みなさんは、美しい情景写真を投稿するFacebookページのファンになり、日々綺麗な写真などをFacebook上で見ることもあるかと思います。
日本国内で運営されている写真配信系のFacebookページの中でも、個人のFacebookページで56万いいねを獲得している「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」はご存じでしょうか?
今回ラボでは、その運営者である若き女性マーケター詩歩さんをお伺いしました。56万いいね獲得に貢献した「シェアされるための7つのウォール運用Tips」を、Facebookページ運用が初心者の方向けに共有させていただきます。
目次
-「いいね」よりも「シェア」されるFacebookページを目標に
-シェア・認知拡大のための7つのウォール運用Tips
1.キャッチーなFacebookページ名
2.テーマがイメージしやすいカバー写真・プロフィール写真
3.「いいね」よりも「シェア」されやすい投稿をする
4.文章の文字数・改行は少なめにする
5.投稿時間帯は通勤時間・お昼時間
6.人格を出さないペルソナ設定
7.英語の文章を掲載して、外国人ユーザーにも訴求
「いいね」よりも「シェア」されるFacebookページを目標に
こちらの「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」Facebookページの開設は2012年4月で立ち上げ、いいね数を
[開始1日:100いいね]→[1ヶ月半後:1,000いいね]→[2ヶ月半後:1万いいね]
とグングン伸ばし、立ち上げからわずか1年半弱でファン数56万獲得を達成しています。
驚くべきは広告費用などは一切かけていない点。1投稿へのいいね数は たやすく1万を超え、シェア数の平均は1,000、平均リーチ数50万(*1)という数値を記録しています。(*1)1投稿に対する概算平均の数値
「世界の絶景をみんなに知って共感してもらいたい」という思いで、投稿のシェアやFacebookページの認知拡大を目指す運用を試してきた詩歩さん。
以下、シェア数を伸ばすために参考にしたい7つのウォール運用法と一緒に、いいねを集めた「世界の絶景」写真とともにご紹介いたします。
シェア・認知拡大のための7つのウォール運用Tips
1.キャッチーなFacebookページ名
Facebookページ名はテーマが分かりやすく、人の興味を引き付けるフックとなるキャッチーな言葉を含むと訴求が高まります。
Facebookページ名の編集が可能なタイミングの方のみへのご提案になりますが、企業・サービス名以外にキャッチコピーを入れることは、ページの分かりやすさ・親しみやすさを生む方法の一つです。
2.テーマがイメージしやすいカバー写真・プロフィール写真
実際にFacebookページを運営している人物・企業が一見してイメージできる、分かりやすいカバー写真・プロフィール写真選びがポイントです。
企業の場合は、プロフィール写真は企業・サービスのアイコン画像を設定するのをお勧めします。認知度向上にアイコンは欠かせません。
[カバー写真・プロフィール画像についての参考ページ]
Facebookヘルプページ :Facebookページのカバー写真のガイドラインを教えてください。 Facebookガイドラインが密かに更新!「カバー写真のテキスト量20%以下」ルールが撤廃 Facebookページを今すぐ最適化!SEO対策&アップデート対応のための7個のチェックリスト。
3.「いいね」よりも「シェア」されやすい投稿をする
拡散やリーチ数向上を目指す運用の場合は、「いいね」よりも「シェア」されやすい投稿を意識しましょう。
Facebookのエッジランクは、[シェア→コメント→いいね] の順にスコアが高く、シェア数が多いほうがリーチ率を向上させます。
(エッジランクについてはこちらの記事を参照ください。)
いいね数206,049、シェア数9,325(投稿中最多、7月31日時点)
「見たい・知りたい・おもしろい・感動する」要素を加える
人々が「見たい・知りたい・おもしろい・感動する」テーマの投稿など、ファンにとって有益な情報や共感できる表現はシェアを促します。
詩歩さんの文章も「絶景の所在地+概要+おもしろい・感動的なエピソード」で構成されており、「この場所に行ってきました」など個人的な感情を入れていません。(後述の項目6参照)
4.文章の文字数・改行は少なめにする
理解してもらいやすくするためには、シンプルで読みやすい文章量の投稿を心がけましょう。
詩歩さんの投稿は、すべてシンプルなタイトルと、ニュースフィードの表示上で言う3行~4行程度(60文字~80文字)の少ないボリューム。タイトル以降の改行は少なめで、ユーザーが投稿を見たときに一目で写真と文章が目に入るように配慮します。
[合わせて読みたい参考記事]
【保存版】あなたのFacebookページ運用を見直し&リーチを格段に伸ばす15の厳選TIPS集 こんな方法もあった!人気Facebookページは実践している、投稿をより多くの人に表示させるための【20個】のTIPS
5.投稿時間帯は通勤時間・お昼時間
投稿するタイミングは通勤時間の平日朝8時~8時半頃と、12時代のお昼休憩の時間帯です。
最も投稿がリーチするのは金曜の夜ですが、詩歩さんの場合は、一般的にテンションが低くなりがちな朝の通勤時に投稿を見て気分を良くしてもらいたいという思いがあり、平日8時台をメインにウォール運用しているとか。
[合わせて読みたい参考記事]
知らないと損するFacebookページのウォール投稿・運用ノウハウ7選! Facebook運用者必見!覚えておくと役立つウォール投稿の3つの解析視点|ここを狙えばいいね!を増やせる! 【調査データ公開】Facebook懸賞キャンペーンは平日20時~20時30分に告知すると参加して貰いやすい!
6.人格を出さないペルソナ設定
個人のキャラクターを強く出さない人格設定にすることで、どんな人にも受け入れてもらいやすい投稿にすることができます。
Facebookページのコンセプトや企業・商品テーマにもよりますが、ペルソナ(情報発信者のキャラクター)設定については、あらかじめ決めて運用したいポイントです。
[ペルソナ設定が参考になるFacebookページ]
無印良品 SoyCarat(ソイカラ) ハハの幸せ コの幸せ(朝日生命)
7.英語の文章を掲載して、外国人ユーザーにも訴求
外国人のユーザーにも見てもらえるよう英語翻訳した文章を投稿に加えるなど、詩歩さんはターゲット層の拡大のための工夫をしています。
8.写真は「青色」が人気。色彩、構図にこだわって選定
写真は、色彩が鮮やかで目を引くもの、景色であれば その場所の見どころが分かりやすい構図のものなどを基準に選定すると良いでしょう。
写真の表現によってシェア数などユーザーの反応が大きく異なるため、写真選びは最もこだわるべきポイントです。
(詩歩さん :青い色彩の写真は投稿の度に好反応が得られ、人気を集めるようです。)
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※上記、「世界の絶景」いいね数とランキングは、書籍版「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」より引用。
Facebookページのコンテンツが書籍化!詩歩さんはこんな方
詩歩さんは、現在23歳の女性マーケター。Facebookページ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」の書籍化が決まったそうで、出来上がった書籍を持って登場してくださいました。
いいね数を伸ばすなか、立ち上げからわずか半年後には書籍化への引き合いがあり、Facebookページのコンテンツが書籍・紙媒体化される事例のひとつとなります。
今後、Facebookページ運用の実績とノウハウを活かし、写真家の写真投稿プラットフォームとなるサービスを立ち上げたいと展望を語ってくださいました。ソーシャルメディアと複数のメディア活用の今後に期待します。
個人のFacebookページ運用で、ここまで顕著に成果を得られているページは珍しいですね。
企業では、運用体制の実態として1人での運営になる企業さんもあるかと思います。ぜひ、運用の励みや参考にしていただけると嬉しいです。
以上、『死ぬまでに行きたい!世界の絶景Facebookページ-広告費ゼロで56万いいね獲得した女子マーケターが取り組む『シェアされるための7つの方法』でした。
※元記事 :http://gaiax-socialmedialab.jp/facebook/251
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