B.A.D. のコメント

wikiより「鶏肋」
本来はスープなどの材料であるが、一般に骨についている肉は美味いので、昔はしゃぶって食べる事もあった。しかし、肉は僅かしかついていないので、腹は満たされない。このことから「大して役に立たないが、捨てるには惜しいもの」を指して「鶏肋」というようになった。

演舞では
曹操は夕食の最中も鶏湯を食べながら、進退を思案していた。そこへ夜の伝達事項を聞きに夏侯惇がやってくる。曹操は夏侯惇を前にしても上の空で、碗の中の鶏がらを見ながら「鶏肋、鶏肋…」と呟く。意図も分からぬまま夏侯惇が全軍に「鶏肋」と伝達すると、楊修はそそくさと撤退の準備を始める。驚いた夏侯惇が理由を問うと「鶏肋はこれを食するに味無かれども、これを棄つるには惜しむべし。今、進むに勝つあたわず、退くに人の笑うを恐る。ここに在りても無益にして、早く帰るにしかず。」と鶏肋の解釈を披露した。夏侯惇は「公はまことに魏王の肺腑を知るなり」と感心して自分も撤退準備を始めた。曹操は、全軍が指図もないのに撤退準備をしていることに大いに驚き、楊修に対して「お前はどうして流言を広めて軍心を乱したのか」と激怒し、楊修を処刑させた。劉備に再び敗れた曹操は楊修の言葉を思い起こし、撤退を決断すると、楊修の遺体を丁重に葬った。

No.16 105ヶ月前

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