はてなブログは、しっかり書きたい人のためのブログです。
だいたい月に1回程度のペースで行われている In the looopブロガーMTG。今月はゲストとして株式会社はてなの山田聖裕さん(Twitter:@kiyohero)にお越しいただきました。
上のコメントは、山田さんがプレゼンの最中3回くらい口にした言葉です。
はてなブログは、2011年11月にリリースされた新サービスで、先日オープン1周年を迎えたとのこと。Twitterでの短いつぶやきや、Facebookでの気軽な投稿、ソーシャルメディアで簡単に近況をシェアできる今の時代だからこそ、あえて「しっかり書きたい」ニーズにフォーカスしていく。
なんというか、はてならしい、朴訥で誠実なユーザーとの向き合い方が具現化したようなサービスだと感じました。
はてなのブログと言えば、2003年にリリースされ現在100万件近いブログが開設されている「はてなダイアリー」が有名ですが、「はてな記法」と呼ばれるWikiに似た独自の記述方法があるなど、私個人としてはどちらかと言えば玄人好みのサービスというイメージを持っています。
一方、はてなブログはWYSIWYGエディタが装備され、PCやスマートフォンから手軽に、気軽にサクサク書けるよう配慮されています。
Nintendo DS ソフトどうぶつの森のスクリーンショットがアップロードしやすいなど、変わった機能も用意されています。
詳細はこちら→はてなブログを選ぶ理由
ブロガー的にどうなの?
私もブログを書いている身としては、機能面はもちろんですが書いたエントリがどのように見られるかというのが非常に気になります。この点色々質問したのですが、結論から言ってしまえば、「はてブが一番つきやすいのは、はてなブログ」ということになりそうです。
これはアルゴリズム的に優遇されている、ということではなく、はてブユーザーやはてな社員がはてなブックマークの新着エントリを頻繁にチェックしているという、極めて属人的で、アナログな理由によります。
ブログ執筆にあまり詳しくない方向けに簡単に説明すると、「はてなブックマーク」でたくさんブックマークされるとたくさんの人に見てもらえるようになります。短時間で40〜60ブックマークで+数百人くらい。100〜500ブックマークで+10,000人くらいの人に見てもらえます。ブログを個人で書くにしろ、マーケティングとして実践するにしろ、書くからには多くの人に見てもらいたい場合がほとんどだと思いますので、ブログを選定するにあたってこの点は非常に大切です。
「はてブ民」という存在
プレゼン後の質疑応答では、メディア毎のソーシャルフィードバック傾向の違いについて軽いディスカッションがありました。感じ方はそれぞれでしたが、以下のような意見が出ていました。
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はてブのコメントは冷静でしっかりしたものが多い。100はてブくらいまでは分析的なコメントも目立つが、500はてブを超えるとコメントなしが多い。はてブユーザーでもアーリーアダプタ的な人とマジョリティ層に分かれており、ブロガーは新着エントリ・ホッテントリを頻繁にチェックするアーリーアダプターにきちんと認められる必要がある。
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Facebookは「働く人のメディア」、Twitterはカジュアルな「雑談の場」。フィードバックの内容としてもTwitterが一番ゆるい (自由な感じ)。Facebookのコメントは他人の目線を明確に意識しており、すました感じ。
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今Twitterでもっとも語られている内容は「芸能人」で、次が「テレビ番組」。ニュース系・知識系の話題に対する反応は鈍くなってきた。
- 叩くためにはてブするユーザーもおり、ブロガーとしては開くのが怖い時も。
はてなブログのプロモーションをみんなで考えた
その後のワークショップではブロガーが3チームに別れ、ワークショップ形式ではてなブログのプロモーションを考えました。
一番支持されたのはフィードフォース深谷さん、キラメックス伏田さん、TAM加藤さんチームのアイデア。
ブログを始めたけどモチベーションが続かなくてやめちゃった、ネタがない。そういう日本中の挫折した初心者「まめブロガー」で地域ごとにコミュニティを作り、情報交換や交流をしながら情報発信の文化を根付かせていこうというもの。いいアイデアを考えたご褒美としてはてなさんからはてなTシャツのプレゼントがありました。
その他のアイデアとしては、企業に寄せられるお叱りの声やクレームにブログで答える「今日のお叱り」、全国1000万を超える小中学生を対象にブログを使った学習を根付かせようという大掛かりなものがありました。
懇親会
今回から、ブロガーMTGの懇親会に In the looop 読者の方もご参加いただきました。
同じブログという接点で集まると興味関心や仕事の分野も近く、40名を超える参加者が集まり大変盛り上がりました!
11月からIn the looop にも寄稿いただいているWebディレクターズマニュアルの中村さん、鉄人プログラマの加藤さん、ユニークビジョンの白土`さんなど。
コムニコ本門さん、TAM加藤さん、ソーシャランド矢澤さん、フィードフォース安藤さん、ループスけんけん、学生さんもいらっしゃいました。
非常に男率の高い飲み会で、一部からは苦情の声も上がりましたが参加された女性からは「イケメンが多かった」と好評でした。また開催しますので、興味のある方は是非ご参加ください。
by 許 直人
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