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【 ソーシャルメディア活用いろは。2012年データから見るヒットの傾向 】 大切なのは伸び率と組み合わせ。

2013/01/09 08:31 投稿

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(読了時間4分)

 

 

こんにちは!あけましておめでとうございます!!ソシャマノートのこのみです!

今 日の記事は久々にソーシャルメディアネタ。サイトやブログ記事でソーシャルメディアを活用してマーケティング上の目的を達成しようという手法はとてもポ ピュラーになりました。もちろんこのみもその一人!今回は約1年間ブログを続けてきて蓄積したデータからヒットの傾向・ソーシャルメディア(主に facebook、Twitter、はてぶ)の流入数の比較データを整理して、発見した事をまとめてみました!

 

ヒット記事の3大傾向

 

2012年、本格的にブログを開始してから約10ヶ月弱のPV数を整理し、ヒット記事のランキングを作成したところ、ヒット記事には次のような傾向が見られました。(※あくまでソシャマノートをベースにした考察です)

ここではヒット記事をリリース後48時間で1500PV以上(一記事単位)を出したものと定義します。

 

 

1.ヒット記事は午前中の内に500pv/1hを必ず超える。

これはヒットした全ての記事に共通していました。ヒット記事は大体10~11時頃までにピークを迎えます。

このグラフは1つの記事がどれだけ見られたかを表すグラフです。ピーク時に1000PV/1h近くまで行くとその後もPV数が伸び続けソーシャルメディア上で2次拡散が起こります。逆にピーク時までに1000PV/1hを越えられなければそれ以上PV数は伸びません。

 

2.リリース後4時間はアクセル全開!

ソシャマノートは毎回朝の8時ごろに記事をリリースしています。リリース直後の伸び率が大切なのは感覚的にわかっていたのですが、上のグラフで伸び率の重要性を確信してからは、リリース直後の拡散を非常に重視しています。目標1000PV/1h・リミットを12時として、特に力をこめた記事の時は社内のメンバーにも協力を依頼して集中的に拡散施策を行います。

 

3.タイトルは「ビックワード×○○」

ブ ログはタイトルによってPV数が大きく左右されるのは誰もが知っている事と思います。やはりパっと見てわかりやすく理解でき、かつ「えっ?」と気を引く単 語の組み合わせがあたりやすかったです。しかしタイトルはPVの伸び率に大きく影響を与えますが、狙いすぎると実際の内容を見てがっかりするのか二次拡散 が起きない事もありました。誇大記事にならない、でも特徴のあるタイトルをつけるのが大切だと実感・・・。

それ以降は誰もが知っている単語(ビックワード)と記事内容を表す一言を掛け合わせるようにしました。トレンドにもよると思いますが2012年、ソシャマノートで特にタイトルが効いたと思われるのは以下の記事です。

昨年はゲーミフィケーションやUXといった言葉が注目を集めていた事もあってこの2つの例は顕著だったと思います。

 

 

ソーシャルメディアからの流入量を比較

では、ヒット記事とソーシャルメディアからの流入の関係性はどうでしょうか?

下 のグラフは記事毎のPV数と、ソーシャルメディア別の反応数を示したグラフです。上の白いグラフが記事PV数。下のグラフでは青が「いいね!」、赤が「ツ イート」、緑が「はてなブックマーク」の数を表しています。横軸にある番号は記事IDになっており、上下の棒グラフを見る事で各ソーシャルメディアが流入 にどれくらい影響したかを見る事が出来ます。

(もちろん他にもNHNのNAVERまとめや、togetter、転載先のメディアからの流入もありましたが、記事ごとへの主な流入元が上記3つのメディアなため今回は3つにしぼりました。)

 

 

このグラフで特に注目したいのは6番と23番の記事です。

ちなみに6番の記事は「第2回勝手にプロモーション甲子園」のレポート記事で、23番の記事は「UX7つの要素から考える。ユーザー体験をデザインするってどういう事?」というUXに関する考察記事です。

 見 ての通り6番の記事は「いいね!」が最もついているにもかかわらず、あまりPV数は伸びていません。一方で23番の記事では「いいね!」はほどほどに「ツ イート」と「はてなブックマーク」が大きく影響をしています。(現在もまだ拡散され続けている)同様の現象が他の記事でも見られます。
 
 

それぞれのソーシャルメディアに期待できる効果

これだけ見ても「ツイート」と「はてブ」の流入力は相当なものである事がわかります。

ではそれに対し「いいね!」は効果がないのでしょうか?残念ながらソシャマノートでは「いいね!」でたくさんの流入を得ることはできていません。しかしメディア運営にとって全く効果がないわけではありません。「いいね!」はfacebook上のリアルなコミュニティを通じて、メディアを軸に新たなつながりを形成してくれます。

6番の記事「第2回勝手にプロモーション甲子園」レポート記事ではPV数は少ないですが、イベントに参加してくださった方々、応援してくださった方々がたくさん「いいね!」を押してくださいました。facebook上での情報拡散はリアルなコミュニティがベースになっているため、大きな流入元には成りえませんが、ソシャマノートとリアルコミュニティを結び付けているのです。

つまりこのグラフはそれぞれのメディアの特徴によって活用できるシーンが違う事を示しています。

 

これらの結果を踏まえ、現在ソシャマノートでは次のような考え方で3つのソーシャルメディアを捉え運営を行っています。

 

いいね!(facebook)

  • メディアとリアルコミュニティを結びつける
  • 流入数は少ないが、ゆるやかなコミュニティ・つながりが作れる

ツイート  (Twitter)

  • 即時的拡散と流入
  • 速報やニュースなど瞬間的に注目を集める事が出来る

はてぶ  (はてなブックマーク)

  • ストック型流入(はてなブックマークに残るので数日経っても流入が見込める)

 

 

メディアに合ったソーシャルメディアの活用方法を見つける事が大切

ソシャマノートは速報やニュースなどではなく、ストックできる情報(後から見ても使える内容)を目指し記事の掲載をしています。そういった意味で、はてなブックマークは非常に大事な流入元です。

 

多くの人に見てもらうために、まずは「Twitter」で情報を拡散し即自的な流入を得て、読んで頂いた方々にに価値のある情報と判断され「はてなブックマーク」をしてもらうのが理想の流れです。つまり初動の拡散はツイートに集中するべきだということになります。

一方でイベント開催前後などリアルで何かを行う場合にはfacebookでアプローチしていきます。

 

 

メディア運営やサイトプロモーションでソーシャルメディアを活用される場合は、まず自分のメディアのタイプや特徴を把握し、どこに集中して力をかけるべきかを検討する必要があるでしょう。

 

 

以 上2012年ソシャマノートのまとめでした!長くなりましたが最後までお読みいただいてありがとうございます。また、ソシャマノートが無事年を越せたのも 皆様のおかげです。最後ではありますがいつもほんっとうにありがとうございます!今年はさらに精進してまいりますので何卒よろしくお願いいたしま す!<(>o<)


by このみ

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