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語り処_2014.01.09:プログラム
1.ひとことオピニオン(今年こそ自民党に代わる受け皿を)
2.季節の話題(お正月も雑煮よりお汁粉)
3.ご質問を受けて(日本の安全保障に対する考え)
1.ひとことオピニオン
今年こそ自民党に代わる受け皿を

 皆さん、明けましておめでとうございます。
 昨年中も皆さんには大変お世話になりました。それにもかかわらず、なかなかよい結果を出すことができず、本当に責任を感じています。しかし、「申し訳ない、申し訳ない」と言って済む話ではありません。今年こそご期待に応えられる年にしなければならない、と決意を新たにしているところです。
 さて、一昨年末の安倍内閣の成立後、アベノミクスという言葉が独り歩きし、皆さんも何となく自分たちの生活がよくなるのではないかと期待されたのではないかと思います。確かに、株は上がりました、円は下がりました、そして一部の大企業は非常に大きな収益を上げました。
 しかし、国民の生活の実態はどうでしょうか。一部の大企業が儲けた利益は、安倍首相が言うように本当に皆さんに還元されたのでしょうか。新聞やテレビは、ボーナスが何年ぶりかで上がったと報じていますが、実際に上がったのはごく一部の大企業で、しかも正社員の人たちだけです。それ以外の大企業や中小・零細企業ではアベノミクスの恩恵を受けることはありませんでした。
 小泉内閣の時も同じように景気がよくなった、よくなったとアナウンスされましたが、以来10年間、国民所得はずっと下がり続けています。そして、安倍内閣のアベノミクスと言われる経済政策も、一部の大企業の一部の人たちの懐を潤したかもしれませんが、多くの国民の所得の増加にはつながりませんでした。
 そうした中で、安倍内閣は数に任せて、昨年の臨時国会では特定秘密保護法を強引に成立させました。原発再稼働も積極的に進め、総理自ら外国に原発の輸出セールスまで行っています。また雇用の問題では、今もすでに約4割が非正規雇用であるにもかかわらず、企業はコスト削減のため正社員にまで非正規枠を広げようとし、政府も率先して非正規雇用の拡大を推進していく方針です。
 さらに、決着は今年に持ち越されましたが、TPPも日本がアメリカの主張を飲むということになると、日本社会にかなりの混乱をもたらすのではないかと心配しています。そして4月には消費税増税があります。内政をみただけでも、これだけの問題が山積しているのです。
 一方