石破 茂 です。

 会期は明8日までなのですが、実質的に本日で通常国会が閉幕いたしました。
 税と社会保障の「三党合意」以降は実質的な審議もほとんど行われず、法案成立率がワースト3に入ってしまったのは与野党すべての議員の責任です。
 民主党は野党が絶対に呑めないことを承知の上で、定数是正・選挙制度変更の案を出して、「これに乗らない野党が悪い」と言い、自民党は前回も書いたように、参議院で「消費税率の引き上げは民意に反し、三党合意は民主主義に反する」という理由の問責決議に賛成してその後の審議に応じませんでした。
 民主党は解散絶対阻止、自民党は絶対解散、というどちらにもそれなりの党内事情があり、理屈が全く通らないわけでもありませんが、そこに「国民」は居ませんでした。理由を聞いても大方の人にはさっぱり理解できませんし、仮に理解したとしても「要は党の都合なのでしょ」と言われてお終いです。

 私も随分と長く議