Tech in Asisae27などによると、シンガポールのRocket Internetが運営する価格比較サイト「PricePanda」のユーザー数が100万人を超えたという。

 

PricePandaは2012年にローンチし、現在約500の出展企業をかかえ、約20,000商品の価格が比較できる。利用可能な国は、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンおよびメキシコの5カ国。

 

 

CEOのChristian Schiller氏は、インタビューの中で、Googleを含む他のトラフィックソースよりPricePandaを介した方がコンバージョンレートが圧倒的に高いと説明している。その理由について同氏は、2013年末にローンチしたモバイルアプリにあるという。ユーザーの37%がモバイルアプリ経由でPricePandaを使っている。Rocket Internetでは、同社のLazadaZaloraのようにモバイルに特化したeコマース、いわゆるmコマースへのシフトを加速したい考えだ。

 

東南アジアではインターネットへのアクセスはモバイル経由の方が多く、モバイルからのアクセスが全体の平均55〜79%を占める。グローバルの平均31%に比べると高い比率だ。東南アジアを含む新興国では、PC文化ではなく最新のモバイルデバイスで最新のコマースを体験できるため、mコマースの急速な発展が見込まれるとされる。日本や欧米で成熟化したeコマースのノウハウがそのままモバイルに活用されていると言えよう。

 


by in the looopニュース
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