「久々のマットの感触。やっぱりテンション上がりましたね! 思わずバンプ(受け身)取っちゃいました」




――先ほど入団会見を終えました。いまの心境を教えてください

橋本 ……………………。

――……………………いまの心境は?

橋本 別にそんなないです。とくになにも。

――IGFの道場は今日だそうですけど、猪木さんのパネルを前にしてなにを思うのかな、と。

橋本 普通の人はなんて答えるんですか? メッチャ答えにくいなー。

――例えばIGF道場は猪木さんのパネルがドンと置いてありますけど、あんまりこうやってデカデカと置かれてる道場はないんじゃないかなと。

橋本 (佐々木)健介さんのところにも置いてありましたよ。

――あー、そうなんですね。で、改めて今日、正式に入団ということになりました。

橋本 会見しただけで、まだなにもしてないからなー。

――確かに。

橋本 これから練習とか一緒にさせていただいたら、スタートしたーっていうのが出てくるのかもしれないですけど、まだなにもしてないですからね。ホントになにもしてないですからね、まだ。

――なるほど。

橋本 ただ、少しなにか変わった気はしますね、いままでとちょっと。

――少し?

橋本 (3月末に)怪我してからずっと、試合はできていなかったですし。いまはそこから、試合ができるのが近くなったってことですよね、それだけ。 

――2カ月ぶりにマスコミの前に立つことになりました。取材陣の方の目線はどう感じましたか?

橋本 悪い感じはしないです。人を集めて、というのは嫌いじゃないですから。

――会見でもリングに上がっていましたけど、久々に上がった感触は?

橋本 やっぱりテンション上がりましたね!

――お、そうですか。

橋本 久々のマットの感触。さっき思わずバンプ(受け身)取っちゃいましたけど。この感触は忘れられないですね。好きですし。早く試合がしたいですね。

――よくIGFのリングはマットの硬さが硬いって言われるんですけど?

橋本 えー? 硬っちゃ硬いかもしれないですね。IGFのほうが大きいです。広いですね。

――あ、他よりも。

橋本 ええ。

――縁があってIGFにお世話になることになったわけですけど、会見では(父•橋本真也が立ち上げた)『真撃』を意識していたような発言がありました。

橋本 それを僕もやってみたいです。

――その頃は何歳でした?

橋本 11歳かな。(『真撃』は)5回くらいしかやってないんですよね、あれ。

――IGFのイメージは?

橋本 それは、もうちょっとして(時間が経って)から聞いてもらっていいですか? いまのイメージは…。

――大会数が少ないなー、とか(笑)。

橋本 その分、ひとつの試合に集中はできますよね。

――いまのところ、7/13福岡国際センター、8月の両国、10月13日の愛知県体育館、大晦日の両国、それ以外には北朝鮮大会も発表になっています。

橋本 どれも大箱ですよね。

――北朝鮮には大地選手の父親も出たことがありますよね。当時、何か聞いたことはありますか?

橋本 あんまり覚えてないなー。でも、いいところだって言っていたみたいですよ。その頃はいまと違っていたのかもしれないですね。いまはだって、リアルな話をしたら怖いじゃないですか。

――繰り返しになるかもしれないですけど、とりあえず、会見を終えてホッとはしました?

橋本 ホッとはできないですよ。試合を終えてからそういう気持ちになるんじゃないですかね。それはね、なんの試合でも。怪我してて、それが心配で、そのせいで試合ができなかったわけだから、試合を終えるまでは怖いですよね。

――今後の野望は?

橋本 そんなのわからない。全くイメージがつかめないです(苦笑)。まだスタート地点に立っただけで走り始めてないですからね。

【6月5日、IGF道場にて収録/聞き手◎“Show”大谷泰顕】

※次回はあのファイターが注目のあの話題を語ります。お楽しみに!