石破 茂 です。
 農協改革についての党内議論が一段落致しました。取りまとめに当たった関係議員の努力に感謝しております。
 「骨抜きか?」などという批判も一部にありますが、この後、農業協同組合法の改正作業の段階で細部まで詰めた制度設計が行われるのであり、実際の改革の成否はその場に委ねられます。
 農政における「農業者」とは一体どのような者を指すのか。専業農家なのか、副業的農家、更には「土地持ち非農家」まで含むのか、という問題を15年前に自民党農林部会で私が提起した時、明確な答えを引き出せないまま今日に至ってしまったことが、今日までこの問題を引きずってしまった要因の一つだと考えています。その後、総括政務次官や大臣を務めながら改革を果たせなかった責任を痛感するからこそ、この議論には最後まで関わりたいと思っています。

 内容こそ違え、「警察権と自衛権の間隙を埋める法整備」を巡る議論も構図はほと