■関連記事
・Facebook国内認知率がmixiなどと同等水準に。LINE、Google+の認知も拡大(2012/6/28)
・LINE躍進!2012年9月最新版、ソーシャルサービス認知率レポート【マクロミル調査】(2012/10/30)
・【マニア向け】DeNAの「comm」は、先行するLINEとどう戦うか?(2012/10/24)
・Yahoo!と連携するカカオトーク、国内市場でLINEを越える戦略はあるか(2012/10/19)
お世話になっております。
ループス直人です。
過去3回お届けしたマクロミル調査によるソーシャル系(?)サービス認知度調査ですが、11月度調査から話題の comm が調査対象に入ることになりました。マクロミル社より第一報が届きましたので、速報版としてお伝えします。
LINE、comm、Intely認知度
LINE と comm の他、最近鈴木おさむ氏が手がけたCMが話題の「Amebaスマホ」から、ビジネスSNS Intely も特別に調査対象に含めてもらいました。
「名前を聞いたことがある程度」の人まで含めた認知度は、LINE67.3%、comm31.5%、Intely12.7%となりました。
調査は11月19日から行われたものですが、comm の配信が10月23日に始まったばかりであることを考えると comm の認知拡大は相当な勢いであると言えます。女優の吉高由里子さんが出演するテレビCMが相当流れているようですが、さすがの認知獲得効果と言えます(かかっているお金も相当なんでしょうけど・・・)。LINEもテレビCMなどの派手な施策はないものの、前回31.9%から0.7ポイント伸ばし、堅実に認知を獲得しています。
参考に、前回のブログ記事から先月調査時点での各SNSサービスの認知度を再掲します。
LINEは、調査対象になった2012年4月から11月までのわずか8ヶ月で「内容まで知っている人」を15ポイント以上伸ばしました。 2012年10月〜11月までの伸びは鈍化していますが、これを comm が今のペースで追うと半年程度で認知度の面では並ぶことも考えられます。
認知の姓・年代別分布
それぞれのサービスはどういった年代に認知されているのでしょうか。各サービスの認知率(「内容まで知っている」+「名前を知っている程度」)を性年代別にマトリックスし、各サービス内での平均値を使って色分けしました。
傾向として、各サービス共若い世代を中心に認知されていることがわかります。全サンプル数2200程度、姓・年代に分けると各クラスタが200程度です。10代は少なく、77サンプルとなっています。ご承知おきください。
男女比でいうと comm に比べてLINEはやや女性からの認知が強いようです。IntelyはビジネスSNSという属性上、男性を中心に認知されています。細かい点は抜きにしても、10月23日から配布された comm がすでに10代〜20代男女の半分くらいに知られているというのは驚異的ですね。
LINE、comm の利用状況
LINE、comm、それぞれの利用状況を見てみましょう。
comm の認知は広がっているものの、利用状況としてはまだまだ多くないことがわかります。ただし、利用意向も10%以上あるようですので、認知したユーザーの一部がこれから利用を開始し、どこまで広がっていくのかを注視したいです。
私も comm を利用していますが、電話帳に加えてFacebookの友達もどんどん追加される comm の電波力はものすごいものがあります。前回の記事で、「comm 利用者が短期間で800万人を超えてくるとどうなるかわからない」と書きましたが、comm の利用者予備軍として国内1600万以上の Facebookユーザーを考えるとその可能性は現実味を帯びてくるのではないかと感じます。
以上、速報としてお伝えしました。
調査概要は正式版記事に含めますが、調査期間は11月19日〜23日、サンプル数2200のインターネット調査。実施主体はマクロミルです。
調査レポートの請求やお問い合わせはマクロミル社までお願いいたします。
■関連記事
・Facebook国内認知率がmixiなどと同等水準に。LINE、Google+の認知も拡大(2012/6/28)
・LINE躍進!2012年9月最新版、ソーシャルサービス認知率レポート【マクロミル調査】(2012/10/30)
・【マニア向け】DeNAの「comm」は、先行するLINEとどう戦うか?(2012/10/24)
・Yahoo!と連携するカカオトーク、国内市場でLINEを越える戦略はあるか(2012/10/19)
by 許 直人
-
【企業担当者に聞くSMM最前線】株式会社くもん出版 小山衆氏・ 宮本友紀子氏〜『心の窓』を開くブランド体験の提供を目指す(1/2)
-
一覧へ
-
【企業担当者に聞くSMM最前線】株式会社くもん出版 小山衆氏・ 宮本友紀子氏〜『心の窓』を開くブランド体験の提供を目指す(2/2)