石破 茂です。
今週も、平成27年度補正予算の衆・参両院の審議でほとんどの時間を費やしましたため、本欄に多くのことを書くことが出来ません。ご容赦くださいませ。
衆議院での補正予算審議は議論が拡散し、いまひとつ議論が噛みあっていない感じで、やや残念な思いが致しました。主に軽減税率導入とそれに伴う減収分の財源についての質疑を中心に審議が行われたのですが、低所得者対策と所得再配分機能の発現について、本日から始まった参議院でより精緻な議論が展開されることを期待しています。
野党の皆様の強いご主張である「安全保障法制廃止」については今までを見る限りにおいてほとんど論理を詰めた議論がありません。北朝鮮の核実験、中国の人工島建設とアメリカ駆逐艦の行動、ISの動向、普天間代替施設建設など安全保障関連の議論の素材は多くあり、補正予算との関連で幅広い議論が今後行われるものと思います。
「個別的自衛権は
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