小沢一郎語り処_2021.05.28目次

1.ひとことオピニオン(コロナ禍で日本の民主主義の未熟さを考える
2.季節の話題(僕には夢がある
3.ご質問を受けて(脱炭素社会で日本がめざす方向


1. ひとことオピニオン
コロナ禍で日本の民主主義の未熟さを考える

安倍政権から菅政権になって8カ月、日本の政治はますます混迷しています。その象徴がコロナ対策です。最近のことで言えば、「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」で政権が迷走。発出基準や対象地域の選定が曖昧なうえ、両者の差異も不明確なため、飲食店事業者をはじめ多くの国民は戸惑いと憤りを隠せません。それに限らず、政府のコロナ対策は全てにおいて一貫性がなく、いい加減な対応でその場をしのぎ、なおかつその施策も徹底しないという中途半端さが目立ちます。

それに比べ米国は、ニューヨーク州のロックダウンなど、政治がそれなりに思い切った施策を講じ、一定の