たぬき のコメント

ある時代小説にこんな歌が出てきます。

死んだらば たかが一朱というだろう
生きていたらば 百(文)も貸すめえ

詳細は間違っているかもしれませんが、これを語った人物は、

「わずかな銭で死ななければならないのは貧乏人だ。
自分が生きるためには薄情にならざるえない。見殺しにせざるえない」

というようなことを語っていました。

おそらくですが、日本の若年層はこういった心情に共感するのではないでしょうか。
いくら最近の若者は、男は~と煽られたところで無い袖は触れません。
いちいち女性や幼児、老人などの弱者にかまうだけの時間も金銭的余裕もない。
仮にあったところで何かにつけ自分を非難する対象を、わざわざ助ける気が起こるかどうか?
ちょっと考えればわかりそうな話です。
いくら人道が~と大義名分を振りかざしても、相手が自分にそれを考慮するつもりがない上に、下手をすれば加害者に仕立て上げられる。
GUY FAWKESさんのおっしゃるように、これはもう無理です。

ただまあ、現状の困った状況の原因の一つは、
「男は殺せ、女は犯せ」
的なクラシックな助平根性が大きい気もしますが。
かといって、じゃあお金を持っている方々が若い愛人をたくさん作って子供も養って……となるか。
ならないところに問題があるんでしょうかねえ。

No.5 131ヶ月前

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