石破 茂 です。
昨日、安倍総理が靖国神社を参拝しました。
私は昨日の記者会見で、「総理は、戦地に赴き戦火に斃れ散華された英霊にひたすら感謝と哀悼の誠を捧げ、不戦と平和の誓いを新たにするとの思いで参拝したのであり、これが理解されれば外交関係が悪化することはない」と申し上げました。
この問題は日本人一人一人の歴史観、宗教観、皇室観と深く関わっている極めて難しいテーマあり、私もこれまで随分と考えてきたつもりですが、いま一度よく整理したいと思っております。
橋爪大三郎教授はその論考「首相参拝は合憲である」(その先の日本国へ 勁草書房刊に収録)の中で、「靖国神社に祀られている人々は、『公民としての義務を果たした』点で、近代市民社会の価値に合致している。そして戦後日本にとって有意味な死者たちである。その死者たちの『霊』を現在は一宗教法人である靖国神社が独占しており、日本国民がそれを祀る
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