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mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2013年3月最新ニールセン調査

2013/05/08 18:34 投稿

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ブログメディア「in the looop」では、定期的にデバイス別(PC及びスマートフォン)インターネット視聴率をレポートしています。

  • PCはニールセン社「Nielsen Netview
  • スマートフォンはビデオリサーチ・インタラクティブ社「Smart M3

 

当記事では、2013年3月度の ニールセン・インターネット視聴率をお伝えします。
データ元は、ニールセン社提供によるインターネット利用動向調査「Nielsen Netview」サービス。対象は「一般家庭および職場のPCユーザー」となっています。

 

 

まずは、全体概要から見ていきます。訪問者数では、Facebookが 1,752万人 と、他を大きく引き離しています。リーチ※では、Facebookが29.7%と国内インターネット利用者の3割が利用していることが分かります。(※インターネット利用人口を母数とした利用者の割合)一方で、PCベースでの平均訪問時間では、125分と mixi が依然として長時間利用されています。

Linkedin以外のサービスでは、全体的に利用動向が活性化した月となっていました。

 

このデータはあくまでPCを前提とした訪問者数であり、以下の点に注意する必要があります。

 

  1.  フィーチャーフォンやスマートフォンからの訪問者数を含んでいない。
  2.  非会員の訪問、すなわち各SNSトップページへの訪問者やオープンなページ(Facebookページ、mixiページ)への訪問者を含んでいる。したがってアクティブ会員数とは一致しない。
  3.  PCはWindows PCのみであり、MACやタブレットPCなどは含まない。
  4.  視聴率測定しているのは家庭と職場のみであり、学校やネットカフェなどからのインターネット利用は含まれていない。

 

続いて、訪問者数の時系列推移を見ていきます。

 

 

前月比では、mixi(88.4%→105.0%)、Facebook(97.8%→101.4%)、Twitter(91.1%→111.1%)、Google+(107.3%→99.0%)、Linkedin(111.9%→76.8%)との結果となっており、3月はTwitterの訪問者数増加率が最も高かったことが確認出来ます。

あくまでも仮説ベースとはなりますが、増加の要因として、7周年記念に関する話題が拡散したことや、卒業シーズンにより学生の利用動向が活性化したこと、または、Vineなどの活用事例が増え、紹介纏めサイトからの訪問者が増加したなどが考えられます。

 

一方で、2月同様にmixiとGoogle+がほぼ同程度となっています。海外では、Google+の利用者数増加の情報が取り上げられており、Google+の今後の動向が気になります。

 

続きまして、ページビューと訪問時間の時系列推移です。

 

 

 

 

ページビュー・訪問時間共に、Facebookが他を大きく引き離しています。Twitter及びmixiでは、両指標共にほぼ同数であることが確認できます。また、訪問者数ではmixiと同レベルのGoogle+ですが、ページビュー及び訪問時間では、まだまだ他のサービスと大きな開きがあるようです。

 

次に、サービスごとの訪問者重複状況をチェックしたいと思います。

 

 

この表は、たとえばmixiユーザーの58.6%はTwitterを、69.3%はFacebookを、19.7%はGoogle+を1.3%はLinkedinを利用しているということを表しています。Facebook(67.6%)及びTwitter(54.8%)の平均重複利用率が非常に高く、PCではメインで利用しているソーシャルメディアはFacebookあるいはTwitterであることが推測出来ます。

 

最後に、各サービスの訪問者属性を見てみます。

 

 

 

あくまでPCベースの調査結果となりますが、mixiは、5サービス中最も女性の割合(45%)が高く、30代までのユーザー層が51%と、他のサービスよりも、年齢層が若く、かつ女性ユーザーの割合が高いサービスとなっています。一方、FacebookとTwitterの比較では、男女比率はほぼ同一であるものの、20代以下に利用されている割合はFacebook19%、Twitter26%と、Twitterユーザーの方が20代以下の若年層の割合が高い傾向が出ています。Google+、Linkedinに関しては、男性ユーザーに偏りがあり、更にLinkedinに関しては、30代の割合が非常に高い傾向が出ています。

 

 

 

職業分布及び世帯年収分布では、Twitter以外の4サービスともに、訪問者の約6割がビジネスパーソンとなっています。また、Twitterでは学生の割合が高いなどサービスにより特徴が現れています。世帯年収に関しては、mixiにおいて、300万未満の割合が18%と高く、Linkedinについては、700万以上のユーザーが38%と、高所得者の割合が非常に高いサービスとなっていました。

 

最後に、本調査はあくまでもPC利用者を対象にしたパネル調査であるため、各サービスの一面を捉えたものであることは、多くの方からご指摘を頂いている通りでございます。パネル調査の特性を十分に理解頂いた上で、マーケティング担当者の方の情報収集や企画立案の際に、少しでもお役に立てれば幸いです。

 

本調査に関連する過去データは「ソーシャルメディア視聴率」からどうぞ。

 

■ インターネット利用動向調査「Nielsen NetView」に関して
インターネット利用動向調査「Nielsen NetView」は、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにニールセン株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細は ニールセン株式会社 お問い合わせ窓口まで。

 


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">by 関根 健介

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