【キャッチ】
「どうやって小川直也を追い詰めるか、ですよ!」
【本文】
――『パキスタン•ジャパン友情の祭典』(4月27日、上野公園)の2日後、小川道場の祝勝会がありました。
澤田 はい。
――あの時はどんな心境であの場にいたんですか? 会場には自民党の国会議員や地元の有力者を含め、もの凄い数の方が集まってましたけど。
澤田 あれは純粋に小川道場というか、小川雄勢(小川直也の長男)は凄いなって。
――確かに高校生で全国優勝を果たしたとはいえ、まだ17歳の子どもの話ですからね。
澤田 僕が初めて会ったのは、小学校3年生とかそのくらいの時でしたけど、しばらく観ないうちにあんなになっていて。あの祝勝会では後ろのほうに小川道場の子どもたちが座っていたじゃないですか。
――ええ。澤田選手の挨拶の中では、彼らに向けた言葉もありました。
澤田 「君たちは幸せ者。小川道場であることに誇りを持ってくれ」って。
――言ってました、言ってました。
澤田 小川直也っていうのは、間違ったことは言わないですからね。
――“売名王”がそれを言うのは、意味深ですね。
澤田 いやいや、それはホントそう思うんですよ。プロレス界ではどう思われているのか知らないですよ。知らないけど、本音の部分ではそう思います。だから、率直に子どもたちのはそれを伝えたかったんですね。
――「僕は守れなかったから負けた。みんなは小川先生の言うことを守れ」って話してましたね。
澤田 実際、小川雄勢は結果を出したじゃないですか。小川道場も日本一になって(※昨年5月に開催された『全国少年柔道大会』にて悲願の初優勝を果たす)。
――凄いですよね、それはホントに。
澤田 ただ、ですね。
――お、そこでひと言あるわけですね!
澤田 確かに凄いかもしれないけれども、僕は一人のゲノムファイターとして闘う者としては、そういう小川直也だからこそ、そして師匠だからこそ、超えなければいけないわけですよ、僕は。
――ですね!
澤田 僕の中では一番思い入れがありますから。
――そういう思いがあるからこそ、引退を撤回した会見の中で、小川直也の名前を挙げたわけですけど、現実問題として、現時点の澤田敦士が相手では、対戦を受けない可能性のほうが高いと思うんです。
澤田 小川直也が?
――ええ。あくまで現時点の予想として考えた場合、すんなり受けるとは思えない。だから、そこでどうやって小川直也を追いつめるか、ですよ。
澤田 正直な話、いまはその考えはないです!
――ない!(笑)
澤田 だって小川直也は凄いんですから。凄いじゃないですか。
――凄いですよね。
澤田 だからこそ、追いつめたいですよね。
――思いだけは強くあるわけですね。
澤田 ありますね。
――そう考えると、ミノワマンといい、小川直也といい、“売名王”にはターゲットとする相手がたくさんいていいですよね。
澤田 よくないですよ(笑)。いや、そう考えればそうか。
――そう思いますよ。
澤田 小川直也は達観してるからなー。
――確かに、動かざること山の如しというか、そういう小川直也は動かしたくなりますね。
澤田 ですよね!
――“売名王”があの山をどう動かすのか。期待してます。
澤田 観ててください。僕は逃がしませんから(とニヤリ)。
【5月1日、IGF事務所にて収録/聞き手◎“Show”大谷泰顕】
※次回はあの男があの話題を激白! お楽しみに!
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