あけましておめでとうございます。それから、先にお詫びを。引用が多いこともあり、ものすごい長文になってしまいました。申し訳ありません。 3位にランクインしたドクター差別氏のブログをさっそく読んできました。最初のうちは混乱したのですが、エントリーを半年分ほど読んでいくと、彼の考え方がなんとなくわかるようになってきました。 ドクター差別氏は、自分こそが「真正のフェミニスト」であると言っているわけですが、それはどういう論理になっているかというと、 まず前提として、現状、女性の実力は男性に劣っているという認識があります。 >さて、スポーツにしろ、勝負事にしろ、学問にしろ、モノづくりにしろ、何しろ、女性が男性よりも勝っていることって、マジで、ありますかね? 私・ドクター差別には、どうも、思いつきません。もちろん、少数の優秀な女性は普通の男性よりも勝っているわけですが、「トップ」や「平均値」では、「女性が男性よりも勝っている」ということはない、のではないでしょうか?(2013/9/26 「えこひいき」は女性のためならず) しかし、アファーマティブアクションは単なる甘やかしにしかならず、女性の実力の向上を阻害する。 >もし女性が「男性に追いつき、追い越そう」と本気で思うのなら、「クオータ制」などという馬鹿げた方策をやめさせないといけません。こんな「数合わせ」には、反対しないといけません。甘やかされて、えこひいきされて、男性に追いつく、追い越せるわけがないのです。(2013/9/26 「えこひいき」は女性のためならず) > 女性を「子供扱い」して(犯罪から)保護する、女性を「えこひいき」して優先する、それが「女性のため」ですかね? もし、そう考えているとしたら、とんでもない「勘違い」です。保護すればするほど、優先すればするほど、(一人前の)大人から遠ざかる、男性(と対等の立場)から遠ざかる、というのが、なぜ、わからないのでしょう?(2013/12/1 女性は「子供」か? ) また、アファーマティブアクション的方策は女性を子ども扱いすることであり、女性差別でもある。 >そうそう、「子供扱い」される、「えこひいき」されるのを嫌う女性もいるでしょうね。それは、「(自己防衛意識のある)大人の女性」、本当に「実力のある女性」です。「大人の女性」にとって「子供扱い」されるなんて屈辱でしょうし、「えこひいき」なんぞあったら、自分の実力まで疑われてしまいますから。結局、「子供扱い」、「えこひいき」は、女性に対する「差別」でもあるわけですね。(2013/12/1 女性は「子供」か? ) そして、女性の実力向上を願い、アファーマティブアクションに反対する自分こそが、真のフェミニストであり、男女平等論者である。 >私・ドクター差別は、「真正フェミニスト」ですから、女性を馬鹿にした「クオータ制」に反対です。「女性を一段下に見るような方策」には反対です。近い将来、女性に、男性に追いつき、追い越せる「実力」を持っていただきたいからこそ、甘やかし、えこひいきに反対しているのです。(2013/9/26 「えこひいき」は女性のためならず) とまあ、こういう論理になっているわけです。 ドクター差別氏は2013年12月3日のエントリー(「本物」と「偽物 )でフェミニストを3種類、①真正フェミニスト、②擬似フェミニスト、③似非フェミニスト、に分類しているのですが、おそらく①が上記の考え方の人で、②がアファーマティブアクションを男女平等だと考えたり、女性優遇を喜んだりする人で、③は②に媚を売る人となるのだと思います。ドクター差別氏には兵頭さんが③に見えているはずです。 ちなみに、2013年9月25日のエントリー(フェミニストの提言)の注には、 >(注1)「フェミニスト」には、「真正フェミニスト」と「似非フェミニスト」の2種類ある。前者は「男女の性差を考慮しつつ、男女平等を進める者」であり、後者は「男性優位又は女性優位の観点から、結果の平等や女性優遇を進める者」である。私・ドクター差別は、もちろん、「真正フェミニスト」である。 と書かれています。3分類は比較的新しい概念のようです。 兵頭さんが引用されたドクター差別氏の反論における混乱は、ドクター差別氏本人が説明の無いまま「フェミニズム」「女性学」といった言葉を②に近い意味で使い、「フェミニスト(=男女平等論者)」という言葉を①の意味で使っていることから来ているのだと思います。 またドクター差別氏は、同エントリー(2013/12/11 コソコソ本を出し、コソコソ撮影し、コソコソ文句を言う)で >もしかして「兵頭何がし」が「フェミニスト」だから、「似非フェミニスト」だからなのでは? >「女性が嫌がるから」とか、「女性を恫喝するのは怪しからん」とまで言うのですから、まさに「フェミニスト」、いや、「似非フェミニスト」そのものです(苦笑) という言い方もしています。 無修飾の「フェミニスト」という言葉では彼の言う真正と似非の区別が付けられないので、かなり紛らわしいのですが、ドクター差別氏本人がこれらの言葉をかなりテキトーに使っていたり、その場その場の「俺定義」で使っているので、議論がやたらと混乱するのでしょう。 私も不勉強でして、兵頭さんのおっしゃる七十年代のレベルの「フェミニスト」の理解というのがわからないので、ドクター差別氏がそうなのかは、ちょっと判断がつきません。 (ちなみに私は「ジェンダーフリー」の意味もよくわかっていません。面目ない。だってwiki見てきたけど曖昧なうえグチャグチャなんだもん) 私のような自称女災派とドクター差別氏との違いがよく見て取れるのは、以下の引用でしょうか。 >なお、「男性差別」は、大きなものだけでも、「女性専用車両」、「えこひいき採用・登用」、「でっち上げ」の3つ、それ以外にも幾つもあります。(2013/12/11 コソコソ本を出し、コソコソ撮影し、コソコソ文句を言う) 私のような自称女災派が大きな問題だと考えるのは「自殺・労災死・ホームレス・戦死者は男性の方がはるかに多いこと」とか「男は加害者、女は被害者という偏見が極めて強いこと」などであり、「女性専用車両」は大きく見積もってもせいぜい中ボスなんですよね。ラスボスを倒すためにとりあえず中ボス撃破というのならまだ理解もできるのですが、ドクター差別氏の考えはそういうものでもない。 そんなドクター差別氏がたとえば「自殺するのは男が多い」という現象をどう考えているかというと、 (自殺は男性の方が多いですから、精神的には男性の方が弱いという読者の意見に対し) >男性は「責任」の重いことをやらされる、ということもあるのではないでしょうか?(2013/9/16 大人になりたくない女性たち のコメント欄2013/9/17(火) 午後 10:31) と書いています。正直言ってちょっと意外でした。 ではその自殺の男女差数を問題視しているのかというと、彼の2013年7月7日のエントリー(男女は違うからこそ「共生」できる )の、 >男性と女性では、基本的(=生物学的)に「役割」が違う、「向き不向き」が違う。だから、男女で、その「向き不向き」に応じて、「役割分担」をするのは当然である。大雑把に言えば、男性は「命がけの仕事」に向いている(注:まあ、外で働けば、程度の差こそあれ、何かしらの「身の危険」はある)、一方、女性は「子供を外敵から守り、育てる仕事」に向いている。男性は、大抵、命がけで仕事をする、と言うか、しなければならない。 という考え方からして、彼は「男の方が自殺が多いのは自然なことであり、問題ではない」とか思っていそうです。労災死や戦死については間違いなくそう思っているでしょう。 だからこそドクター差別氏が自殺や労災死の男女差数に言及することはほとんどありません。(私が読んだ限りはありませんでした。全く無いと言えないのは、彼のエントリーを全部読んだわけではないからです。だって量が多いんだもん) ドクター差別氏の活動のスタンスは2012年6月4日のエントリー(悪名は無名に勝る)がわかりやすいです。 >とくに、「女性専用車両」のような意見が分かれるものを扱えば、「悪名」が多くなるのは必定、それをイチイチ気にしていても始まりません。少しでも多くの支持者、ファンができれば、それでいいのです。 >そもそも、世の中は「目立ってナンボの世界」です。目立つことをしなければ、埋没してしまいます。主張も、そうです。「正論」を言うだけでは、当たり前過ぎて目立ちません、相手にされません。ところが、多くの人たち(=活動をする人たち)が、勘違いしています。「正論だから、いつか、世間もわかってくれるだろう」と信じて地道な活動を続けています。しかし、大抵は、「結局、誰からも相手にされない」という結末になるのです。 と、こういうことのようです。 ですが、弱音もぽろぽろと聞こえてきます。 >ところで、過去に「女性専用車両反対運動」に熱心だった人が、最近(ほとんど)活動していないのは、残念なことである。(2013/12/18 「女性専用車両」のおかげ? ) >「女性専用車両」に反対する人のなかには、「何年も女性専用車両に反対しているが(ほとんど)何も変わっていない。(団体の)会員も増えない。(活動を)やる意味があるのか?」などと(自嘲気味に)言う人がいます。(2013/7/16 マンネリが一番怖い ) >(団体の)会員が増えない? 逆に、減っている? それは、活動の「意義」の問題ではなく、団体の運営上の問題です。「工夫」をせず、「愚痴」を言い合うだけでは、会員が増えない、減ってしまうのは当然です。(同上) とはいえ、別の部分ではこうも言っていますが。 >(活動を)やる意味がない? いいえ、賛同者は、確実に、増えています。それは、このブログや動画のコメントを見れば明らかです。(2013/7/16 マンネリが一番怖い ) >活動をしていればいるほど、ここ2、3年の変化を敏感に感じるはずです。(2013/9/30 耳にタコができる話 ) 私は自称女災派ではありますが、兵頭さんにも一言苦言を呈させてください。ドクター差別氏はこちらの考えを理解出来ていない上、「兵頭何がし」だの、わざわざ「本」を買って確かめなくとも、だのと言っていますから、兵頭さんが腹を立てる気持ちはよくわかります。しかし、女性専用車両への乗り込みを一般女性へのテロというのはさすがに言い過ぎではないでしょうか。たいていの人は「テロ」と聞いたとき、もっとすさまじいことを思い浮かべると思うのです。ドクター差別氏の行動程度のものをテロというのは、適切ではないと思います。 さて、ドクター差別氏の話はこのくらいにして、 1位の喪女ブームは面白いですね。ムカつくタカビー女の萌え化がツンデレという様式美・テンプレへとたどり着いたように、喪女萌えもどこかにたどり着くのでしょうか。できれば果実を実らせてほしいものです。 私、ミソジニーという言葉も、正直言って実態がよくわからないんですよね。とりあえずムカツク男に貼り付けて叩くネタにするための言葉だということは見て取れるのですが。 キモオタという言葉も、女が厭う属性をぶちこむためのダストボックス兼サンドバッグというか、女が厭う属性の見本市会場みたいになっちゃってる感じがしますし。 「私はミソジニーな奴が嫌い」 「私が嫌いな奴はキモオタ」 「ゆえにミソジニー=キモオタ」 という女の三段論法が成立しちゃったんでしょうか。 その「キモオタ」がどんなに弱い立場の人間であろうとも、ミソジニーという言葉を貼り付けさえすれば、「弱者である女性を差別する強者男性であり、糾弾すべき差別主義者」という構図に落とし込むこともできますしね。 最後にもう一度お詫びを。こんな長文になってしまいました。申し訳ありません。
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兵頭新児の女災対策的随想
(ID:4423581)
あけましておめでとうございます。それから、先にお詫びを。引用が多いこともあり、ものすごい長文になってしまいました。申し訳ありません。
3位にランクインしたドクター差別氏のブログをさっそく読んできました。最初のうちは混乱したのですが、エントリーを半年分ほど読んでいくと、彼の考え方がなんとなくわかるようになってきました。
ドクター差別氏は、自分こそが「真正のフェミニスト」であると言っているわけですが、それはどういう論理になっているかというと、
まず前提として、現状、女性の実力は男性に劣っているという認識があります。
>さて、スポーツにしろ、勝負事にしろ、学問にしろ、モノづくりにしろ、何しろ、女性が男性よりも勝っていることって、マジで、ありますかね? 私・ドクター差別には、どうも、思いつきません。もちろん、少数の優秀な女性は普通の男性よりも勝っているわけですが、「トップ」や「平均値」では、「女性が男性よりも勝っている」ということはない、のではないでしょうか?(2013/9/26 「えこひいき」は女性のためならず)
しかし、アファーマティブアクションは単なる甘やかしにしかならず、女性の実力の向上を阻害する。
>もし女性が「男性に追いつき、追い越そう」と本気で思うのなら、「クオータ制」などという馬鹿げた方策をやめさせないといけません。こんな「数合わせ」には、反対しないといけません。甘やかされて、えこひいきされて、男性に追いつく、追い越せるわけがないのです。(2013/9/26 「えこひいき」は女性のためならず)
> 女性を「子供扱い」して(犯罪から)保護する、女性を「えこひいき」して優先する、それが「女性のため」ですかね? もし、そう考えているとしたら、とんでもない「勘違い」です。保護すればするほど、優先すればするほど、(一人前の)大人から遠ざかる、男性(と対等の立場)から遠ざかる、というのが、なぜ、わからないのでしょう?(2013/12/1 女性は「子供」か? )
また、アファーマティブアクション的方策は女性を子ども扱いすることであり、女性差別でもある。
>そうそう、「子供扱い」される、「えこひいき」されるのを嫌う女性もいるでしょうね。それは、「(自己防衛意識のある)大人の女性」、本当に「実力のある女性」です。「大人の女性」にとって「子供扱い」されるなんて屈辱でしょうし、「えこひいき」なんぞあったら、自分の実力まで疑われてしまいますから。結局、「子供扱い」、「えこひいき」は、女性に対する「差別」でもあるわけですね。(2013/12/1 女性は「子供」か? )
そして、女性の実力向上を願い、アファーマティブアクションに反対する自分こそが、真のフェミニストであり、男女平等論者である。
>私・ドクター差別は、「真正フェミニスト」ですから、女性を馬鹿にした「クオータ制」に反対です。「女性を一段下に見るような方策」には反対です。近い将来、女性に、男性に追いつき、追い越せる「実力」を持っていただきたいからこそ、甘やかし、えこひいきに反対しているのです。(2013/9/26 「えこひいき」は女性のためならず)
とまあ、こういう論理になっているわけです。
ドクター差別氏は2013年12月3日のエントリー(「本物」と「偽物 )でフェミニストを3種類、①真正フェミニスト、②擬似フェミニスト、③似非フェミニスト、に分類しているのですが、おそらく①が上記の考え方の人で、②がアファーマティブアクションを男女平等だと考えたり、女性優遇を喜んだりする人で、③は②に媚を売る人となるのだと思います。ドクター差別氏には兵頭さんが③に見えているはずです。
ちなみに、2013年9月25日のエントリー(フェミニストの提言)の注には、
>(注1)「フェミニスト」には、「真正フェミニスト」と「似非フェミニスト」の2種類ある。前者は「男女の性差を考慮しつつ、男女平等を進める者」であり、後者は「男性優位又は女性優位の観点から、結果の平等や女性優遇を進める者」である。私・ドクター差別は、もちろん、「真正フェミニスト」である。
と書かれています。3分類は比較的新しい概念のようです。
兵頭さんが引用されたドクター差別氏の反論における混乱は、ドクター差別氏本人が説明の無いまま「フェミニズム」「女性学」といった言葉を②に近い意味で使い、「フェミニスト(=男女平等論者)」という言葉を①の意味で使っていることから来ているのだと思います。
またドクター差別氏は、同エントリー(2013/12/11 コソコソ本を出し、コソコソ撮影し、コソコソ文句を言う)で
>もしかして「兵頭何がし」が「フェミニスト」だから、「似非フェミニスト」だからなのでは?
>「女性が嫌がるから」とか、「女性を恫喝するのは怪しからん」とまで言うのですから、まさに「フェミニスト」、いや、「似非フェミニスト」そのものです(苦笑)
という言い方もしています。
無修飾の「フェミニスト」という言葉では彼の言う真正と似非の区別が付けられないので、かなり紛らわしいのですが、ドクター差別氏本人がこれらの言葉をかなりテキトーに使っていたり、その場その場の「俺定義」で使っているので、議論がやたらと混乱するのでしょう。
私も不勉強でして、兵頭さんのおっしゃる七十年代のレベルの「フェミニスト」の理解というのがわからないので、ドクター差別氏がそうなのかは、ちょっと判断がつきません。
(ちなみに私は「ジェンダーフリー」の意味もよくわかっていません。面目ない。だってwiki見てきたけど曖昧なうえグチャグチャなんだもん)
私のような自称女災派とドクター差別氏との違いがよく見て取れるのは、以下の引用でしょうか。
>なお、「男性差別」は、大きなものだけでも、「女性専用車両」、「えこひいき採用・登用」、「でっち上げ」の3つ、それ以外にも幾つもあります。(2013/12/11 コソコソ本を出し、コソコソ撮影し、コソコソ文句を言う)
私のような自称女災派が大きな問題だと考えるのは「自殺・労災死・ホームレス・戦死者は男性の方がはるかに多いこと」とか「男は加害者、女は被害者という偏見が極めて強いこと」などであり、「女性専用車両」は大きく見積もってもせいぜい中ボスなんですよね。ラスボスを倒すためにとりあえず中ボス撃破というのならまだ理解もできるのですが、ドクター差別氏の考えはそういうものでもない。
そんなドクター差別氏がたとえば「自殺するのは男が多い」という現象をどう考えているかというと、
(自殺は男性の方が多いですから、精神的には男性の方が弱いという読者の意見に対し)
>男性は「責任」の重いことをやらされる、ということもあるのではないでしょうか?(2013/9/16 大人になりたくない女性たち のコメント欄2013/9/17(火) 午後 10:31)
と書いています。正直言ってちょっと意外でした。
ではその自殺の男女差数を問題視しているのかというと、彼の2013年7月7日のエントリー(男女は違うからこそ「共生」できる )の、
>男性と女性では、基本的(=生物学的)に「役割」が違う、「向き不向き」が違う。だから、男女で、その「向き不向き」に応じて、「役割分担」をするのは当然である。大雑把に言えば、男性は「命がけの仕事」に向いている(注:まあ、外で働けば、程度の差こそあれ、何かしらの「身の危険」はある)、一方、女性は「子供を外敵から守り、育てる仕事」に向いている。男性は、大抵、命がけで仕事をする、と言うか、しなければならない。
という考え方からして、彼は「男の方が自殺が多いのは自然なことであり、問題ではない」とか思っていそうです。労災死や戦死については間違いなくそう思っているでしょう。
だからこそドクター差別氏が自殺や労災死の男女差数に言及することはほとんどありません。(私が読んだ限りはありませんでした。全く無いと言えないのは、彼のエントリーを全部読んだわけではないからです。だって量が多いんだもん)
ドクター差別氏の活動のスタンスは2012年6月4日のエントリー(悪名は無名に勝る)がわかりやすいです。
>とくに、「女性専用車両」のような意見が分かれるものを扱えば、「悪名」が多くなるのは必定、それをイチイチ気にしていても始まりません。少しでも多くの支持者、ファンができれば、それでいいのです。
>そもそも、世の中は「目立ってナンボの世界」です。目立つことをしなければ、埋没してしまいます。主張も、そうです。「正論」を言うだけでは、当たり前過ぎて目立ちません、相手にされません。ところが、多くの人たち(=活動をする人たち)が、勘違いしています。「正論だから、いつか、世間もわかってくれるだろう」と信じて地道な活動を続けています。しかし、大抵は、「結局、誰からも相手にされない」という結末になるのです。
と、こういうことのようです。
ですが、弱音もぽろぽろと聞こえてきます。
>ところで、過去に「女性専用車両反対運動」に熱心だった人が、最近(ほとんど)活動していないのは、残念なことである。(2013/12/18 「女性専用車両」のおかげ? )
>「女性専用車両」に反対する人のなかには、「何年も女性専用車両に反対しているが(ほとんど)何も変わっていない。(団体の)会員も増えない。(活動を)やる意味があるのか?」などと(自嘲気味に)言う人がいます。(2013/7/16 マンネリが一番怖い )
>(団体の)会員が増えない? 逆に、減っている? それは、活動の「意義」の問題ではなく、団体の運営上の問題です。「工夫」をせず、「愚痴」を言い合うだけでは、会員が増えない、減ってしまうのは当然です。(同上)
とはいえ、別の部分ではこうも言っていますが。
>(活動を)やる意味がない? いいえ、賛同者は、確実に、増えています。それは、このブログや動画のコメントを見れば明らかです。(2013/7/16 マンネリが一番怖い )
>活動をしていればいるほど、ここ2、3年の変化を敏感に感じるはずです。(2013/9/30 耳にタコができる話 )
私は自称女災派ではありますが、兵頭さんにも一言苦言を呈させてください。ドクター差別氏はこちらの考えを理解出来ていない上、「兵頭何がし」だの、わざわざ「本」を買って確かめなくとも、だのと言っていますから、兵頭さんが腹を立てる気持ちはよくわかります。しかし、女性専用車両への乗り込みを一般女性へのテロというのはさすがに言い過ぎではないでしょうか。たいていの人は「テロ」と聞いたとき、もっとすさまじいことを思い浮かべると思うのです。ドクター差別氏の行動程度のものをテロというのは、適切ではないと思います。
さて、ドクター差別氏の話はこのくらいにして、
1位の喪女ブームは面白いですね。ムカつくタカビー女の萌え化がツンデレという様式美・テンプレへとたどり着いたように、喪女萌えもどこかにたどり着くのでしょうか。できれば果実を実らせてほしいものです。
私、ミソジニーという言葉も、正直言って実態がよくわからないんですよね。とりあえずムカツク男に貼り付けて叩くネタにするための言葉だということは見て取れるのですが。
キモオタという言葉も、女が厭う属性をぶちこむためのダストボックス兼サンドバッグというか、女が厭う属性の見本市会場みたいになっちゃってる感じがしますし。
「私はミソジニーな奴が嫌い」
「私が嫌いな奴はキモオタ」
「ゆえにミソジニー=キモオタ」
という女の三段論法が成立しちゃったんでしょうか。
その「キモオタ」がどんなに弱い立場の人間であろうとも、ミソジニーという言葉を貼り付けさえすれば、「弱者である女性を差別する強者男性であり、糾弾すべき差別主義者」という構図に落とし込むこともできますしね。
最後にもう一度お詫びを。こんな長文になってしまいました。申し訳ありません。