2013年07月04日発行 第0753号 特別
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■■■ 日本国の研究
■■■ 不安との訣別/再生のカルテ
■■■ 編集長 猪瀬直樹
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■□■ 『東京からはじめよう』(MXテレビ) ■□■
7月6日(土)21:00-21:55(毎月第1土曜日)
ゲスト:太田 雄貴(フェンシング選手)
今月のゲストは、2008年北京五輪フルーレ個人、2012年ロンドン五輪フルーレ
団体の銀メダリスト、太田雄貴氏です。「マイナースポーツと次世代アスリート
の育成」をテーマに語ります。
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○ ○ ○ ○○○ 5月25日発売 ●●● ● ● ●
□■『唱歌誕生』■□
(中公文庫 税込700円)
こころざしをはたして いつの日にか帰らん
「朧月夜」「紅葉」「春の小川」そして「故郷」
明治の青年たちが「文部省唱歌」に込めた夢とは
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7月3日水曜日午後2時20分(日本時間同日午後9時20分)、スイス・ロー
ザンヌで開催されたIOCテクニカルブリーフィングでのプレゼンテーションを終
えた猪瀬直樹は、麻生太郎副総理をはじめとするプレゼンターとともに、公式
記者会見に。本日のメルマガは現地から届いた速報版の会見要旨。
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「完璧なプレゼン」(IOCでのプレゼン後の記者会見)
●記者● プレゼンで示された新しいプログラム「スポーツ・フォー・トゥモ
ロー」とは何か。この予算はどのようなものか。予算は45億ドルの
基金から拠出されるのか。
□麻生副総理□ 多くの国々でスポーツの文化を育成することが、このプロジ
ェクトの目的である。スポーツの促進のため、我われは多く
の国々に人材を送ってきた。いまとくに、スポーツの促進のためのプログラム
が必要であると思っている。
しかし、スポーツをするにはお金が必要であり、スポーツの発展のためには
お金がかかる。例えば、野球をするにはボールとバットが必要である。我われ
は、スポーツを世界中に広めたいと考えており、それが目的である。
〇猪瀬〇 45億ドルの大会開催基金がすでに銀行に用意されている。なぜ
この基金を用意しているのか。リーマンショック前に税収をあげ、
そのお金を2016年招致のために取り分けておいたもので、銀行に預けてある。
現在我われは2020年オリンピック招致に名乗りをあげている。この基金は依然
残っており、利子を生んでいる。
●記者● 麻生副総理は前回から東京の招致に関わっているが、前回招致との
違いは何か。
□麻生副総理□ 2016年招致と比べ、支持率が違う。2012年のロンドン・オリ
ンピック後に銀座でメダリストのパレードがあったが、1964
年の東京オリンピック大会時でもあれほどの興奮はなかった。2012年ロンドン
・オリンピックが与えてくれた力はほんとうに大きかった。
2011年、我われは大きな災害を経験した。日本は破壊されたという印象を与
えるが、我われは再度立ち上がりたいと願っている。このことは、2020年大会
の開催によって、より強固になる。あなた方の支援によって、大きく回復した
ことをお見せできる。
我われは、想像以上に多大な支援を受け取っている。このことが、大きな違
いである。
●記者● 麻生大臣、あなたはロンドン2012年大会について触れた。招致キャ
ンペーンの中で、スポーツの力について言及されている。どのよう
にして社会の恩恵のために行使されるのか。
□麻生副総理□ スポーツは世界中、同じルールでプレーされる。そして、誰
が勝つか負けるかが決まる。オリンピック競技大会は世界で
最も高いレベルである。日本の誰もが興奮するだろう。招致は日本の回復にと
って最も大切なものである。招致は、国民に力と勇気を与えるだろう。我われ
にとって、オリンピック競技大会は4年に一度しか行われず、記録は破られ、
新しいアスリートが育成される。それらのアスリートは、社会において非常に
アクティブで前向きである。
●記者● 滝川クリステルさんは、プレゼンの中で「東洋と西洋が出会う」と
言及したが、これは予定されていたものか、もしくはイスタンブー
ルに影響を受けて変更したものか。
◇滝川クリステル◇ 原稿は既に決まっていた。私はイスタンブールについて
気に留めていた訳ではない。
●記者● 麻生副総理、あなたが国際的なロビー活動について話せないことは
分かっているが、前回と比べて上手くできていると感じているか。
よい感触を得ているか。
□麻生副総理□ 私は政治家であるので、つねにロビー活動を行っている。こ
こでいうところのロビー活動は、他の交渉と比較して計り知
れないほど周到に行われるものである。(ロビー活動の効果は)4年前と比べ
て素晴らしく、みんな非常によく働いている。
●記者● 2016年の招致では失敗した。もし、今回負けたら、また招致に手を
あげるか。
◇水野東京招致委員会専務理事◇ 我われはかつてないほど、2020年の大会招
致に情熱をもっている。前回の招致から多
くを学んだ。我われは、良いところは残し、それ以外は改善してきた。結果は
わからないが、9月7日まで勢いを保っていく。
●記者● 東京には5つの質問があった。何についてだったか、また招致にと
って重要なものは何であったか。
◇水野専務理事◇ セッションは非公開であるため、内容については語れない。
しかし、ベストを尽くして回答した。麻生副総理が述べた
ように、我われは一生懸命に働き、票を獲得しなければならない。
(編集部註)プレゼンテーションは非公開ですが、東京招致委員会のHPに概要
が紹介されています。
http://tokyo2020.jp/jp/news/index.php?mode=page&id=849
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猪瀬直樹の新着情報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■出演情報
・7月6日(土)21:00~21:55 MXテレビ9CH『東京からはじめよう』放
送。ゲストは太田 雄貴氏です。
■掲載情報
・7月5日発行『潮』8月号、連載対談「日本を変える次世代の騎手たち」
第14回に株式会社マイファーム代表取締役の西辻一真氏との対談が掲載され
ます。
・7月10日発行『Sports Japan』(日本体育協会発行)に、五輪招致に向けた
思いなどが、掲載される予定です。
・6月10日発行『文藝春秋』7月号、特集「父への手紙、母への手紙」に、
「猪瀬直樹から母、久子へ 病床に届けた『約束』」が掲載されました。
・You Tubeにて、6月1日に放送された MXテレビ9CH『東京からはじめよ
う』(ゲスト:辻慎吾氏)が提供されています。
https://www.youtube.com/playlist?list=PL874C650250E25DD7
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