2013年03月21日発行 第0738号 特別
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■ 日本国の研究
■■■ 不安との訣別/再生のカルテ
■■■ 編集長 猪瀬直樹
**********************************************************************
http://www.inose.gr.jp/mailmag/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○ ○ ○ ○○○ 3月6日発売 ●●● ● ● ●
□■『欲望のメディア』■□
(小学館文庫 税込770円)
テレビの歴史は昭和とともに始まった。
巨大化する人間の欲望を飲みこみながら、
テレビは日本的社会システムの同質性をいかにして強化してきたのか。
本書は、力道山、田中角栄ら時代の寵児たちの姿をとらえつつ、
メディアの発達史という観点から現代の天皇制を世界的規模で鋭くよみ解く。
大宅賞受賞作品『ミカドの肖像』、『土地の神話』に続く
「記号としてのミカド」シリーズ完結編
●amazonの購入サイトはこちら●
http://www.amazon.co.jp/dp/4094088083/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○ ○ ○ ○○○ 3月6日発売 ●●● ● ● ●
□■『増補 日本凡人伝』■□
(ちくま文庫 税込840円)
葬式中継アナウンサー、調香師、消防調査員……
市井の人々の胸中にさりげなく入り込み、怒りや悲しみ、
そして仕事への誇りを語らせる。
インタビューの真髄を見せつける「日本凡人伝」シリーズの傑作選。
●amazonの購入サイトはこちら●
http://www.amazon.co.jp/dp/4480430393/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
西武グループとプリンスホテル誕生の物語『ミカドの肖像』、東急電鉄と田
園都市構想を描いた『土地の神話』(小学館文庫)のテーマは、東京の歴史と
日本人の自画像です。3月16日土曜日、西武と東急と東武が東京メトロ副都心
線を介してつながる直通運転が始まりました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「3月15日(金)東急東横線・メトロ副都心線直通運転記念式典 挨拶」
3月4日月曜日から7日木曜日までIOCの評価委員が来日した際、東京が
世界の都市とどこが違うかを説明しました。
緻密な鉄道網、お客様に優しいサービス、これが、寸分の狂いなく電車の運
行が行われている、鉄道によって近代化を成し遂げた街が東京なのだというこ
とを、IOC評価委員の前で説明しました。
僕は『ミカドの肖像』の著者で、『土地の神話』の著者ですが、西武と東急
と東武が路線で繋がるなんてことは思いもしなかった(笑)。
かつては東急の五島慶太、西武の堤康次郎、東武の根津嘉一郎、こういう人
たちが、ものすごいライバル心を持って、東京で郊外へ鉄道を展開していった。
それが都心で一つになる。これは歴史的にも凄いことです。
そして、僕は、先ほど東急電鉄社長から渋谷の再開発の話を聞きました。こ
こがどういうイメージになっていくか。便利さは、もう充分に出来上がってき
ている。もちろん、高齢者に優しい、そして身体の不自由な人に優しい直通運
転がこれで出来た、乗換えしなくてよい。さらには、明日3月16日土曜日、九
段下駅のあのバカの壁が取り払われる(笑)。いろんな意味で便利になってき
ている。
今、この渋谷で一番大事なことは何か。安藤さんのデザインで、ヒカリエで
とってもいい新しい世界が生まれている。この渋谷で「直通運転」がはじまる
というのは、どういうことか。例えばニューヨークだったら、碁盤目状に通り
があって斜めにブロードウェイが走る、それが「直通運転」のイメージです。
しかしそれだけじゃない。そのブロードウェイに、ちょうどニューヨークの
真ん中にタイムズスクエアがある。まさにそこで、お芝居であり、ミュージカ
ルであり、あるいはアートであり、そういう先端的な空間が、そのブロードウ
ェイに即して、タイムズスクエアで、周辺で展開されていく、まさに渋谷はそ
のようなエリアです。
ただ若者の街といわれているだけじゃダメ。ファッション産業、クリエイテ
ィブな産業、IT産業、最先端の産業と文化が結びつき、そして、まさに東京
のブロードウェイだ、タイムズスクエアこういわれるような街に、渋谷の再開
発のイメージというのがなければいけない。
東京にはいろんな中心がある。それぞれ、丸の内なら丸の内らしい中心街、
あるいは池袋・新宿らしい中心街。
渋谷はどういう中心になるか。真っ先に文化を育てる街、アートを発信する
街です。そしてコンテンツ産業を含めて、芸術豊かな街が渋谷で生まれ、最先
端の情報をここから世界に発信することが、東京全体の活力を作ることになる
のではないかと思っています。
2020年東京オリンピック・パラリンピック招致を目指して、渋谷が世界に最
先端情報を発信する文化の街であることを、ぜひ再開発の視点に入れて、この
世界一便利な、世界一優れた交通網を維持していただきたい。
*
「日本国の研究」事務局 info@inose.gr.jp
猪瀬直樹の新着情報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■出演情報
・3月23日(土)8:00~9:25 日本テレビ系列「ウェークアップ! ぷら
す」に生出演します。
■掲載情報
・3月22日発行月刊『BOSS』に、五輪招致などについてのインタビューが
掲載されます。
・3月15日発行月刊『都政研究』に、都知事就任の抱負と課題が掲載されまし
た。
・3月5日発行『潮』4月号、連載対談「日本を変える次世代の騎手たち」
第10回にケアプロ代表取締役社長 川添高志氏との対談「健診弱者を『ワン
コイン』で守る」が掲載されました。
・2月24日発行『FC東京オフィシャルファンブック2013』に、FC東京社長の阿
久根謙司氏との対談 「スポーツを通じて自立心を養う」が掲載されました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○ ○ ○ ○○○ 2月6日発売 ●●● ● ● ●
□■『土地の神話』■□
(小学館文庫 税込750円)
都知事就任の25年前から、いまの東京ライフスタイルをつくった
近代都市開発の起源を徹底的に調べ上げていた!
猪瀬流都市論の原点となった読み応えのある傑作。
関東大震災後、東京という街がいかにしてでき上がっていたかを
検証する『ミカドの肖像』の続編ともいえる近代日本論。
●amazonの購入サイトはこちら●
http://www.amazon.co.jp/dp/4094088008/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■『ミカドの肖像』■□
(小学館文庫 税込980円)
緊急増刷! 5刷出来
作家・猪瀬直樹の原点にして代表作。
天皇と日本人、伝統とモダン……。近代天皇制に織り込まれた記号を、
プリンスホテルと西武王国の起源にさかのぼることで読み解いた、
不朽の名作(第18回大宅壮一ノンフィクション賞受賞)。
●amazonの購入サイトはこちら●
http://www.amazon.co.jp/dp/4094023127/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○ ○ ○ ○○○ 大増刷出来!! ●●● ● ● ●
□■『解決する力』■□
(PHPビジネス新書 840円(税別))
http://www.amazon.co.jp/dp/4569809839
「東京電力とのバトル」、「オリンピック招致」、
「災後社会のネットワークづくり」など、
東京都のマネジメントに絡む出来事をネタに、問題解決力を磨く考え方、
行動の仕方、強いメンタルの保ち方などをわかりやすく説く!
「その日までが勝負」と「その日のみの勝負」
改革とは具体的な数字を示すこと
決断は見切り発車で
ツイッターがつないだ奇跡の絆
日本人に足りない言語技術力
など、世の中の最前線で闘ってきた著者ならではのメッセージが満載。
ヒット作『決断する力』に続く、臨場感あふれるビジネススキル読本
●amazonの購入サイトはこちら●
http://www.amazon.co.jp/dp/4569809839
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
○ ○ ○ ○○○ 大増刷出来! ●●● ● ● ●
□■『地下鉄は誰のものか』ちくま新書 税込735円■□
東京の地下鉄は2つの事業体によって運営されている。
そのためとんでもない不便を強いられているのは
利用者なのである……
改革のためには通勤苦の現状をよしとする
既得権益者との戦いが必要であり、
利用者自身もいまどんな不合理にさらされているか、
よく知らなければならない
●amazonの購入サイトはこちら●
http://www.amazon.co.jp/dp/4480065962
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○ ○ ○ ○○○ 6刷出来! ●●● ● ● ●
大震災後、東京都を陣頭指揮する副知事の思考と行動20カ条
首都直下型地震への取り組みとは何か
□■『決断する力』■□
(PHPビジネス新書 税込840円)
http://www.amazon.co.jp/dp/456980330X
「いざ」というとき、立ち止まるな!
走りながら考えろ。
ソーシャルネットワークを使った情報収集・発信・即断即決→事後承認、
見えない恐怖を可視化する、先を見通してリスクの芽を摘む、昨日を基準
に今日を生きない……。大震災後、東京都を陣頭指揮するリーダーが、
首都直下型地震対策として自ら実践しているノウハウを、ビジネスマン
向けにアレンジして紹介!
●amazonの購入サイトはこちら●
http://www.amazon.co.jp/dp/456980330X
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
大増刷出来!
□■『東條英機 処刑の日 』■□
〔アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」〕
(文春文庫 税込630円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4167431173
猪瀬直樹氏は、
子爵夫人の日記に残された謎を解き明かしながら、
アメリカが日本に仕掛けた
対日占領政策の大きな構図を浮かび上がらせていく。
それによって、現代の日本と占領期の日本との間に漂う
霧のような薄闇を払っていくのである。
梯久美子(「解説」より)
*
●購入サイトはこちら●
アマゾン http://www.amazon.co.jp/dp/4167431173
楽天ブックス http://t.co/2Xx8GX4F
丸善&ジュンク堂 http://t.co/5lgjIHty
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
12刷決定!
□■『昭和16年夏の敗戦』 □■
(中公文庫 税込680円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4122053307
1983年に世界文化社から刊行され、文春文庫になり、『猪瀬直樹著作集』に
入り、ロングセラーとして版を重ね昨年6月に中公文庫に収録された作品です。
巻末には勝間和代さんとの特別対談「日米開戦に見る日本人の『決める力』」
が収録されました。
●amazonの購入サイトはこちら●
http://www.amazon.co.jp/dp/4122053307
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
大増刷出来!
□■『言葉の力――「作家の視点」で国をつくる 』■□
(中公新書 税込777円)
「東京都副知事で作家の言葉論。ツイッターで文章力を鍛えるには口語体では
なく文章語で書くことだと説く。読書は『10ページ読書』を勧める。それだけ
で頭の中に検索のキーワードができ上がると言う。また、小泉純一郎は<俳句
のように凝縮した1行の力強さがある>が、菅直人は<ページに言葉が埋まっ
ているだけ>といった分析等も興味深い」(読売新聞 8月14日付)
*
作家として、東京都副知事として進める「言語力再生」。
サッカー界にも導入された「言語技術」やツイッターやフェイスブックなど
のソーシャル・ネットワークのほか、三島や太宰の文体にいたるまで、グロー
バル時代に不可欠なコミュニケーション力の目的・手段を独自の視点で解説。
第一部 「言語技術とは何か」
第二部 「霞が関文学、永田町文学を解体せよ」
第三部 「未来型読書論」
●amazonの購入サイトはこちら●
http://www.amazon.co.jp/dp/4121503899
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
□■『突破する力』■□
(青春出版社 税込800円)
7刷出来!
道路公団民営化をはじめ、作家として、東京都の副知事として、
さまざまな世間の“壁”を突き破ってきた著者が、
自らの体験を踏まえて綴る、人生を面白くする
本気の仕事&生き方論。
●amazonの購入サイトはこちら●
http://www.amazon.co.jp/dp/4413043065
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バックナンバーはこちら。 http://www.inose.gr.jp/mailmag/
ご意見・ご感想はメールでどうぞ。 info@inose.gr.jp
メールアドレスの変更の方はこちら。 http://inose.us6.list-manage.com/profile?u=e30f08ce9600dcb3d2b35359c&id=ebb8f69f08&e=
配信解除の方はこちら。 http://inose.us6.list-manage1.com/unsubscribe?u=e30f08ce9600dcb3d2b35359c&id=ebb8f69f08&e=&c=bce86fcee2
まぐまぐの配信解除は http://www.mag2.com/m/0000064584.html
猪瀬直樹の公式ホームページはこちら。 http://www.inose.gr.jp/
○発行 猪瀬直樹事務所
○編集 猪瀬直樹
○Copyright (C) 猪瀬直樹事務所 2001-2013
○リンクはご自由におはりください。ただしこのページは一定期間を過ぎると
削除されることをあらかじめご了解ください。記事、発言等の転載について
は事務局までご連絡くださいますよう、お願いします。
コメント
コメントを書く