラガワ」
12月「冬を生きながら春を待つ女達のウラガワ」
2017年1月「自分を重ねてしまう若者たちのウラガワ」
2月「冬に聞いた奇妙な怪談のウラガワ」
3月「春のさなかに聞いた怖い話のウラガワ」
4月「木の芽時な人達のウラガワ」
5月「五月だけどさわやかになれない人たちのウラガワ」
6月「面識なしでも喜怒哀楽を喚起する人々のウラガワ」
7月「ほんのり怖い人達のウラガワ」
8月「真夏なのに秋の予感な有名人たちのウラガワ」
9月「私が見たテレビの中の人のウラガワ」
10月「大人だけど枯れるには早い人たちのウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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本当は金子光晴先生の著作では『マレー蘭印紀行』が一番好きなのだが、アジア方面に旅するときは自伝三部作といわれる『どくろ杯』『ねむれ巴里』『西ひがし』を持っていかなきゃならない。
別の男に心を移した夫人を伴い、あてどない長い破れかぶれな放浪の旅に出た孤高の詩人。浮気騒動を経て結局はのこのこ戻ってきた十八歳も若い韓国夫ジョンウォンを連れて、のんきな小旅行を繰り返すショボイ作家。←岩井志麻子。
詩人の自伝三部作は、その夫人との放浪話を書いている名著だ。私のこれもまぁ、そのようなものだ。こちらは文学的な価値は、あまり見いだせないかもしれないけどね。
香港、マカオと来て上海に渡ろうとした夫婦は、そこで思いがけない事態に想定外の足止めを食らって立ち尽くした。
韓国籍のパスポートを持つジョンウォンは、ビザがないと上海には行けないというのだ。あり得ない旅行会社のミスだった。
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